もう題名がすべてを語っていると言っても過言ではない
こんにちは
TWININGSのストーカー、Nirvana・cafeです
コスパの良い、電車賃と送料のいらない美味しい紅茶を追って早や3年
そうです、ストーカーは徒歩圏内に限る!
しかも10分以内がベスト(←ストーカーなのに怠慢)
いやもうそういうことは語りつくしたのだ諸君
問題はポーランド王子を売っていた輸入食料品店に
先日、新商品が入荷していたことなのだ
トワイニング プリンスオブウェールズ 英国ブレンド 100g/378円 缶入り
とうとう来た、引いた
英国王子
本物のウェールズ王子である
ことは我が家の味にうるさい旦那が
「前に東京から引っ越すときに持ってきたオレンジペコのほうが、ポーランドのより美味かった」
と言ったのに端を発する
今年の1月に久々に買ったポーランドのものがとても香りがよく美味しかったので
その前の同じ缶に入ったセイロン・オレンジペコの味などすっかり忘れていたのである
だが、美味しいと言っているそばから
「うーん、あの前のセイロンのほうが美味しかったよ~、あれは英国ブレンドなんだよ~」
と言い続けるうちの旦那…
確かに美味しいから飲みかけを持ってきたのだが
実はこれには深いわけがある
基本的にデフォで紅茶と本とCDには金の糸目をつけない買い方をしてきた私は
東京に棲息していた時代100g/1000円前後の紅茶を飲んでいた
前にも書いたように思うが、神戸に来て紅茶生活で何が変わったかというと
「コストパフォーマンス」という概念の導入である
これは神戸生まれ神戸育ちの関西人の旦那の買い物の姿勢である
「高くて美味いのは当たり前だ、高くてまあまあにはだまされる。安くて美味いものこそが価値なのだ」
というものである
確かにある程度美味しい紅茶は飲んだ
だが安くて美味しい紅茶を意識的に探したことがあるかと言うと、否、である
その時代の最低ラインに並行輸入トワイニングのセイロン・オレンジペコ、ブレンドbyイギリスがあった
つまり、私にとってはその紅茶はワンカップ大関だったわけである
いまや私のデフォは50パック188円のトップバリュ紅茶TB…その周辺ランク
もしくは200gで400円の無銘の野良セイロン…その周辺ランク
その中での200g600円のトワイニング・ポーランドブレンドは
相対的にワンカップ大関ではなくなっている
1本800円のイタリアワインとでも言おうか
高級ではないが、それなりの…というやつである
旦那はプリンスオブウェールズのイギリス版も
たぶんポーランドより美味しいはずだとしつこく言い続ける
そんなさなかに件の輸入食料品店にそれがいつの間にか入荷していたのである
しかも、100g缶
見たこと無いんだけど、この仕様!
200gは買えないが100gならなんとかいける
まさに天のお導きといえるこの状況にカフェイン中毒の一件はどこへやら
いそいそと400円でおつりをもらってまたしても茶葉を買う…orz
いつものことだが
買い物から帰ると真っ先に湯を沸かす(笑)
そして、ドキドキの紅茶缶開封の儀である
茶葉を見たとたん、軽く衝撃が走った
ポーランド王子の茶葉の白くすすけた感じが無いのである
あの新鮮な茶葉の証、ツヤすらある
それならばと香りをかぐと…くそ~、なんなんだ!
古い茶葉の香りがあまりしないじゃないか
新鮮な茶葉の香りをあらわす、フルーティーさがある
プラムとか杏のような甘酸っぱいバラ科の例の香り
(みかんさんが“干し梅”と称したあれ。しかも干した香りが弱い)
少し、怒りがこみ上げてくる
とにかく淹れよう、ということで
3g・150mlで4分
いつものように淹れた
……ああ、そう
あなたがたはいつもこんなお茶を飲んでるのか
ポーランド人には賞味期限切れた少し古い茶葉を詰め替えたような
日本人には賞味期限切れたティーバッグをバラして低級な茶葉とブレンドしてカサ増ししたみたいな
しかももう一度焙煎掛けたみたいな、香ばしくて紙の味のする茶葉か
くっそー!!
