継続の法則 自助努力のススメ 公認会計士 内藤勝浩のブログ

目標、正しい理想に向かってコツコツ自助努力を継続する人を応援するブログ

新型コロナウィルスで考えたこと【42】-年金②-

2020-09-18 08:42:14 | 新型コロナウィルス

前回の続きです。

あるべき年金の姿を考えてみました。

積立方式にして、支払う保険料、受取り時期、受取り金額等を自分で設定できる制度とします。

また、企業が保険料の負担をするかどうか、いくら負担するかは、企業が選択できるものとします。

さらに、現在のように、直接保険料を負担していない方、負担しているかどうか分からない方が給付を受けられるような仕組みはなくすべきです。

このようにすれば、もらう年金は、基本的に自助です。

他に年金として給付する必要があるならば、それは、自助分の資金は使わずに、給付ごとに、共助、公助を明確にします。

共助は、原則、寄付で賄います。共助で賄う給付に、寄付が少ないということは、国民が豊かでなく余裕がない、その給付そのものに賛同していない等の理由があります。国民を豊かにして、共助の給付に賛同が得られるようにするのは政治家、官の仕事です。

公助の部分は極力少なくします。

国民の力を信じて、国民の自助努力に任せてください。

このようにすれば、税金の投入をかなり少なくすることができます。

消費税等の減税も可能となります。

問題は、あるべき姿にどのように移行するかです。

「えい、やぁーと今日からやります」という訳にはいきません。移行期間が必要です。

また、移行方法も工夫が必要です。全員一律ではなく、いくつかの選択肢を提供する必要があります。

大切なことは、問題を先送りにして、現行の制度を守り抜くことではなく、あるべき姿を示すことだと考えます。

でも、残念ながら現在の政党の多くは、現行の年金制度維持派ですので、明治維新でも起こらないかぎり、無理なのかもしれません。

私のできることは、せいぜい、このブログで訴えることです。

令和維新の志士たち、出て来てくれ~っ!

1票入れるから。

 

何かの目標に向かってコツコツと正しい方向で努力を継続している皆さん。

未来はあなたがたの手の中にあります。

この苦境はかならず終わります。

今日できる努力を着実に積み重ねてください。

がんばれ、あきらめるな。

59歳のオッサン公認会計士でした。

では、また。


新型コロナウィルスで考えたこと【41】-年金①-

2020-09-17 15:13:09 | 新型コロナウィルス

前回、「税と社会保障の一体改革」、すなわち、「社会保障に関する徴収と給付の改革」について述べました。

今回は具体的に社会保障のあるべき姿について述べてみます。

まずは、年金です。

私が、おかしいと思うところを書き出してみました。結構、たくさんあります。

  • 厚生年金も国民年金も自分で保険料の支払い金額が決めることができません。
  • 厚生年金保険料は、被保険者(従業員等)へ支払われる給与・賞与の額を基に計算されます。自分で決めることはできません。
  • 厚生年金保険料の半分は、事業主(企業)の負担です。事業主が給与・賞与の金額を上げると企業の保険料負担も増加します。給与・賞与の金額を上げたくても上げられない場合もあります。
  • 厚生年金保険料の半分の企業の負担は強制です。給与・賞与の金額によっては、結構、大きな負担となります。企業としては、できる限り負担を減らすために、被保険者とならないような雇用形態を増やしたい、厚生年金保険料の負担がない海外に拠点を移したい等のインセンティブが働きます。
  • 厚生年金保険料の残り半分は、従業員等の負担です。給与・賞与が上がったとしても、保険料も上がり、思ったほど手取りが増えない場合もあります。
  • 国民年金保険料は、月額16,540円(令和2年度)です。年間198,480円です。
  • 一所懸命に国民年金保険料を支払っても、給付を受けるのは、満額もらえるとして月額約65千円(令和2年度)です。年金生活者支援給付金を合わせても、月額約70千円(令和2年度)です。年間約840千円です。これだけでは生活していけません。
  • 厚生年金も国民年金も、受取り金額、方法を自分で決めることができません。せめて、自分で支払った分は、自分の思い通りに受け取りたいと思う方もいると思いますが、それはできません。厚生年金も国民年金も純粋な積立方式ではないからです。
  • 厚生年金も国民年金も、被保険者となれば、強制的に加入させられます。
  • 厚生年金も国民年金も純粋な積立方式ではありません。今払っている保険料は、現在、給付を受けている方々へ行き、将来、年金がもらえるようになったときは、そのときの若い方々の保険料で賄ってもらうという仕組みです。今でも財源が足りずに税金を投入しているのに、将来、約束された給付額をもらえなくなるのではないかという不安を持つのは当然でしょう。
  • 厚生年金の被保険者の配偶者(国民年金の第3号被保険者となる方)は、保険料の負担はありません。それでも要件を満たせば国民年金はもらえます。
  • よくよく考えてみると、厚生年金の被保険者も国民年金保険料の負担はありません。それでも、要件を満たせば国民年金は受け取れます。
  • これらは、厚生年金の被保険者である従業員等や被保険者を雇用している企業が支払った保険料の一部を基礎年金拠出金として負担しているからです。

