『ジャージの二人』(2008年/中村義洋監督)を見た。
物語は、「夏の暑い日。54歳になるグラビアカメラマンの父(鮎川誠)に誘われ、一緒に北軽井沢の別荘に滞在する32歳の息子(堺雅人)。携帯の電波も届かない山奥の山荘で、亡き祖母が集めた古着のジャージを着こみ、何もしない時間を満喫していた。父は時折テレビゲームの麻雀をし、会社を辞め無職になった息子は、小説を書こうとするが、原稿用紙には一文字も書けずにいたのだった」という内容。
綺麗に折りたたまれて段ボール箱に入っている鮮やかな色とりどりのジャージは、全部、胸の所に〇〇小との刺繍が入っている。
小学校の指定ジャージということなのだろうが、何故か大人サイズだ。
東京は34~35℃の気温だというのに、群馬県のそこは22~23℃で、テレビの天気予報で翌日の最高気温を知った2人は思わずガッツポーズをするという場面が面白い。
(^_^)
時折訪ねてくる隣の遠山さん(大楠道代)は2人を変わった人達と言うが、当の本人も随分と特徴がある人だ。
翌年の夏に遊びに来た妹の花ちゃん(田中あさみ)が「夏休み中、ビデオで映画を40本見る」という目標を掲げたものの、別荘にビデオデッキがないと知って、それを貸してくれるというとても優しい人だが、フレンドリーな割りには、2人を訪ねても絶対に家に入ろうとはせず、いつも庭先で用事を済ませ、すたすたと歩き去っていく。
何回「上がってお茶でもどうですか」と言っても、絶対それに対する返事をしないで別のことを話すことから、どうにも会話にならないのだが、不思議と用件は済んでしまうのも面白い。
(^。^)
ちょっとモヤモヤするのは、息子とその妻(水野美紀)の一連のエピソードだ。
岡田(ダンカン)には「アンテナ立つところ知ってますよ」と親切に教えてあげても、妻が「何やってるんだろう」と不思議そうに見ているのに、「さぁ何だろうね。何かのおまじないかなぁ」と言って知らないふりをするエピソードにはニヤリとしてしまった。
そりゃあ、当然。
世の男はその小さな反撃を応援することだろう。
同名の小説『ジャージの二人』(2003年/長嶋有著)が原作とのことで、そちらには『ジャージの一人』という後日譚があるらしく、少しばかりそれが気になるのだった。
物語は、「夏の暑い日。54歳になるグラビアカメラマンの父(鮎川誠)に誘われ、一緒に北軽井沢の別荘に滞在する32歳の息子(堺雅人)。携帯の電波も届かない山奥の山荘で、亡き祖母が集めた古着のジャージを着こみ、何もしない時間を満喫していた。父は時折テレビゲームの麻雀をし、会社を辞め無職になった息子は、小説を書こうとするが、原稿用紙には一文字も書けずにいたのだった」という内容。
綺麗に折りたたまれて段ボール箱に入っている鮮やかな色とりどりのジャージは、全部、胸の所に〇〇小との刺繍が入っている。
小学校の指定ジャージということなのだろうが、何故か大人サイズだ。
東京は34~35℃の気温だというのに、群馬県のそこは22~23℃で、テレビの天気予報で翌日の最高気温を知った2人は思わずガッツポーズをするという場面が面白い。
(^_^)
時折訪ねてくる隣の遠山さん(大楠道代)は2人を変わった人達と言うが、当の本人も随分と特徴がある人だ。
翌年の夏に遊びに来た妹の花ちゃん(田中あさみ)が「夏休み中、ビデオで映画を40本見る」という目標を掲げたものの、別荘にビデオデッキがないと知って、それを貸してくれるというとても優しい人だが、フレンドリーな割りには、2人を訪ねても絶対に家に入ろうとはせず、いつも庭先で用事を済ませ、すたすたと歩き去っていく。
何回「上がってお茶でもどうですか」と言っても、絶対それに対する返事をしないで別のことを話すことから、どうにも会話にならないのだが、不思議と用件は済んでしまうのも面白い。
(^。^)
ちょっとモヤモヤするのは、息子とその妻(水野美紀)の一連のエピソードだ。
岡田(ダンカン)には「アンテナ立つところ知ってますよ」と親切に教えてあげても、妻が「何やってるんだろう」と不思議そうに見ているのに、「さぁ何だろうね。何かのおまじないかなぁ」と言って知らないふりをするエピソードにはニヤリとしてしまった。
そりゃあ、当然。
世の男はその小さな反撃を応援することだろう。
同名の小説『ジャージの二人』(2003年/長嶋有著)が原作とのことで、そちらには『ジャージの一人』という後日譚があるらしく、少しばかりそれが気になるのだった。