二銭銅貨

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渡り鳥いつ帰る

2010-01-27 | 邦画
渡り鳥いつ帰る ☆☆
1955.06.21 東宝、白黒、普通サイズ
監督:久松静児、脚本:八住利雄、原作:永井荷風
「春情鳩の街」、「にぎりめし、「渡り鳥いつかへる」
出演:田中絹代、森繁久彌、久慈あさみ、淡路恵子、桂木洋子
   高峰秀子、岡田茉莉子、太刀川洋一、水戸光子、織田政雄

田中絹代は色街のおかみさん。
元気いい。
火箸2本を手で掴み、
キリキリと火鉢に突き立て、
森繁久彌の浮気に気を揉んでいる。
その家で使われている若い娘の淡路恵子はアプレで、
遊びに森繁久彌を誘惑する。
鳥かごの小鳥2匹を可愛がっている、
その森繁久彌は別れた妻との間に出来た娘が忘れられないが、
それでも心の奥底では、
その妻の水戸光子が忘れられないのかも知れない。
その水戸光子は律儀な中年女性で、
旦那が織田政雄。
その夫婦の知り合いが岡田茉莉子で流しの歌うたい。
仲間の1人が太刀川洋一。
岡田茉莉子が渡そうとする手紙の相手が
田中絹代の店で働く桂木洋子で、病気持ち。
その心中しようとする相手が、
時計職人で淡路恵子にぞっこんの加藤春哉。
桂木洋子の同僚の久慈あさみも病気がちで、しかも子持ち。
その母が浦辺粂子で娘が二木てるみ。
久慈あさみの病気療養中に、
この店のやっかいになる、
調子のいい娘が高峰秀子。
現代っ子で現金な、
北海道から出てきたばかりの娘だ。

いくつものエピソードをばらばらにしてつなぎ合わせた映画。
「パリの空の下セーヌは流れる」と同じ手法。

10.01.16 神保町シアター

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