継続の法則 自助努力のススメ 公認会計士 内藤勝浩のブログ

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「お金とは何か」ということを「お金の働き」から説明すると・・・ あか~ん チン No24

2023-03-31 23:09:22 | 会計

 「会計とは、対象を、貨幣単位を使って表現する手法です。」との私の考え方を述べました。
 貨幣単位、つまり、お金の単位で表現するということですが、お金って、何でしょうか。
 「お金はお金で、分かり切ったことだ」と言われそうですが、ここでは、少し深く考えてみることにします。
 〔日本の円(えん)を前提にします。〕
 「お金とは何か」を説明するのに、「お金の働き、つまり、お金の機能」を考察することで説明するという方法があります。
 お金は、次の3つの機能があるといわれます。

1. 価値の表示機能
2. 価値の交換機能
3. 価値の貯蔵機能

 まず、価値の表示機能です。
 これは、価値の尺度機能とも言われます。
 具体的な価値を貨幣数値で表す機能です。
 例えば、アジ1尾200円、キャベツ1玉150円、カップヌードル1カップ160円等のように、モノやサービスの値段という形で表示されます。
 次は、価値の交換機能です。
 これは、支払機能や決済機能とも言われます。
 例えば、私たちは、アジとキャベツを直接交換するのではなく、紙幣や硬貨等を使って、交換(購入)します。
 最後に、価値の貯蔵機能です。
 これは、価値の保存機能とも言われます。
 アジやキャベツは、保存しておくと腐ってしまいますが、アジやキャベツを紙幣や硬貨等として持っておくと腐りません。
 つまり、価値を貯蔵することができるということです。
 これらの3つの機能に加えて、広範性という性質が必要になると考えます。
 広範性とは、広く使われるということです。
 円の場合、日本国内という場所だけでなく、決算書類、税務申告書等の書類においても使われます。
 この広範性という性質が、ポイント等との違いと言えると考えます。
 これらを基に、お金を定義すると「価値の表示機能、価値の交換機能、価値の貯蔵機能を持ち、広範性を備えたモノ、基準、仕組みである」となると考えます。



 紙幣や硬貨等は、機能や性質を実現するための道具となると考えます。
 例えば、長さの表示として、メートルがあります。
 それを測る具体的な道具として、30センチメートルの定や2メートルのメジャー等があります。
 同様に、お金の価値の交換機能を実現する道具として、1万円札や500円硬貨等があると考えられるのです。
 「お金」は、上記のように定義できると考えますが、実際には、「お金」という言葉は、多くの使われ方がされています。
 日常では、紙幣や硬貨を、お金と呼びます。
 また、預金も、預金通貨として、お金に含めて扱ったりしています。
 これは、間違いではないと考えます。
 「お金」については、考え出すと、議論は尽きないものとなります。
 でも、「お金」について、認識を深めることは、生活上でも、ビジネス上でも、たいへん重要なことだと思います。
 次回以降も、「お金」について、私の考え方を述べてみたいと思います。


「判断の基準」と「行動の基準」を持っていますか。

2023-03-25 08:49:34 | 継続の法則



 個人、一人の人間としての「思い」と「行い」の基準、「私は、どういうふうに判断し、どういうふうに行動する」という拠り所となる基準を持っていますか、という意味です。
 例えば、個人としては、「嘘をつかない、誤魔化さない、騙さない」という基準を持っていたとします。
 でも、会社で営業をしていると、これに、反してしまうようなことをしなければならないような場面に出くわすことがあります。
 私は、以前、地方銀行に勤務していましたが、こういう場面に何回も出くわしました。
 「会社が推進する営業のやり方は、良くないのではないか」という疑問に何度も出くわしました。
 仕方なくやってしまったこともありますし、やらなかったこともあります。
 明確な基準を設けていくことは大切なことだと思います。
 上記の「嘘をつかない、誤魔化さない、騙さない」といった具体的なものでなくても、「情報を集める、頼りになる複数の人の意見を聞く、それらを基に熟考する、最終的には、理由も含めて結論を導き出す」という方法でも良いと思うのです。
 私は、割と悩むというか、考える方だと思います。
 最近、といっても、1年以上前だと思いますが、新型コロナワクチンを接種するかどうかは迷いました。
 情報を集めて、頼りになる複数の人の考え(情報)を収集し、熟考しました。最終的に結論は出ませんでしたので、秘儀、というか、得意技を使いました。
 人生は、小さなことから大きなことまで、判断・行動の連続ではないかと思うのです。
 そのときに、自分は、このように判断し、行動するのだという基準を持っていると、より良き人生になるのではないかと思うのです。
 基準は、知識の修得や経験等で変わることもあります。 
 それでも、OKだと思います。
 
