リゴレット/東京文化会館(二期会)2015
作曲:ヴェルディ 、指揮:アンドレア・バッティストーニ
演出:ピエール・ルイジ・サマリターニ/エリザベッタ・ブルーサ
演奏:東京フィル
出演:リゴレット:成田博之、ジルダ:新垣有希子
マントヴァ公爵:山本耕平、スパラフチーレ:伊藤純
マッダレーナ:加藤のぞみ
硬い岩のようでもあり、またその岩を砕くさらに硬い刀剣のようでもあった。豪快でシャープ。高速でエネルギーに満ちた迫力のある音がホール全体に響いた。弦が刀剣。打楽器が岩。成田と新垣の声はそうした強烈な音に良くアンサンブルするだけの強い声を出していて凄いと思った。歌のほとんどの部分は抑えた演奏で歌を壊さないようにしていたけれども、最後の方のリゴレットとジルダの2重唱では遠慮のない演奏となった。それでもその声が消されることは無かった。
山本耕平は軽い、ちょっと能天気な感じの役作りでもあり、また歌声でもあった。深刻で重いリゴレットとジルダとの好対照になっていた。スパラフチーレの伊藤純は重厚でぐっ深く妖しい感じだった。
セットは本格的なもので衣裳も含め豪華な作りだった。明るい感じの1幕目、2幕目に対して、暗い最後の幕の対照が印象的だった。
パルマ王立歌劇場の主要なプロダクションによる提携公演
15.02.22 東京文化会館
作曲:ヴェルディ 、指揮:アンドレア・バッティストーニ
演出:ピエール・ルイジ・サマリターニ/エリザベッタ・ブルーサ
演奏:東京フィル
出演:リゴレット:成田博之、ジルダ:新垣有希子
マントヴァ公爵:山本耕平、スパラフチーレ:伊藤純
マッダレーナ:加藤のぞみ
硬い岩のようでもあり、またその岩を砕くさらに硬い刀剣のようでもあった。豪快でシャープ。高速でエネルギーに満ちた迫力のある音がホール全体に響いた。弦が刀剣。打楽器が岩。成田と新垣の声はそうした強烈な音に良くアンサンブルするだけの強い声を出していて凄いと思った。歌のほとんどの部分は抑えた演奏で歌を壊さないようにしていたけれども、最後の方のリゴレットとジルダの2重唱では遠慮のない演奏となった。それでもその声が消されることは無かった。
山本耕平は軽い、ちょっと能天気な感じの役作りでもあり、また歌声でもあった。深刻で重いリゴレットとジルダとの好対照になっていた。スパラフチーレの伊藤純は重厚でぐっ深く妖しい感じだった。
セットは本格的なもので衣裳も含め豪華な作りだった。明るい感じの1幕目、2幕目に対して、暗い最後の幕の対照が印象的だった。
パルマ王立歌劇場の主要なプロダクションによる提携公演
15.02.22 東京文化会館