老齢年金を念頭にして述べましたが、他にも、障害年金、遺族年金等の多くの給付があります。

年金制度はたいへん複雑な仕組みとなっています。

負担(保険料の支払い)と受給(年金の受け取り)の関係が明確になっていません。

それは、現役世代が受給している世代を支えるということを基本としており、保険料の支払いが、将来の年金を積み立てているということではないからです。

このような現行の制度では、もらっている年金が、自助なのか、共助なのか、公助なのかが分からないのです。

では、年金はどうようにあるべきでしょうか。

長くなったので次回にします。

 

コツコツと正しい方向で努力を継続している皆さん。

未来はあなたがたの手の中にあります。

この苦境はかならず終わります。

今の努力は無駄になりません。無駄にしていけません。

その経験を活かす日が来ることを強くイメージしてください。

がんばれ、あきらめるな。

59歳のオッサン公認会計士でした。

では、また。


新型コロナウィルスで考えたこと【40】-シン・「税と社会保障の一体改革」-

2020-09-15 08:31:38 | 新型コロナウィルス

「消費税率を上げる、下げる」の議論が行われています。

コロナ禍からの経済復興策として、消費税率の引き下げを問われた当時の首相は次のような答弁をしました。

「消費税率を10%に引き上げたのは社会保障の財源を確保するためです。だから、社会保障と一体で考えないといけません。消費税率だけを引き下げることはできません。」

これは正論です。

私なりに首相の答弁を通訳すると次のようになります。

「消費税率を引き下げると、確かに強力な経済復興策になるんだけれど、社会保障を維持するために消費税率を上げたんだから、今の社会保障を維持するためには消費税率は下げられないんだよ。」

だったら消費税率を引き下げて、社会保障も税金を投入しなくても維持できるような形に改善すればいいのです。

これが、本当の意味での「税と社会保障の一体改革」です。

「税と社会保障の一体改革」とは、「社会保障に関する徴収と給付の改革」と読み直すことができます。

ここで、徴収は消費税だけでなく法人税・所得税等のその他の税金や社会保険料(厚生年金保険料、国民年金保険料、健康保険料等)を含みます。社会保険料は実質、税金です。給料等の多寡によって徴収額が決まり、強制的で、選択肢がないからです。給付は、公的年金給付、医療給付、介護給付等です。

官(国会と行政)は、税率をあげたり、社会保険の加入者を増やしたりして、徴収を増やす方向に動いています。要は国民の負担を多くする方向です。

これで何とか現状の仕組みの給付を維持していけると考えているのです。

しかし、国民への負担増加が与える経済活動・景気への負の影響は既に出ています。コロナ禍で気が付いていないだけです。

コロナ禍の前にも負の影響が出ていたのですが、景気刺激策との効果で打ち消されるような形になっていたのです。

私は、現状の社会保障に関する徴収と給付を維持しようとする勢力が、なんとか体制を維持しようとしていた江戸幕府の末期の状況のようにも見えます。

残念ながら私のように徴収を減らし、給付も正しい形にもっていく=全体的に税金からの持ち出しを減らす方向に改革を進めるような考え方を持っている政党はないようです。

ただただ、真の維新の志士たちが表舞台に立つことを祈るばかりです。

 

