ばくのメモ帳

『ばくのお宿』管理人の西みつのり、略して西みつのメモ帳です。ホームページに書き切れない雑多な情報を綴ります。

『高階良子選集』第18集新発売

2013年10月16日 | 高階良子
10月16日(水)、高階良子先生の『高階良子選集』第18集 [ドリーム・ドーム]が発売になりました。収録は表題作のほか「はるかなるレムリアより」1作です。


ボニータ・コミックスα 平成25年10月30日 初版発行

カバー折り返しのことばです。

「ドリーム・ドームは80ページの読みきりでしたが/ページにゆとりが無くて、大ゴマを取りたくても/あまり取れなかった作品。/そこで今回は心おきなく、大ゴマを取ることが出来ました。」

「ドリーム・ドーム」の初出は『ミステリーボニータ』平成元年2月号で、オリジナルのコミックス収録は『悪魔たちのパラダイス 2』でした。


ボニータ・コミックス 平成元年5月5日初版発行

前出の先生の言葉にもあるように、オリジナル作品が80ページなのに対して、選集では90ページ、10ページの描き足しがありました。

「はるかなるレムリアより」は、『なかよし』に昭和50年1月号から5月号まで連載された、先生の代表作の一つです。コミックス収録は昭和50年8月でした。


『はるかなるレムリアより』 講談社コミックスなかよし 昭和50年8月1日 第1刷発行 

講談社漫画文庫『はるかなるレムリアより 高階良子傑作選2』で文庫化されています。


平成11年6月11日 第1刷発行

この文庫版の「カバー折り返しのことば」が興味深いので紹介します。

「これは当時としては、とても変わった話だったようで、読者からすぐには受け入れられなかったようです。連載1回目の人気アンケートは最低-。でも3回目あたりからすごい反響で、後にも先にもあれほどすごい量のファンレターをいただいたことはありません。でも、最初の不人気が災いして、連載5回で打ち切りになったという、悲しくもドラマチックな一作です。」

恒例の「あとがきのかわりの雑談」の前に「なにはともあれ/とりあえず/あとがき・・・!」1ページが掲載されています。今回「はるかなるレムリアより」にも加筆がありました!(「カバー折り返しのことば」が随分あっさりしていると思っていたらこういうことでしたか。)

選集版のページ数は198ページ、オリジナルコミックス及び文庫版は189ページなので、9ページの加筆がされています。

なお、『なかよし』の掲載ページの合計は209ページになると思います。雑誌は持っているので、後で照合してみます。当然毎号のとびらページ(タイトルページ)はコミックス収録時に省かれていますので、その他の部分を確認してみます。

巻末の「あとがきのかわりの雑談」は「私の失敗談その2」歯医者編2ページです。

本日ボニータコミックス『デスハウス-死の家-』が同時発売になっています。しかし、近所の書店には「品切れ」ということで、置いてありませんでした。こちらは後日入手後にブログに載せたいと思います。

ホームページ『高階良子の部屋』の更新も、これに併せて行います。

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