【知りたくもない!?カラダの不思議】夜になると「恥ずかしいもの」書いてしまうのはナゼ?
夜書いたメールを翌日見直して、思わず赤面…という経験、誰でも一度はしたことがあるはず。なぜ夜になると、「恥ずかしいもの」を書いてしまうのだろうか。「相手の心の中が怖いくらい見える心理術」(王様文庫)の著者、ゆうメンタルクリニック院長で精神科医の、ゆうきゆう先生に聞いた。
「これはいわゆる『真夜中のラブレター』と呼ばれる現象ですね。日本人だけでなく、各国に共通して見られる事象のようです」
そのメカニズムは…。
「夜中になると、1日の疲れがたまって眠くなります。このとき、無理に頭を働かせようとすると、脳は一種の躁状態になると考えられます。躁状態とは、ハイになること。自分が何でもできるような気がしたり、自分の世界に入り込んで陶酔してしまうのです」
実は、夜中にネットで高い買い物をしてしまい、翌朝後悔するなどといった行為も、躁状態のせいだとか。
「躁状態で書いた文章は、概して独りよがりでポエムのようになっているもの。これは、『こんなこと書いたら恥ずかしくないか?』といった通常誰もが持つ不安感が、躁状態だと感じなくなるからなのです」
恐ろしいのは、その後だ。
「ひとたび寝て朝起きれば元の状態に戻りますから、昨晩書いた文章を見ると『もう読んでいられない』ということになるのです」
一方で、夜中のハイな状態で書いた文章には、昼間では出せない「勢い」があるという利点もあるらしい。
ところで、夜中のメールで失敗しない方法とは?
「僕の場合、メールでも原稿でも夜10時以降に書いた文章はいったん保存し、翌朝目を通してから送信するように気をつけています」
ちなみに、グーグルのGmailには「真夜中のラブレター」を防ぐツールがあるそうで、夜中に送信しようとすると、本当に送信したいかの確認や、まともな精神状態か判定するための計算問題を出してくれるのだとか。今は英文のみの対応だが、日本語対応ができることに期待したい!
2010.06.26 ZAKZAK
夜書いたメールを翌日見直して、思わず赤面…という経験、誰でも一度はしたことがあるはず。なぜ夜になると、「恥ずかしいもの」を書いてしまうのだろうか。「相手の心の中が怖いくらい見える心理術」(王様文庫)の著者、ゆうメンタルクリニック院長で精神科医の、ゆうきゆう先生に聞いた。
「これはいわゆる『真夜中のラブレター』と呼ばれる現象ですね。日本人だけでなく、各国に共通して見られる事象のようです」
そのメカニズムは…。
「夜中になると、1日の疲れがたまって眠くなります。このとき、無理に頭を働かせようとすると、脳は一種の躁状態になると考えられます。躁状態とは、ハイになること。自分が何でもできるような気がしたり、自分の世界に入り込んで陶酔してしまうのです」
実は、夜中にネットで高い買い物をしてしまい、翌朝後悔するなどといった行為も、躁状態のせいだとか。
「躁状態で書いた文章は、概して独りよがりでポエムのようになっているもの。これは、『こんなこと書いたら恥ずかしくないか?』といった通常誰もが持つ不安感が、躁状態だと感じなくなるからなのです」
恐ろしいのは、その後だ。
「ひとたび寝て朝起きれば元の状態に戻りますから、昨晩書いた文章を見ると『もう読んでいられない』ということになるのです」
一方で、夜中のハイな状態で書いた文章には、昼間では出せない「勢い」があるという利点もあるらしい。
ところで、夜中のメールで失敗しない方法とは?
「僕の場合、メールでも原稿でも夜10時以降に書いた文章はいったん保存し、翌朝目を通してから送信するように気をつけています」
ちなみに、グーグルのGmailには「真夜中のラブレター」を防ぐツールがあるそうで、夜中に送信しようとすると、本当に送信したいかの確認や、まともな精神状態か判定するための計算問題を出してくれるのだとか。今は英文のみの対応だが、日本語対応ができることに期待したい!
2010.06.26 ZAKZAK