仁左衛門日記

The Diary of Nizaemon

金持ち父さん貧乏父さん

2009年02月05日 | エンタメ
元陣屋で借りた『金持ち父さん貧乏父さん』(2000年/ロバート・キヨサキ著/白根美保子訳)を読んだ。
手にした本は"2008年11月15日初版第75刷"とのことで、9年も前の本の割には今でも売れているらしい(氏の著作物は人気があるのか、本のほかにDVDなども販売されているようだ)。
しかし、著者はそもそも著述家では無いことから、本の導入部分は何だか読みずらい。
タイトルになっている"金持ち父さん"とはキヨサキ氏にビジネスのイロハを教えてくれた人(友人の父親)で、"貧乏父さん"とは実の父親のことであるのだが、うすうす結果が分かりながら、へたくそな文章を読んでいくというのは苦痛なことである。
まぁそれはこの本のテーマでは無いので、どうでもよいのだが。
(^^ゞ
序盤、"損益計算書"と"貸借対照表"について図解しながらの説明があったのだが、今まで勤務先のそれらを作ったことはあっても、我が家の"貸借対照表"などは作ったことが無かったので、これは読んでいて面白く感じた。
こういったぼーっとしていたことに気付かされただけでも、この本を読んで正解だったようだ。
(^_^)
途中、映画の中のエピソードが二つ取り上げられていた。
一つは、『ウォール街(原題Wall Street)』(1987年/オリバー・ストーン監督/アメリカ)で、ゴードン・ゲッコー(マイケル・ダグラス)という登場人物の「欲張ることは良いことだ」というセリフ。
これは先日、橘家圓蔵(8代目)が、落語『ねずみ穴』の枕で似たようなことを言っていたのを思い出した。
もう一つは、トム・クルーズ主演の『ザ・エージェント(原題Jerry Maguire)』(1996年/キャメロン・クロウ監督/アメリカ)なのだが、これは来月2日に『NHKBS2衛星映画劇場』で取り上げられるらしいので見てみることにしよう。
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