デジブック 『赤城尾山』
ウキ下を竿二つまで深くとる なんにもかかってこない エサ取りが集まってしまったのだろうか 竿を休めて軽食をとる 釣れないときでも竿はほとんど休めず根気よくまきえさしながらウキをみつめる 曇天波静か もってこいの釣日和にもかかわらずさっぱりウキがはいらない 正面に投げ込んだウキが一気に消し込む 強い強い あっという間に切られてしまった どうしようもなかった なんという魚だろう
ウキ下を3ヒロまでさげて左下から出るわずかなワライをねらう ハリにつけたエサはあいかわらずなくなる 根気よく繰り返しているうちにウキがわずかに沈んでいる かるくあわせる やっとかかった 30足らずイサギだった 釣れると元気が出てくる 急いで投げ込む しばらくしてウキが一気に消し込む 強烈なひきでとまらない 深くはいってしまった これはとれない こらえている間にすーっと軽くなる
もう水温はあがってきているのだろう エサをまくとエサ取りがむらがる エサをつけてほうりこむととたんにハリにつけたエサがなくなる これは困った 釣りにならない ウキした浅くしてみるがエサがなくなるが何もかかってこない
船は5番くじで全速力で磯に走る ゾウノハナ キバ とおろし 私はクジが遅いからと落ち着いていたが呼んでくれた 鉄柱もっておりてください どうやらひとり磯のようだ 船からおりようとしたが磯がせまくて船の停止をまってやっと磯におり鉄柱をたてる
早朝の港は磯釣り客で活気みなぎる たった5人の磯釣り大会 定刻5時半に集まったの3人だった 出港は30分遅れで6時に他の釣り客をのせて船が出る 大島の港で今日の磯のくじ引きがある船の代表が港にあがりくじをひいてくる 大島は釣を始めるまでに二度のくじびきがある 船からおりるくじ 船のくじ 私は船からおりるくじは11人中10番だった