正しい方向でコツコツと努力を継続している皆さん。

未来はあなた方の手の中にあります。

諦めないで今日できることを着実に実行していください。

未来は変えられます。

59歳のオッサン公認会計士でした。

では、また。


新型コロナウィルスで考えたこと【39】-公的な給付をどんなに増やしても全国民を満足させることはできない-

2020-09-14 12:46:11 | 新型コロナウィルス

久しぶりに「新型コロナウィルスで考えたこと」を書きました。

テーマはいくつか決めていましたが、暑くて気持ちが乗り切れなかったのと、これも暑いためかインスピレーションが湧いてきませんでした。

その間に、政権政党である自由官主党は次の総裁選びが進み、野党の立憲官主党と国民官主党が一緒になって新しい立憲官主党ができました。合流しなかった方は新国民官主党となるようですが、いずれも方向は同じで、国民に税金等を多く負担させて公的な給付を多く行っていくという、まさに官が主体のやり方です。

今回の新型コロナウィルスで様々な公的な給付が行われましたし、今も行われていますし、今後も行われていくでしょう。

でも、どんなに公的な給付を増やしても全国民に経済的な満足を与えることはできません。特に事業をやっておられる方や仕事を失った方等は、そのことに気が付いているのではないかと思うのです。

でも、本音は「分かっちゃいるけど、もらえる分は助かるのでもらっちゃいます」というところでしょうか。

ところで、今回のコロナ禍で、「どんなに公的な給付を増やしても全国民に経済的な満足を与えることはできない」ことが分かったにも関わらず、まだ、制度として無理がある公的な給付を維持しようと強く訴えている人たちがいます。

公的な年金制度がそうです。

立憲官主党の〇〇さんが「大企業やお金持ちから、もっと多くの税金をとって、社会保障を維持していくことが我が党の主張である」と言っていました。

社会保障を維持することが大義名分ですが、その反面、経済はボロボロになります。

それは、前回、官主党が政権をとったときに証明済みです。

それにも関わらず、正当な景気対策、経済政策なしに、重税と社会保障の維持を掲げるのは、どういう思考をしているのでしょうか。

この次の選挙では、このような考え方の政党に投票しないようにしようっと。

おっと、日本は、ほとんどが官主党だった。

与党でも、野党でも、どっちに転んでも、税金をたくさんとって、国民への給付を多く行う官主主義に向かわざるを得ない。

困ったねぇ。

国民に国家の主権があるという民主を掲げるならば、官の出る幕をできる限り小さくして、つまり、税金その他の国民の負担を極力少なくして、民(国民)が自由に活発に動くことができ、民が主体となって、経済的価値を高めていく、真の「民主」を名乗っていただきたいんだけど。

これも官主主義の政党には無理かな?

正しい方向でコツコツと努力を継続している皆さん。

未来はあなた方の手の中にあります。

あなたの苦境は必ず終わります。

今日できることを着実に実行し続けてください。

少しずつでも前進し続けてください。

がんばれ。あきらめるな。

59歳のオッサン公認会計士でした。

では、また。


悲観的になったり怠けたりしていると人生は次々と難問を押し付けてくる。2020

2020-09-02 13:00:35 | 継続の法則

9月になりましたが、まだまだ暑い日が続きます。
少し気温は下がっているようですが、今までの暑さの影響のためでしょうか、動きが鈍くなっています。
思うようにならない人生に、悲観的な思いが頭をよぎることもあります。
できる限り積極的な思いを多く抱いて、悲観的な思いを打ち消すようにする。
やっていますが、それでも、暑さでボーっとして、大きく前進するのが難しいのです。
そんなときは、毎日、実行する日課を決めておき、それを少しずつでも実行するようにするのです。
1日は小さな一歩でも、積み重なれば大きく前進することができます。
小さな一歩で大丈夫です。
諦めずに続けていると前進できる日が必ずあります。
私は、日課を記録しています。
そして、前進できたかどうかについて、毎日、勝敗を付けています。
それが、次の365日継続記録表、365日勝敗表です。





これを継続して、今月で24年になります。
根気のない私がよく続いたものだと思います。
まだ、途上なので、これからも続けるつもりです。
思った以上に暑さの影響を受けており、ブログをアップするのも億劫になっていましたが、なんとかやってみました。
私の過去の人生経験から、悲観的になったり、怠けたりしていると、難題が降りかかってくるので、それだけは避けたいという一心で、積極的な思いを持つように、持てないときは、せめて、悲観的な思いを抱かず、怠けず日課を着実にこなすように心掛けています。

自分の目標に向かって、正しい方向でコツコツと努力を継続している皆さん。
がんばれ。
未来はあなた方の手の中にあります。
ほんの少しでも構わないので、今日できる小さな前進を続けてください。
あきらめるな!
59歳のオッサン公認会計士でした。
では、また。
(なんとか書けた。)