避暑地で乾杯!恋のカクテル/第一生命ホール
原作・演出:牧野真由美、協力:小野寺東子
出演:
掘美留子(フォルビル/ランスへの旅):光岡暁恵
安土恵那(アズチェーナ):牧野真由美
鳥井銅太郎(トゥリッドゥ):澤一了
蒲原徹(ドゥルカマーラ):大石洋史
宮野多喜子(?)「ブロンズ・リリー」のピアニスト:瀧田亮子
安土恵那は最初、優しく美しいオンブラマイフから始めて、アズチェーナのアリア、カルメンのジプシーソングへと移行する。アズチェーナのアリアは子を失った悲しみ、苦痛を表現した感じだった。カルメンではちょっとスペイン風に体を動かしながらの歌で、迫力もあり楽しくもあった。美、悲、楽とバリエーションを付けて安定したメゾを披露した。掘美留子は美しいソプラノで、コロラトゥーラやアジリタがしっかりしている。安土恵那との花の2重唱は大変に美しくアンサンブルがすごく良かった。高いキレの良いソプラノと安定して演劇的なメゾの声が良く合わさっていた。こういう花の2重唱を聴くと、とても幸せな気分になる。ドリーブは凄くいいぞ。
蒲原徹は真面目で落ち着いたバリトン。しっかり声が出て迫力もあって、鳥井銅太郎とのドンカルロの2重唱"Dio, che nell’alma infondere"が誠実な感じで良かった。元気があって情熱的、さらに加えてアンサブルが良かった。最後の愛の妙薬のフィナーレ部分の歌も溌剌としていた。元気良い合唱とのアンサンブルだった。鳥井銅太郎はがっしりとした体型の美しいテノール。正統派の歌を聴かせた。
Dio, che nell’alma infondere
amor volesti e speme,
desio nel core accendere
tu dei di liberta.
... ...
Giuriamo insiem di vivere
e di morire insieme.
In terra, in ciel...
...congiungere ci puo,
ci puo la tua bonta.
Ah! Dio che nell’alma, ...
物語はホテルのバーでカクテルを出すバーテンダーの、トウル・カマハラ=ドゥルカマーラを中心に置いて、愛の妙薬をカクテルに見立てたシチューエション・コメディ。愛の妙薬のようにカクテルもお薬なんだというお話。一方、このコンサートは様々なオペラのアリアや重唱曲を合わせた歌のカクテルでもあって、歌もお薬なんだと別途、納得した。
演奏は宮野多喜子さんのピアノ。一応、ホテルのバー「ブロンズ・リリー」のスタッフとしての芝居もします。
第一生命ホール主催の公演。
15.03.01 第一生命ホール
原作・演出:牧野真由美、協力:小野寺東子
出演:
掘美留子(フォルビル/ランスへの旅):光岡暁恵
安土恵那(アズチェーナ):牧野真由美
鳥井銅太郎(トゥリッドゥ):澤一了
蒲原徹(ドゥルカマーラ):大石洋史
宮野多喜子(?)「ブロンズ・リリー」のピアニスト:瀧田亮子
安土恵那は最初、優しく美しいオンブラマイフから始めて、アズチェーナのアリア、カルメンのジプシーソングへと移行する。アズチェーナのアリアは子を失った悲しみ、苦痛を表現した感じだった。カルメンではちょっとスペイン風に体を動かしながらの歌で、迫力もあり楽しくもあった。美、悲、楽とバリエーションを付けて安定したメゾを披露した。掘美留子は美しいソプラノで、コロラトゥーラやアジリタがしっかりしている。安土恵那との花の2重唱は大変に美しくアンサンブルがすごく良かった。高いキレの良いソプラノと安定して演劇的なメゾの声が良く合わさっていた。こういう花の2重唱を聴くと、とても幸せな気分になる。ドリーブは凄くいいぞ。
蒲原徹は真面目で落ち着いたバリトン。しっかり声が出て迫力もあって、鳥井銅太郎とのドンカルロの2重唱"Dio, che nell’alma infondere"が誠実な感じで良かった。元気があって情熱的、さらに加えてアンサブルが良かった。最後の愛の妙薬のフィナーレ部分の歌も溌剌としていた。元気良い合唱とのアンサンブルだった。鳥井銅太郎はがっしりとした体型の美しいテノール。正統派の歌を聴かせた。
Dio, che nell’alma infondere
amor volesti e speme,
desio nel core accendere
tu dei di liberta.
... ...
Giuriamo insiem di vivere
e di morire insieme.
In terra, in ciel...
...congiungere ci puo,
ci puo la tua bonta.
Ah! Dio che nell’alma, ...
物語はホテルのバーでカクテルを出すバーテンダーの、トウル・カマハラ=ドゥルカマーラを中心に置いて、愛の妙薬をカクテルに見立てたシチューエション・コメディ。愛の妙薬のようにカクテルもお薬なんだというお話。一方、このコンサートは様々なオペラのアリアや重唱曲を合わせた歌のカクテルでもあって、歌もお薬なんだと別途、納得した。
演奏は宮野多喜子さんのピアノ。一応、ホテルのバー「ブロンズ・リリー」のスタッフとしての芝居もします。
第一生命ホール主催の公演。
15.03.01 第一生命ホール