この値段でキーマンかと思えるような繊細さがそれなりに味わえるじゃないか!
軽く、スモーキーさも控えめで、甘みさえ感じる
いやな味がしない
のど越しも滑らかで、立体的に香りが来る
濃い目に淹れればミルクティーにしても良く合ってまろやかで香りも負けない上品なあじわいだと?
そうだよ、そのとおりだよ!
さらに腹が立ってきた
バカにするのもいいかげんにしろ
これが100gで400円の雲南紅茶なのか
それともブレンドに低級ながら5~6級のキーマンを使っているのか
皆さんにも3茶葉を並べた画像をお見せしよう
これである
どれが片岡王子で、どれがポーランド王子
そしてどれが英国王子かおわかりになるだろうか?
右の茎の入ってるのが片岡王子
左上の黒くてツヤのあるのが英国王子
左下の白っぽいのがポーランド王子、である
ヒマと好奇心と多少の経費を厭わない方は、この記事が本当かどうか是非味わっていただきたい
日本向けの茶葉がどれだけ不味いか
そしてその不味い茶葉が並行輸入と比べて高く売られている現実を
これを“高貴なRacism”とでも申しましょうか?
美味しい紅茶を飲んで腹が立つというのも不憫な話だ
だが我が同胞よ
我々は辺境のイエローモンキーに過ぎないのだ
しかもTwiningsというブランドで日本向けの不味い紅茶を有難がって買い続ける
まあ、以前も言った通り、これは紳士の英国人的ウィットなのだ
いつこの人たちはこれがクソ不味いと気づくのか、と
いや、もしかしたらもうバレているのかもしれませんな
そうだとしたら、なんと奥ゆかしい民族なんだ
きっと我々英国人に気を遣っているに違いない
たとえば、我々が輸入する茶葉を間違えたとか?
我々の栄誉のためにそんなミスを黙ってくれているに違いない
日本人は素晴らしい!
えっと…
こういうのを現実逃避って言うんだっけ?
もちろん、私が?
えええい!
いまいましい!
こんにちは
TWININGSのストーカー、Nirvana・cafeです
コスパの良い、電車賃と送料のいらない美味しい紅茶を追って早や3年
そうです、ストーカーは徒歩圏内に限る!
しかも10分以内がベスト(←ストーカーなのに怠慢)
いやもうそういうことは語りつくしたのだ諸君
問題はポーランド王子を売っていた輸入食料品店に
先日、新商品が入荷していたことなのだ
トワイニング プリンスオブウェールズ 英国ブレンド 100g/378円 缶入り
とうとう来た、引いた
英国王子
本物のウェールズ王子である
ことは我が家の味にうるさい旦那が
「前に東京から引っ越すときに持ってきたオレンジペコのほうが、ポーランドのより美味かった」
と言ったのに端を発する
今年の1月に久々に買ったポーランドのものがとても香りがよく美味しかったので
その前の同じ缶に入ったセイロン・オレンジペコの味などすっかり忘れていたのである
だが、美味しいと言っているそばから
「うーん、あの前のセイロンのほうが美味しかったよ~、あれは英国ブレンドなんだよ~」
と言い続けるうちの旦那…
確かに美味しいから飲みかけを持ってきたのだが
実はこれには深いわけがある
基本的にデフォで紅茶と本とCDには金の糸目をつけない買い方をしてきた私は
東京に棲息していた時代100g/1000円前後の紅茶を飲んでいた
前にも書いたように思うが、神戸に来て紅茶生活で何が変わったかというと
「コストパフォーマンス」という概念の導入である
これは神戸生まれ神戸育ちの関西人の旦那の買い物の姿勢である
「高くて美味いのは当たり前だ、高くてまあまあにはだまされる。安くて美味いものこそが価値なのだ」
というものである
確かにある程度美味しい紅茶は飲んだ
だが安くて美味しい紅茶を意識的に探したことがあるかと言うと、否、である
その時代の最低ラインに並行輸入トワイニングのセイロン・オレンジペコ、ブレンドbyイギリスがあった
つまり、私にとってはその紅茶はワンカップ大関だったわけである
いまや私のデフォは50パック188円のトップバリュ紅茶TB…その周辺ランク
もしくは200gで400円の無銘の野良セイロン…その周辺ランク
その中での200g600円のトワイニング・ポーランドブレンドは
相対的にワンカップ大関ではなくなっている
1本800円のイタリアワインとでも言おうか
高級ではないが、それなりの…というやつである
旦那はプリンスオブウェールズのイギリス版も
たぶんポーランドより美味しいはずだとしつこく言い続ける
そんなさなかに件の輸入食料品店にそれがいつの間にか入荷していたのである
しかも、100g缶
見たこと無いんだけど、この仕様!
