仁左衛門日記

The Diary of Nizaemon

武士の家計簿

2010年12月18日 | ムービー
ユナイテッド・シネマ札幌で、『武士の家計簿』(2010年/森田芳光監督)を見た。
物語は、「江戸時代末期。代々加賀藩の算用者(さんようもの)を勤めている猪山家の8代目・猪山直之(堺雅人)と駒(仲間由紀恵)の間に長男・直吉(大八木凱斗)が生まれた。同じく算用者として勤める父・信之(中村雅俊)、母・常(松坂慶子)、祖母(草笛光子)の6人で暮らしていた猪山家は決して華美な生活をしていたわけでは無かったが、家計は厳しく、借金の額は2人の年収の2倍にも達していたのだった。4歳になった直吉の武士としての最初の儀式を控え、収支のやり繰りが付かなくなった直之は・・・」という内容。
これは、実際に残されている猪山家の記録を元に書かれた同名ノンフィクションが原作となっているようで、著者の茨城大学准教授・磯田道史氏は、4日前のNHKテレビ『爆笑問題のニッポンの教養』に出演し、「猪山家の家族のやり取りはまるでツイッターのようだ」と述べていたが、猪山家の記録は相当克明に残されているのだろう。
劇中、家計簿をつけるきっかけとなる"にらみ鯛"は悲しいエピソードだが、やはり子供のいる家庭は子供の存在に助けられるようだ。
子供がいると、本当に家庭の中は明るくなる。
当時の加賀藩には"天使"だなんて言葉は無かっただろうが、まさしくそういった存在だろう。
それにしても、武士の世の中というのはお金がかかったようだ。
見栄を張るのも大概にした方が良いということだな。
(^o^)
"お家芸"とはこういうことかと再認識させられた面白い映画だった。
月曜はメンズデーということで、これを1,000円で見られたのはとてもラッキー。