規格8.2.4:製品の品質目標および要求事項(7.1項)が満たされていることを確認するまで,監視と測定をおこない、問題がなくなるまで出荷しないこと。
品質管理:品質マネジメントの目的は品質保証である。
品質保証活動は「確約、確保、確認」の活動である。
顧客と約束できる範囲を決める「確約」という活動、確約したことを工程でつくりこむ「確保」という活動、確約したことが確保できていることを「確認」する活動で構成される。この確約、確保、確認を製品の開発から生産、販売、サービスの段階に展開したのが品質保証体系であるが、ISOでは品質システムといわれるものである。
ISOをすると無駄な資料やデータが増えるといっている多くの企業では、この本来の目的である品質保証ができてないために、いつまでたっても問題がなくならない。そのためデータをとり続けることになる。これが無駄な資料やデータの正体でありISO以前の問題であることが多い。
品質保証という目的を考えず手段であるシステムを作り続けるからである。
また、企業独自の目的が明確になっていないことも多い。
ISO規格の序文に次のような注意書きがある。
「品質マネジメントシステムを採用することは、組織における戦略上の決定とすべきである。・・・・・品質マネジメントシステムの構造の均一化または文書の画一化が、この規格の意図ではない。」
このISOの「意図ではない」と注意されていることに対する多くの誤用が見られる。
製品の品質について考えよう。
特に顧客と要求を約束する「確約」の段階で、自社の技術をどのように売り込み注文をとるか工夫がいる。自動車業界のように力の上下関係が出来上がっている業界では、顧客の要求に対して意見をいえない雰囲気になっているが、得意な技術を活かせないことは、買い手と売り手双方にとっての損失である。
このような関係を是正するためにISOがあるのだが、この関係の改善に役立ってない。
短期的な注文だけでなく、長期的な信頼関係の構築がISOの目的である。長期的な契約に基づく、長期的な要求事項の取り決めがあっても良いのではないかと思う。
次の「確保」の段階である。前段階の「確約」における「安請け合い」が品質を確保する時間を作れないため、顧客に対する「ごまかしやうそ」が蔓延することになる。
こうなると「確認」の段階でいくら時間と労力をかけても不良を防ぐことは出来ない。
この悪循環をなくすヒントがISO規格であることを、もう一度考え直そう。
品質管理:品質マネジメントの目的は品質保証である。
品質保証活動は「確約、確保、確認」の活動である。
顧客と約束できる範囲を決める「確約」という活動、確約したことを工程でつくりこむ「確保」という活動、確約したことが確保できていることを「確認」する活動で構成される。この確約、確保、確認を製品の開発から生産、販売、サービスの段階に展開したのが品質保証体系であるが、ISOでは品質システムといわれるものである。
ISOをすると無駄な資料やデータが増えるといっている多くの企業では、この本来の目的である品質保証ができてないために、いつまでたっても問題がなくならない。そのためデータをとり続けることになる。これが無駄な資料やデータの正体でありISO以前の問題であることが多い。
品質保証という目的を考えず手段であるシステムを作り続けるからである。
また、企業独自の目的が明確になっていないことも多い。
ISO規格の序文に次のような注意書きがある。
「品質マネジメントシステムを採用することは、組織における戦略上の決定とすべきである。・・・・・品質マネジメントシステムの構造の均一化または文書の画一化が、この規格の意図ではない。」
このISOの「意図ではない」と注意されていることに対する多くの誤用が見られる。
製品の品質について考えよう。
特に顧客と要求を約束する「確約」の段階で、自社の技術をどのように売り込み注文をとるか工夫がいる。自動車業界のように力の上下関係が出来上がっている業界では、顧客の要求に対して意見をいえない雰囲気になっているが、得意な技術を活かせないことは、買い手と売り手双方にとっての損失である。
このような関係を是正するためにISOがあるのだが、この関係の改善に役立ってない。
短期的な注文だけでなく、長期的な信頼関係の構築がISOの目的である。長期的な契約に基づく、長期的な要求事項の取り決めがあっても良いのではないかと思う。
次の「確保」の段階である。前段階の「確約」における「安請け合い」が品質を確保する時間を作れないため、顧客に対する「ごまかしやうそ」が蔓延することになる。
こうなると「確認」の段階でいくら時間と労力をかけても不良を防ぐことは出来ない。
この悪循環をなくすヒントがISO規格であることを、もう一度考え直そう。