露花便り

福山市の庭師のブログです。庭師の仕事や日々の生活の中からやさしさに包まれる出来事や気付きを綴っていきます。

オオイヌノフグリの潔さ

2010-03-12 21:56:47 | 里山の草花
今日はこちらはすごい快晴

ぽかぽか陽気でした。

休憩中、写真を撮ろうと畑の中を歩いていたら、足元に広がるブルーの絨毯に感動~

「オオイヌノフグリ」です。



このブルーを見ると、春が来たな~って思います。



実の形から、雄犬のフグリ(陰嚢)なんていうムードのないネーミングつけられちゃって、
かわいそう。
誰だー!
そんな名前をつけたのは!





こんなに馴染み深い植物ですが、実は外来種なんですよ。
130年くらい前に日本にやってきたばかりらしいです。




この可愛いお花、摘んだことありますか?



私は子供の頃山で遊んだ帰り道、よく摘んでいました。

ブルーの小花が宝石みたいでね、両手いっぱいに摘んだ記憶があります。




うれしくてルンルンで帰るんだけど、家についたら花がほとんどなくなってるんです。
葉茎はそのままなのに、花だけなくなってる...

なんで~??あんなに咲いてるのを摘んだはずなのに!!


...って、いつも不思議に思ってました。





大人になって、その理由を知りました。





じつは、彼らは朝開いて、夕方には花を閉じて落とす一日花だったの。
しかもね、閉じるときにおしべが曲がってめしべにくっついて自家受粉します。




私が一番驚いたのは、彼らの自家受粉ではなく、虫によって受粉してもらう際
もう受粉した花をすばやく落として、まだ受粉していない花を
より明確にして蜜を吸いにきてもらうことでした。




確かにこんなにたくさん咲いてたら、どれが受粉したのかわかんないよね。

虫は花にとまり、受粉させて花を落とし、次から次へと飛び回る。



う~ん、おりこうさん



だから手で触ったり、摘んだり、歩いた振動なんかでも受粉して、潔く花を
落としちゃうんです。



すごいよね~

こんなにちっさいのに、真剣に生きてるとこがかっこいい。

どうやって生き残るか...人間もおんなじかもしれないねー。




コメント (8)

すみれに想う

2010-03-11 22:27:45 | 里山の草花

春の野に すみれ摘みにと 来しわれそ 野をなつかしみ 一夜寝にける




突然ですが、あなたの一番好きなお花はなんですか?



私はね、「すみれ」です。



園芸業界に携わってかれこれ十数年...。
今までありとあらゆる植物に出会ってきました。

珍しい品種や外国の植物、交配により作り出される新品種。
あるいは、山野にひっそりと芽を出した希少種の山野草...。

どんな植物にも悪意はなく、素晴らしい固体の美をもっています。
私もそれら、多くの植物が大好きです。



...でもね、道端のアスファルトの間、田んぼの脇の石垣の間から、
たくましくも可憐な花を咲かせているすみれの花を見たときの感動にはかないません

子供の頃、家に持って帰ろうと無理やり引っこ抜いたら、根っこがぶちっと切れちゃって泣きそうになりました。



すみれの種ってね、甘い糖質で覆われてるの。
アリたちに運んでもらうためにわざわざ種の周りを甘くしてる。
だから、ここにもあんな石垣の間にも芽を出して花を咲かせてるんですねー。






すみれの花を見ると、そこにアリの姿を想う。


子孫を残すために、力強く生きる野の花を想う。


私も野の花でありたいと想う。





万葉の古えからそうであったようにね。


山部赤人の気持ちがわかるよ。
野の花は手折らず、野に置いておかなきゃダメなんよ。




写真は今日頂いた「匂いすみれ」



八重咲きの園芸品種です。
園芸品種って、なんでこんなに豪華に仕上がるんでしょうね。
いや、これはこれで可愛いんですが。




そうそう、匂いといえば、事務所の梅!!

淡い桃色の花が満開です。





い~い匂いっ


鶯の初鳴きも高らかになってきたし、ぽかぽかです。

ここらでちょっと休憩~


おっと、今日は私の大切な友人の誕生日ね。
おめでとう!素敵な一年にしてね

コメント (2)

雪の中の競り

2010-03-11 00:25:08 | 日記
昨日は雪でした。

雪って、美しい
朝窓を開けたときの真っ白な雪景色に感動しました

何がどうなって、とか、こうだから..なんて理由や説明のいらない美しさ。
ただただ、雪の降り積もる景色に心を奪われます。


でもね、あっというまに溶けてみぞれになっちゃった...




