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11国立劇場9月/ひらがな盛衰記、紅葉狩/文楽

2011-10-05 | 歌舞伎・文楽
11国立劇場9月/ひらがな盛衰記、紅葉狩/文楽
(第2部)

ひらかな盛衰記(ひらがなせいすいき)
大津宿屋の段
笹引の段
松右衛門内より逆櫓の段

玉女が樋口次郎、和生がお筆、山吹御前が文昇、およしが蓑二郎、船頭の権四郎が玉也、子の槌松が勘助。樋口次郎は貫禄のあるダイナミックに動き、お筆は毅然として強い女性。およしは良く気が付く女房役、船頭はそそっかしい爺さんで両者共に良く動く。槌松の頭の勘助はウェッブによると、まだ10代らしい。こちらもちょこまか良く動いていた。豪快な樋口、きりりとしたお筆が見所。

紅葉狩(もみじがり)

三味線は数人の合奏だったが、リーダー役の清介の音色が美しく、紅葉狩の美しいメロディーの流れに良く合っていた。舞台もオレンジに燃えて美しく、清十郎の更科姫の赤の衣裳に良く映える。更科姫の踊りはアクティブで鬼女に変身してからは一層ダイナミックに動いていた。維茂は玉志、山神は玉佳。セットの松がひらかな盛衰記と共用になっていて面白い。

11.09.17 国立劇場

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