ISO成功法

ISOと継続的改善を両立させよう。ISOは継続的改善のための、基盤整備に役立つ。基盤整備と継続的改善のコツを整理したい。

なぜ部門間連携ができぬか

2006-09-11 | ボトムアップ・マネジメント
組織運営が未熟だと部門間連携が悪い。
組織運営について誤解がある。
ISOの審査を見るとこれは明確なのだが、組織を組織図でしか把握してない。
組織図の次は職務分掌一覧表で部門の役割を明確にすることを要求する。
審査は部門毎におこなわれる。
システムは部門間のインタフェースでできているが、審査員はそんなことまで考えてない。
実のところそこまで経験した人が審査員になっているわけではないからである。

組織の総合力を高めるために部門間連携の問題解決が大切だが、多くの管理者は部門の代表者にしかすぎない。
「なぜ部門間連携ができぬか」の答えは明確である。組織の縦が強すぎるから、横が機能しないのだ。「指示、命令」が強く、「報・連・相」なんて古臭い言葉がいまも生きている。
これらの言葉が、横の連携を強くするために使われたためしがない。

組織の階層を少なくして、現場第一線でいま何が起きているかを敏感に感じられる組織にしなければならない。現場で起きている問題の90%は部門間連携に原因がある。
なぜこれを見ようとはしないのか。


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