【SWEET ANGELS】

大阪府寝屋川市にある認定こども園 ねやがわ寝屋の森こども園の
楽しい「教育 保育の様子」を大公開!

虫を思いやる優しい気持ち

2011-04-23 | 先生達の【ヒ・ミ・ツ】
こんにちは
ぞう組(4・5歳児)担任の松井杏奈です
今日は、先日ぞう組5歳児の男の子(sくん)の保護者の方からお聞きした嬉しい出来事をお伝えします

ある日、Sくんとお母さんが保育園から帰って来ると、マンションのエントランスに虫がいたそうです。すこし恐がりなSくんは、お母さんに「誰かに踏まれたら可愛そうやから逃がしてあげて~」と。
でもお母さんも虫が苦手なので「Sくんがにがしてあげてよ」「え~恐いもん。ママ逃がしてあげて」と…結局2人とも恐くて、お母さんが『自分で飛んで逃げるから大丈夫だよ』と伝え、虫をそのままに部屋へ…

しばらく何事もなかったのに、突然「虫死んじゃう~!!」と大号泣したそうです。

その後仕事中のお父さんに電話をし、「ちゃんと虫のその後を見ておいて」と伝えたそうですが、お父さんが帰って来た時には虫は飛んで行ったあとだったようで、それを聞いたSくんはようやく安心したそうです

小さな虫にもちゃんと命があることを理解していて、その命を軽くみず、大切に出来る優しい心が育っているんだなぁ~と本当に感動しました。

園には、カエルやセミ、テントウ虫など様々な虫がいて、子ども達はよくつかまえて遊んでいます。でもそんな時は必ず、「生き物には命があること」を伝え、どのように遊ぶのかを考えられるようにし、命の大切さを伝えています
また、飼っているメダカが死んでしまったり、園庭に虫が死んでいた時は子ども達と一緒に土に埋めて、「天国で幸せに暮らしてね」と手を合わせています。

「小さくても生き物には命がある」大人にとっては当たり前の事ですが、子ども達にはしっかり伝えていかなければいけないですね。
日々の生活の中で繰り返し伝えていく事で、「命の大切さ」が分かり、「思いやりの心」に繋がっていくんだなぁと思いました

心が温まる嬉しい出来事でした




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