200gは買えないが100gならなんとかいける
まさに天のお導きといえるこの状況にカフェイン中毒の一件はどこへやら
いそいそと400円でおつりをもらってまたしても茶葉を買う…orz
いつものことだが
買い物から帰ると真っ先に湯を沸かす(笑)
そして、ドキドキの紅茶缶開封の儀である
茶葉を見たとたん、軽く衝撃が走った
ポーランド王子の茶葉の白くすすけた感じが無いのである
あの新鮮な茶葉の証、ツヤすらある
それならばと香りをかぐと…くそ~、なんなんだ!
古い茶葉の香りがあまりしないじゃないか
新鮮な茶葉の香りをあらわす、フルーティーさがある
プラムとか杏のような甘酸っぱいバラ科の例の香り
(みかんさんが“干し梅”と称したあれ。しかも干した香りが弱い)
少し、怒りがこみ上げてくる
とにかく淹れよう、ということで
3g・150mlで4分
いつものように淹れた
……ああ、そう
あなたがたはいつもこんなお茶を飲んでるのか
ポーランド人には賞味期限切れた少し古い茶葉を詰め替えたような
日本人には賞味期限切れたティーバッグをバラして低級な茶葉とブレンドしてカサ増ししたみたいな
しかももう一度焙煎掛けたみたいな、香ばしくて紙の味のする茶葉か
くっそー!!
この値段でキーマンかと思えるような繊細さがそれなりに味わえるじゃないか!
軽く、スモーキーさも控えめで、甘みさえ感じる
いやな味がしない
のど越しも滑らかで、立体的に香りが来る
濃い目に淹れればミルクティーにしても良く合ってまろやかで香りも負けない上品なあじわいだと?
そうだよ、そのとおりだよ!
さらに腹が立ってきた
バカにするのもいいかげんにしろ
これが100gで400円の雲南紅茶なのか
それともブレンドに低級ながら5~6級のキーマンを使っているのか
皆さんにも3茶葉を並べた画像をお見せしよう
これである
どれが片岡王子で、どれがポーランド王子
そしてどれが英国王子かおわかりになるだろうか?
右の茎の入ってるのが片岡王子
左上の黒くてツヤのあるのが英国王子
左下の白っぽいのがポーランド王子、である
ヒマと好奇心と多少の経費を厭わない方は、この記事が本当かどうか是非味わっていただきたい
日本向けの茶葉がどれだけ不味いか
そしてその不味い茶葉が並行輸入と比べて高く売られている現実を
これを“高貴なRacism”とでも申しましょうか?
美味しい紅茶を飲んで腹が立つというのも不憫な話だ
だが我が同胞よ
我々は辺境のイエローモンキーに過ぎないのだ
しかもTwiningsというブランドで日本向けの不味い紅茶を有難がって買い続ける
まあ、以前も言った通り、これは紳士の英国人的ウィットなのだ
いつこの人たちはこれがクソ不味いと気づくのか、と
いや、もしかしたらもうバレているのかもしれませんな
そうだとしたら、なんと奥ゆかしい民族なんだ
きっと我々英国人に気を遣っているに違いない
たとえば、我々が輸入する茶葉を間違えたとか?
我々の栄誉のためにそんなミスを黙ってくれているに違いない
日本人は素晴らしい!
えっと…
こういうのを現実逃避って言うんだっけ?
もちろん、私が?
えええい!
いまいましい!