支所の奮闘日記

柏崎市社会福祉協議会西山支所の活動を紹介します。

よいしょっ!の巻

2007-10-29 21:57:29 | Weblog
この週末、じっくり休んだおかげで娘1号の風邪もすっかりよくなり、今日は無事に登校しました

今日は刈羽と出雲崎の支援員さんとの情報交換会。
この間、刈羽ボラセンにちょっとお邪魔したときに「やろうよ!」という話になり、ようやく実現したものです
お昼を食べながら、それぞれの活動の状況を報告しあい、「こんなときどうしてます?」とか「これってどう思います?」とか、いろんな話題で大盛り上がり?しました。

その中で一番気になったのは、仮設入居した方と、自分たちのおうち(もしくは車庫とか小屋とか・・・)で何とか暮らしていらっしゃる方との格差の問題。
西山は仮設が点在しているので、余計にそう思うのかもしれませんが、「物資お届けします」のボランティアさんも、「イベントやります」のボランティアさんも、ほとんどの方が「仮設の方に・・・」と言われます。
確かに仮設に入っていらっしゃる方は、元のお宅に住めなくなってしまった「被災者」なのですが、仮設に入れるくらいの被害を受けたお宅でも、そのお宅からはなれずに何とか生活していらっしゃる方もいるんですよね。仮設に入ることを選ばなかっただけなんです。
なのに、たくさんの支援の手は仮設の方にばかりむいてしまう…。
なんだか、ちょっと不公平なんじゃないかな…と。

ある支援員さんは「仮設に住むということは、元のコミュニティから離れて生活を新たに始めなければならないこと。それだけでも自宅にいらっしゃる方よりもハンディがあると思います。」と言われました。
確かにそのとおりだと思います。
でも、そのハンディをうめるための支援が、逆にもとの地域コミュニティとのよい関係を維持することを阻害してはならないんじゃないのかな…なんて思ったり。

なんか、難しいですよぉ。どうしたら一番いい道につながるのか、それを選択するときってホントなやみます…。

そして、今日はチャリティバザールの寄付品がたくさん寄せられ、とうとう事務所の一部が足の踏み場もないほどになりました。その荷物置き場の奥に事務用品のストックを入れておく棚があるのですが、底から何かを出したいときは「よいしょっ!」と掛け声をかけてなが~い手を伸ばしながら…でないと出せません。
うれしい悲鳴なのですが、そろそろ荷物を種類別にまとめながら、事務所を片付けていかないといけませんね。

あ、寄付品は今週いっぱいまで受け付けています!
ご協力よろしくお願いしま~す



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4 コメント

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イベントならこんな方法が (海苔)
2007-10-29 22:23:30
裏山や宅地の不安を抱えながら住み続けている人が
西山には多いですね.根本的な対策が公的事業も含めて早く
為されるのを切望します.

それまでの間,気持ちを落ち着かせるために,
時々明るい声掛けは必要ですね.

モノは難しいですが,イベントなら解決策あります.
仮設の集会所には,仮設以外の人は行き難いです.

3年前の地震のある被災地では,理解のあるお寺さんが,
「うちの本堂貸すから,仮設以外の人はうちに来て」
と対応していました.

西山のコミセンは建物が立派なところもあるので,
仮設の集会所と,コミセンを上手く組み合わせれば,
被災した方皆,参加して楽しめると思います.
(コミセン以外にも,各地区の集会所やその他公的な
スペースも考えられるでしょう)

外部の人の中には,被災したのは仮設の人だけの様な印象が
あると思います.西山の被害は余り知られていませんし.

イベントで来られた時に,被害の様子を見てもらえば,
柏崎の街中との被害状況の違いや大変さが理解してもらえると
思います.
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親方!いまだ出張先より (ひの・山下)
2007-10-30 00:39:59
西山支所から出かけたっきり、糸の切れた凧状態の山下です。

そうなんですよね~、地方では大きな被害を受けても、離れや作業小屋や車庫やビニールハウスや、敷地のどこかに何とか居り場所がある場合も多く、避難所に避難しているかどうか/仮設住宅に入居しているかどうか、そうでないかと、生活支援が必要かどうかとは別問題なんですよね。

結局、地域福祉の観点で災害に関わるのは、日常的に広く地域に関わっているからこそ、在宅で目を向けにくいこうした被災者にも支援を届けられるからではないでしょうか。
西山ではふだん、地域に目を差し向けるためにどうしたことをしてきたでしょうか?もしこれまで、もっと丁寧にやりたいけどできていなかったことがあったとしたら、どうやったらできるでしょうか?
災害が起こったから生まれる新たな視点も大切だけれど、災害がなかったときの西山の視点に立ち返ることも必要かもしれません。
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ありがとうございました! (かすみん)
2007-10-30 21:05:56
海苔さま、イベントについてはそのとおりですね。西山の仮設10ヶ所のうち、で談話室や集会場があるのは6ヶ所のみで、あとはコミセンや地区の集会所の隣に仮設が立ってるという感じです。
コミセンさん、地区の総代さんとうまく連携しながらやっていこうと思います。

山下さま、「いまだ出張中」という言葉を使ってもらって、うれしいです!!
>災害がなかったときの西山の視点…
その言葉にハッとしました。
私自身「災害」に少し気をとられすぎていたかもなぁ…とちょっと反省しました。
災害があっても、いつもの視点で活動を続けることが基本ベースですよね。それに気がつきました。
ありがとうございます。
早く出張から戻ってきてくださいね(笑)
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ほんとに (まめ)
2007-10-31 16:44:05
毎日毎日悩みながらいったりきたりだね。
広くみる視点と、小さくみる視点、前からみたり、後ろからみたり・・・

でもやっぱり自分たちのやってきたことをベースにしていくのが、一番安心するみたい。
やわやわいごね。

山下さん、柏崎でも、お待ちしてます!なんか忘れ物なかったでしょうか?(笑)
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