ANANDA・Cafe

独善的偏向偏執的毒舌紅茶&カフェのブログ 真実は香り高く甘くそして…渋い 良い紅茶のようにね

第2フェーズは英国ご庶民紅茶事情&デカフェの現状! そして1ポンドは現在122円

2012年06月10日 | 茶話

しばしば陥るカフェイン性のめまいに結構悩まされていて
そんな中、貢いでもらったクスミティーのデテインが美味しく
じゃあ、デカフェという選択もありだな…という
晩酌の止められないお父さんが会社の健康診断で
肝機能にD判定もらってノンアルコールビール飲んでるのと同じ状態(笑)
なんかわかっちゃたよ、その気持ち…
ワンカップ大関でも飲みたい薬物依存ジャンキーが次に理解する、病んでも飲みたいってやつがさ!
さらに、今年の前半にトワイニングに光と闇を見せてもらったので
じゃあイギリス人のご庶民は何をいくらで飲んでるのか?
という、素朴な疑問がわいてきたというのもあり、いつもの身も蓋もない調査を開始した

とにかく、いろいろ調べた結果、イギリスでは
「ハロッズやF&MはPOSH(気取っている)で普通の人は飲まない」
「トワイニングすらPOSHであるという人もいる(まあ、王室御用達ですからね)」
「ロンドンの一般人はTetleyかPG tipsかYorkshire teaをスーパーで買う」
そして
「イギリスではミルクティーがデフォ。砂糖を入れるかどうか聞かれても、ミルクを聞かれることはない」
「基本、マグカップで飲む」
「ほとんどがティーバッグで、1日に2~3杯を消費する」
「家飲みが普通。ティールームにはあまり行かないし、それほど店舗もない」
「ウィッタードを知らないイギリス人もいる(2008年に経営破綻してるし、若者の紅茶離れもある)」

そうか、ご庶民ティーはTetleyかPG tipsかYorkshire teaだって?
え…ヨークシャーティーですって?
なんと!あのテイラーズ・オブ・ハロゲイトはイギリスのパンピー用のお茶だったのか!
という、間違いじゃないが、正しくもない認識を持ったのは5月下旬のことであった

お待たせしました(←誰が待ってるのかは不明)
第2フェーズはついにテイラーズ・オブ・ハロゲイトだ!
らららら~

ノーブルがゆえに世事にうといNirvana・Cafeは、2年前くらいからテイラーズ・オブ・ハロゲイトの存在を知り
興味が有りつつも、まだ飲んだことがなかったが
水質によってブレンドを変えてくるという繊細さに感心し、いつかは飲みたいと思っていた
こちらが日本向け公式サイトーTaylors of Harrogate
この「ヨークシャーティー飲んでみてぇぇっ!」という紅茶マニアの魂のようなものが
デカフェだのなんだのを大義名分とした、今回の散財の原因である

よし、せっかくだから、ヨークシャーティー・デカフェだっ!
元が分からないと話にならんな
よし、ヨークシャーティーのリーフ行こう!
デカフェの比較が無いな
よし、PG tipsのデカフェだ!
(ユニリーバめ!きっと本国ではまともな茶葉使ってるに違いない!)
え? 紅茶インフレ? それは人の名前かなんかですか?(←完全に逃避)

というわけで、気がつけばネットで安い通販を探していたのだった
んで、とりあえず一番安くて品揃えのあった

紅茶通販テトリー(TETLEY, テトレー)コーヒー通販 ダウエグバーツ(Douwe Egberts)とデカフェの店「エリズコーヒー」
と取引決定

・ヨークシャーティー リーフタイプ(Yorkshire Tea Traditional)250g 1,780円
・ヨークシャーデカフェティー 80bags(250g) 1,480円
・PG tips デカフェ 40bags(125g) 930円

以上3点、送料・コンビニ決済手数料込みで、4740円
茶葉100グラムあたり約760円か
初期投資としてはまあまあ、か?

そんなこんなで6月頭に荷物が届く


さあ、心ときめく新しい世界だ!
…と、喜んでばかりはいられない

実は、このヨークシャーティー・トラディショナル、
テイラーズ・オブ・ハロゲイトのUKサイトでは、250gで1.99ポンド=日本円にして242円
なんと1gが1円未満、という冗談のようなお値段
エリズコーヒーの通販価格は、公式オンラインショップの2100円より320円安いとはいえ
UK価格のじつに7倍以上…!
驚きのボッタクリっぷりである。イギリスブランド詐欺とでも言おうか?

ちなみにデカフェでない通常のPGtipsのTBは500gで4.18ポンドだった
日本円にして100gで102円…こちらもほぼ同じコスパである
PGのデカフェは500gで4.76ポンド。100gで116円
エリズコーヒーの輸入PGデカフェは、100gで744円
UKのPGのパックは大入り袋で割安とはいえ
とてもじゃないが同じ商品とは思えない価格の落差である(約6倍)
だがそれでも日本のオンラインショップではかなり安いのだ…orz

欧州危機でユーロが下がり、英ポンドも凋落を免れない昨今
1ポンド=122円だぜ?
輸入業者!少しは円高差益還元しろっての!
2010年の4月には140円前半だったポンドも、2011年の秋に底値の118円台をマーク
冬に多少盛り返したものの、再び118円を割り117円にまで下がる
2012春には130円まで復活するも、6月に入るとズルズルと120円に
いまはなぜか少し持ち直してるけど
ロックフェラー・ロスチャイルド提携の影響でもあるのかね
ちなみに10年前の今頃(2002年6月10日)は1ポンド=181円だった
がんばれイギリス


今後の流れとしては、単純なコスパは語れない
日本では100g=700円だが、現地では本気で安い100g=100円のご庶民ティーということをふまえたレビューとなる
心してかからねばならない
この際、コスパという概念はおいておこう
イギリス人は、何を、いくらで、どう飲んでいるのか?
茶葉の高いのはお勉強代ってことで
ロンドンに行くより安いからな!

そんなこんな書いてたらくたびれてしまった
今回は英国事情ってことで(行きもしないで英国事情語るバーチャルなブログです)
紅茶のレビューは次回以降に…

To be continued!
















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