 そんなことを考えている私の3月17日から24日までの365日継続記録表と365日勝敗表です。




 季節の変わり目です。
 毎年、この時期に体調が悪くなり、虚しさを感じて、やる気もでなくなります。
 そのようなときでも、「着実に一歩を進める」という思いで、毎日の日課、しようと思っていた勉強、家事等を少しでも、実行するようにしています。
 これも、「判断の基準」「行動の基準」だと考えています。




 散歩の途中で、美しい鳴き声がするので、声の方向を見ていると小鳥を見付けました。
 名前は、分かりませんが(ジョウビタキのように見えますが、鳴き声は違ったような気もします)、美しい鳴き声をありがとう。
 気持ちが和やらぎました。
 ありがとうね。

 正しい目標に向かって、正しい方向で努力を継続している皆さん。
 未来はあなた方の手の中にあります。
 日本も、世界も、たいへんな苦境にあります。
 (多くの人が苦境と分かっていないことが、一番の問題かもしれませんが・・・)
 皆さんの努力が必ず報われて、日本が、世界が、良い方向へと向かいますように。
 皆さんに、神さま仏さまのご加護がありますように。
 61歳のオッサン公認会計士でした。
 では、また。


「難しいとは分かっていても、母には、何とか復活してもらいたい」という思いで介護を続けています。 オッサン公認会計士の介護ITCJ【29】

2023-03-22 08:20:21 | 介護



 今から11年前の平成24年3月21日に父が、帰天しました。
 父の介護で、母は、腰を痛めてしまい、そこから私の母の介護が始まりました。
 その当時は、自分で歩くことができていたのですが、少しずつ状況は悪化して、今は、一人で立ち上がることも難しくなっています。
 天国に帰るまで、できる限り自宅で過ごさせてあげたいと思っています。
 母も自宅で過ごすことを望んでいるようです。
 「なぜ、そこまでするのか」と言われそうです。
 それは、母が父と二人で、私をこの世に送り出してくれたからです。
 そして、私は、この世で、たいへん貴重な経験をして、大切な認識を得たと考えています。
 その恩をお返しするようなものです。
 でも、私は、「難しいとは分かっていても、母には、何とか自らの力で歩けるようになってもらいたい。復活してもらいたい。」という思いで、介護、機能訓練、家事等を続けています。
 いつまで、どこまで、できるかは分かりませんが・・・。
 肉体的にも、精神的にも、かなりきついので。


 もうお一人、復活していただきたい方がいます。

 その方は、私の人生の師というような方です。
 もし、その方の言葉や教えに出会うことがなければ、私は、今頃、ひねくれたジジイであったと思います。
 どうか、復活してください。
 おそらく多くの方が私と同じように復活されるのを願っていると思います。

 願いが届くといいのですが・・・。




 母が、庭に植えた小さな花が今年も咲いてくれました。
 ありがとうね。
 時間ができれば、プランター等に植え替えて、増やしていきたいと思います。

 介護をしている方、介護について迷われている方、将来、介護の不安のある方等など、何かの参考になれば幸いです。
 たいへんな時代に、介護をするのも大変です。
 皆様に、神さま仏さまのご加護がありますように。
 61歳のオッサン公認会計士でした。
 では、また。


「学ぶ姿勢」を持っていますか。

2023-03-17 14:47:33 | 継続の法則



 若い頃は、この「学ぶ姿勢」が、私にはありませんでした。
 「もっと、勉強しておけば、良かった」と、後悔の連続でした。
 今は、今までしてきた後悔も学びのひとつであると考えるようにしています。
 そして、「学ぶ姿勢」を維持するように努力しています。
 私の今までの人生での「後悔」に関係してくる、持っていた方と思う一つが「学ぶ姿勢」です。
 もう一つ上げるとすれば、「経歴、人間関係、知識、経験、実力等が、簡単に、短時間で、手に入ると考えず、時間をかけてでも、少しずつ少しずつ努力して獲得していこうとする姿勢」です。
 長いですが、これは大切なことだと思います。
 私の過去の人生において、簡単に、短時間で、手に入れようとする姿勢があったと思います。
 今も、ときどき、このことを自分に言い聞かせながら、努力を継続しているつもりです。
 そんな私の3月9日から16日までの365日継続記録表と365日勝敗表です。




