継続の法則 自助努力のススメ 公認会計士 内藤勝浩のブログ

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新型コロナウィルスで考えたこと【23】-生きるということ-

2020-05-15 09:56:36 | 新型コロナウィルス

生きるというのは、どういうことなのでしょうか。
私は、「人間の本質は霊であり、霊が肉体に宿ってこの世に生まれてきている。この世に生まれて、いろいろな経験をして、霊として人間性を高めていくことが、生きることの意味なのだ。」という考え方を信じています。
このような考え方を信じなくても、自分の人生や他人の人生を見れば、この世において、人はいろいろな経験をし、いろいろな思いを抱き、いろいろな行いをする、ということは分かると思います。
このようなことを通して、人間が形成されていくということだと思うのです。
ところで、自分の人生において、人生の目的・目標、天職、使命、夢といったものを持つことができる方は少ないのではないかと思います。
また、その人生の目的・目標、天職、使命、夢といったものによって、収入を得て生活していけているという方はもっと少ないかもしれません。
私もかつては自分の人生の目標というものを見つけることができませんでした。
それを見つけたのは、31歳のときです。
当時、私は地方銀行に勤務していました。
私が30歳のとき、銀行が、中企業診断士の資格を取るために、中小企業大学校というところに出向させてくれたのです。
なんとか資格を取得した後、営業店に配属されます。
しかし、弱いのに、お酒を飲み過ぎ、不摂生な生活から体調を崩し、出社したくないと思う日が多くなっていました。
ある日の朝、出社前に、ある本を読んでいた時のことです。
突然、「企業育成」という言葉が頭に浮かんで来たのです。
なぜか、この「企業育成」という言葉で、身体の中から元気が出るような熱いものが込み上げてきて、その日は出社することができました。
そして、少しずつですが、身体も回復していったのです。
「企業育成」という言葉は頭に残っていたのですが、営業店では、実行するのは難しく、時間が過ぎていきました。
そのようなときに、私に、本部への転勤の辞令が発令されたのです。
ただ当時は、現在と違い、本部にも「企業育成」を実施するような部署はありませんでした。
それでも、私は、地域の金融機関として、「企業育成」に取り組むべきだということを機会がある度に訴えてみることにしました。
多くの方は、若輩者が何を言うかという感じで見ていたと思います。
そのような中、私の周囲で二つのことが起こります。
一つは、勤務していた地方銀行が関連会社としてベンチャーキャピタルを設立することになったのです。
私は、設立メンバーとして、社長になる方と二人で出向することになったのです。
このベンチャーキャピタルは、地方銀行の中では、設立が遅かったと思いますが、他の地方銀行のベンチャーキャピタルがなくなってしまう中、今でも活躍をしているようです。
正直、うれしいです。
もう一つは、本部で私の上司の方が、中小企業診断士の資格を取得してくれたことです。
しかも、資格の内容を見て、これは銀行員にとって必要な知識だということで、他の方にも中小企業診断士の資格取得を勧めるようになったのです。
この方は、上記のベンチャーキャピタルの初代の社長です。私と一緒に出向した方です。
この方は、その後、銀行の役員を務め、銀行退職後は、関連会社の社長を務めました。
普通ここまでやると退職後は悠々自適な生活を送りたくなるものですが、この方は違いました。
なんと勉強して税理士の資格を取得したのです。
現在は、税理士・中小企業診断士として開業し、大分県の中小企業診断士協会の会長をされています。
簡単に出来上がってしまわないのがすごい。まだ、成長しています。
この方が会長になって地域の金融機関や行政との業務提携が進み、中小企業診断士が活躍する機会が増えました。
それは、地域の中小企業へのアドバイスの機会が増えたということです。
まさに、「企業育成」を担ってくれているのです。
この方は、生涯現役を目指して、まだまだ発展し続けるのではないかと思います。
どうせなら国家財政支援のため、年金を放棄するぐらいまでやってもらいたいものです。
一方、私は、この方よりも先に営業店に戻りましたが、2年ほどして、また、本部に戻されました。
今度は、「企業再生」を担当する部署です。
その後、ベンチャーキャピタルに再び出向し、
「企業再生」を担当しましたが、地方銀行に勤務したまま、自分が考えている「企業育成」をやるのに限界を感じたため、思い切って退職することにしました。
そして、公認会計士の資格を取得し、税理士の登録をしました。
その後、いろいろな業務をしながら、社会保険労務士、システム監査技術者の試験にパスしましたが、「企業育成」という人生の目標については停滞しています。
今は、母の介護と自分の病気の治療をしながら、少しずつできることをしている毎日です。
でも、あきらめていません。必ずチャレンジするつもりです。
今、世の中、新型コロナウィルスで、たいへんな苦境にあります。
でも、そんなときだからこそ、人生の目的・目標、天職、使命、夢といったものを考えて、トライしてみてはどうかと思うのです。

自分の目標に向かって、正しい方向で努力を継続している皆さん、未来はあなたがたの手の中にあります。
この苦境は必ず終わります。
「希望」を捨てないでください。
皆さん方が、多くの方に良い影響を与え、世の中を元気づけたり、世の中の発展、繁栄に貢献したりするような明確なビジョンを描き続けてください。
その思いは必ず実現します。
私もそうします。
がんばれ!
58歳のオッサン公認会計士でした。
では、また。