二銭銅貨

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夜叉ヶ池/新国立劇場12-13

2013-08-16 | オペラ
2013-08-16 / オペラ

夜叉ヶ池/新国立劇場12-13

作曲:香月修、演出:岩田達宗
指揮:十束尚宏、演奏:東京フィル
出演:白雪:岡崎他加子、学円:黒田博
晃:望月哲也、百合:幸田浩子
鉱蔵:折江忠道、与十/初男:加茂下稔、万年姥:竹本節子
鯉七:高橋淳、鯰入:峰茂樹、弥太兵衛/蟹五郎:晴雅彦

1幕目は静かに始まって、2幕目はやや活動的。少しどんちゃん騒ぎのような雰囲気だった。村の普通の人々と妖怪達と2種類の登場人物が出てくる幻想的で面白い作品。数人のダンサーに透明な水色のかぶりものを付けさせて表現する湖の水や洪水がそれらしく見えて印象的だった。鯉と蟹と鯰の3人の衣裳、芝居が面白くトゥーランドットのピンポンパンのようだった。

岡崎は率直な強いソプラノ、幸田は和服が良く似合う美しい優しいソプラノ。黒田は堂々としていて、望月は情熱的。高橋が前の公演で健康上の理由で交代していたので心配だったが元気そうだった。加茂下はいつものようにノリノリで楽しく、晴の蟹も面白くて良かった。

美術は特に村の場面の作りが良くて、頑張っているなと気持ちが伝わった。

13.06.30 新国立劇場、中劇場


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