みぞれ混じりの雪の中、三年振りに競りに参加してきました。


掘り取られた植木が立ち並ぶこの空間。
「遠くから、よう来たね~」と、声をかけたくなります。





三時間近く立っていたら、足先の感覚はなくなりましたが、頭は冴えてスッキリ!
やっぱり好きだな~、この駆け引きも空気も。
←かっこよくゴミ袋を着ています。


おかげさまで、素晴らしい仕立てのブルーベリーとジューンベリーに出会えました。

このベリーたちは、先日お知らせした、「ろんでんCafe」の下の畑に植えられる予定です。
このベリーガーデン、お師匠の構想スケッチにワクワク!






お師匠がつくる庭で、一番すごいなと思うのは、ひとつひとつ手作業のものづくりへの思い入れです。

今回もそんな場面にたくさん出会えそうです。
このお庭、小鳥も人間もみんなが喜ぶ楽しいお庭になりそう






私も早速土壌改良にとりかかりたいと思います。
それでは、また次回!

続きをご期待くださいね







コメント (4)

ろんでんCafeって素敵。

2010-03-03 17:14:23 | 日記
今日は桃の節句ですね
一応女の子(?)なので、桃の枝をぱらんと活けました。


枝の先には本家のお姉さんがちりめん布で作った玉飾り。
                           風でぴろぴろ揺れて可愛いです。




三色だんごは作らず買ってきましたが、晩ご飯が豪華になる予定です。
ひなあられもあるし、あとはどなたかワインでも差し入れしてくださると
最高なんだけどな~



先日、絵のレッスンのあと、F先生にすごく素敵なCafeに連れて行ってもらいました。
F先生は絵と着付けの先生ですが、私の仕事の原点でもあり、心の支えです。
ガーデナーとしては、まだ素人に毛が生えたぐらいの駆け出しのときから、
ずっと可愛がってくださっています。
美しい方ですが、気取っておられず、茶目っ気たっぷりのところが大好き



そのCafeは、山奥の古民家を改装されたお洒落なお店なんですが、
初めて足を踏み入れた瞬間から、
この土地は神様に守られてる!!..と感じました。

ある意味パワースポットなのかな...空気が違うんです。




ご飯も自然食で美味しくて、何時間でも過ごせるような空間。
あんまり素敵だったので、次の日も行きたくなるぐらいでした。


かねてから福山での教室の場所を探していた私は、その日のうちに
お師匠に、「あんな素敵なお店は見たことない!
私が求める本物というか、同じ空気の匂いがする。
ガーデン教室は是非あのお店でさせてもらいたいんです。」
と話していました。


お師匠は、
「突然は失礼だから、何度か通って親しくなってから相談しなさい。」
と、もっともなお考えでした。


それもそうかと思いながらもあの空間が恋しくて、翌々日にまたお店を訪ねたのでした。


帰り際、お店に貼ってあった「家庭菜園の土地を貸し出します」というチラシの話から、
教室の話になって、なんと!ガーデン教室で使わせて頂けることになりました。

それも全部は書けないのですが、不思議な繋がりとしか言えないことがたくさんあって...。


それから、チラシを作ったり、新聞社に連絡したりと教室の段取りをしてました。


楽しくなってきた感じでしょ?


三年振りに教室再開できるのが、こちらのお店でというのも嬉しくて仕方ないです


それから、家庭菜園用の土地もお借りしようと思ってます。
ベリーガーデンにぴったりの環境なの。
ブルーベリーやジューンベリー、ブラックベリーにラズベリー、私の大好きなグーズベリー
ナツハゼや、ウメモドキ、ガマズミのような樹を所々に植えて、小鳥も人も楽しいお庭がいいな~。
ベリーと落葉樹と有機野菜のガーデン

たくさん収穫できるようになったら、お店で使ってもらってもいいし、
生徒さんに寛いでもらってもいいな





あ!そうそう、お店、ご紹介しますね!
タイトルにも書きましたが、


「ろんでんCafe」です。


福山にお越しの際は是非立ち寄ってみてくださいね。

やさしさに包まれる空間です。






コメント (6)