ISO成功法

ISOと継続的改善を両立させよう。ISOは継続的改善のための、基盤整備に役立つ。基盤整備と継続的改善のコツを整理したい。

QCサークル活動 Q&A

2006-09-08 | ボトムアップ・マネジメント
QCサークル活動に関する質問やご意見をいただいています。それに答えていきたいと思います。お断りしておきますが、人が関わる問題に正解はありません。自由なご意見をください。

昨日の会議の進め方について、アイディアが閃きました。こんな遊びはどうでしょか。
「不思議なカード」
会議の初めにリーダーから、参加者にカードが配られます。
1回の会合時間は、長くて1時間半、会議のマナーを知っている人が多い会議なら1時間が理想でしょう。会議時間を1時間として、参加者は7人とすると1人当たり5枚のカードで十分でしょう。

さて会議の開始です。
司会者はまず前回の議事の確認をします。今回までの連絡事項を交えこれが10分。かならず、前回のまとめはこれでいいか、確認しましょう。

次ぎに、1枚目のカードを使います。
1枚目のカードは「シェアー」です。何か皆に話したいことはありませんか。何か皆と共有(シェアー)したいことはないですかということです。会議と関係なくても、最近経験した楽しい話題などあるといいでしょう。会議もそのくらい余裕があった方が、良いと思いますし、メンバーの人間性の理解にも役立つでしょう。ただし、全ての人がこのカードを使う必要はありません。
2枚目のカードは「課題」です。司会者から今回の会議の目的が示され、その目的に関係する課題を話し合います。司会者は全てのメンバーがこのカードを使うように誘導してください。
3枚目のカードは、「問題点」です。一人の持ち時間の間なら何回でも、カードを使うことが出来ます。ただし、ブレーンストーミングの原則に従い人の発言を批判したりするとイェローカードになり、残り時間が使えなくなります。
4枚目のカードは、「解析」です。解析の目的は原因を追求することです。気の短い人や解析を知らない人は回りくどい解析が苦手です。すぐ対策に走りがちです。「下手な鉄砲も数打ちゃ当たる」と成りがちですが、下手はやはり下手に過ぎません。このように解析のカードを対策に使おうとすると、やはり使えなくなります。
5枚目のカードは、「対策」です。前のカードで見つけた原因に対して対策を考えます。多くの場合原因がわかれば、対策は後からついてきます。だからといって対策の検討が必要ないということでなく、対策は誰でも実施できる工夫が必要です。易しく単純な対策ほど優れた対策です。対策と同時に効果の確認と標準化の計画も考えて起きます。
会議の最後にはかならずまとめを行います。会議自体もPDCAになっているのが大切です。

声の大きい人がしゃべるという表現がありますが、会議は上の人が権威を示すだけの場ではありません。会議の進め方を知らない会社はそうなりがちです。

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