4月10日の記事から。【新聞販売店で入手した留守宅情報を基に空き巣に入ったとして、警視庁池上署は窃盗の疑いで、東京都大田区東六郷の毎日新聞配達員、斉藤巧光(39)、同区山王の無職、斉藤誠(38)と住所不定の無職、池田貴幸(33)の3容疑者を逮捕した。同署によると、3人はいずれも容疑を認め、「遊ぶ金ほしさにやった」などと供述。ほかにも十数件の犯行に関わった可能性があるという。
逮捕容疑は3月11~14日、同区仲六郷の男性(66)方に侵入し、現金約6万円を盗んだとしている。同署によると、巧光容疑者が新聞配達の際、「留守にするので新聞を止めてほしい」と言われた住宅などの情報を、ほかの2人に連絡。2人が空き巣に入っていたという。】
昨今は警察官の犯罪が多発しており、罪名も窃盗、暴行、強制わいせつに横領、恐喝、賭博などなど、警察官の質の低下というにはあまりにひどすぎる。ことわざにある「盗っ人を捕らえてみればわが子なり」とはこのことか。昔はよく大人たちから「悪いことをするとお巡りさんが捕まえに来るよ」と諭されたものだが、そのお巡りさんがこのありさまでは、だれがどんな犯罪をやらかしても驚くことはない。
私も留守にするときはその期間だけ新聞の配達を止めるというのは昔からやっていた。新聞受けにたくさんたまっていたら、この家は留守だということを知らせているようなもので物騒だと思うからだが、考えてみれば新聞配達人だって良い人もいれば、悪い人もいると思うべきだろう。今は、マンションの玄関はオートロックだし、廊下側の窓には格子がはまっているから破られる心配はないが…。
昔は、新聞配達をする人は苦学生と相場が決まっていたが、今はそうとは限らないようである。これまでも新聞配達人が重大事件を起こした例もあるし、これと似たような事件に、救急車で搬送された一人暮らしの患者の家に、空き巣に入った救急隊員の話を聞いたこともある。搬送した隊員なら確実に留守だと分かるし、鍵をかけずに搬送されたらどうしようもない。私も、もし救急車で運ばれるようなことになったとき、鍵をかけるひまがなかったら…、なんて考えることがある。意識があれば鍵をかけてくれるよう頼むこともできるが、救急隊員は後々の防犯まで考えてはくれないだろう。
過疎地に行くと、家に鍵をかけるなどという習慣がないというところもあるようだが、私など考えられないことである。もはや、どんな場合でも人と人との信頼関係など有り得ないのか、「人を見たら泥棒と思え」ということだろうか。今の世にぴったりのことばのように思えてわびしくなる。
ところが交番では何処も鍵が掛っていません。
声を掛けても返事がありません。
セキュリティはどうなっているのでしょいか。
交番に押し入る泥棒はいないということか。
確かに交番は鍵がかかっていませんよね。
もっとも盗られるものがないのかもしれませんが、何かあって交番に行っても留守ではこまります。
本署への電話があってご用に方は電話してくださいとあります。昨今は警察もあてになりません。