 なんとか白星(勝ち)を続けることができています。




 春が近づいて、近くに花が咲くのが目立つようになりました。
 私の庭にある小さな花に目が留まりました。
 小さくても、頑張っているような気がします。
 少し元気がでたような気がします。
 ありがとう。

 正しい目標に向かって、正しい方向で努力を継続している皆さん。
 未来はあなた方の手の中にあります。
 日本も世界も厳しい方向へズルズルと向かっているようです。
 でも、諦めないでください。
 皆さんが、日本を世界を照らす光となって、良い方向へと引っ張っていってください。
 微力ながら、オッサンも頑張り続けます。
 61歳のオッサン公認会計士でした。
 では、また。


利益とは事業を存続させるための費用である    あか~ん チンNo23

2023-03-13 08:57:46 | 会計



 利益とは、何かという話です。
 利益を説明するのに、いろいろな考え方があります。
 「利益とは事業を存続させるための費用である」というのは、それらの考え方の一つです。
 この「利益とは事業を存続させるための費用である」という考え方に初めて出会ったのは、一倉定(いちくらさだむ)さんという方の書籍「一倉定の経営心得」(日本経営合理化協会出版局)だったと思います。
 その他にも、このような考え方をされている方もいるようです。
 私は、この「利益とは事業を存続させるための費用である」との考え方を支持しています。
 この「利益とは事業を存続させるための費用である」という考え方は、次の二つの点で優れていると思います。
 一つ目は、企業の経営者に対して、「利益は事業を存続させるために必要なものである」ということを強く認識させるという点です。
 「企業の経営者なら、当たり前のことじゃないの?」と言われそうです。
 残念ながら、私が、地方銀行勤務時や退職後に経営のアドバイスをしていた時に関わった多くの中小企業の経営者は、そのような認識がないように見えました。
 「利益を上げるよりも、法人税等を低く抑えることに注力している。」
「数字のことは、税理士に任せている。」
「頑張って努力しても、利益なんて上がらない。」
「銀行が融資してくれれば、事業は存続できる。」 等
 このような考え方をしている中小企業の経営者が多かったと思います。
 利益を上げることに対する世間の認識が、悪いことのように思われている考え方があることも、このような中小企業の経営者の認識に影響を与えるかもしれません。
 いずれにしても、企業を良くするためには、まず、利益に対する認識を変える必要があると思うのです。
 二つ目は、「利益とは事業を存続させるための費用である」と考えることで、利益の金額を、最初に、直接、計算することができるということです。
 このブログの「No7 表現の型②」で説明しましたが、通常、利益は差額として計算されます。
 収益(売上)から費用を引いたものが利益です。
 経営計画等を作成する場合、まず、収益(売上)と費用を予想し、その差額として、利益を計算する方もいます。
 しかし、「利益とは事業を存続させるための費用である」という考え方では、まず、利益を計算し、それに、費用を加えたものが、収益(売上)となります。
 利益を直接計算する方法は、いくつか考えられます。
 ひとつの考え方として、銀行に対する借入金の年間の約定返済額と設備投資予定額の合計額が、利益に減価償却費を加えて金額(償却前利益といいます)以内になるように、利益金額を計算するというものです。
 銀行や中小企業の経営計画を立案するアドバイザー等が使っている考え方です。
 (もちろん、一回でビシッと決定する訳ではなく、利益から費用、収益(売上)へ、逆に、収益(売上)、費用から利益へを何回も繰り返して経営計画は立案されるのですが・・・)
 利益金額の計算方法は、その他にもあります。
 どれが正しいかは、一概には言えません。
 大切なことは、「利益とは事業を存続させるための費用である」と認識して、利益から経営を組み立てることだと考えます。
 この「利益とは事業を存続させるための費用である」との考え方を基に、まず、利益を計算して、利益計算書を作成すると、こんな感じになると考えます。




 会計に関連した私の考えについて、書こうと思います。
で きるだけ分かり易く書きたいのですが、難しくなるときもあるかもしれません。
 会計は分からないけど興味がある方、会計を勉強したいと思っている方、会計に携わっている方、何かのご縁で私のブログを読んでいただいた皆様のお役に立てれば幸いです。
 皆様に、神さま仏さまのご加護がありますように。
 61歳のオッサン公認会計士でした。
 では、また。