猿八座 Saruhachi-za

佐渡の人形遣いの独り言

佐渡・大慶寺公演

2018-04-17 17:50:19 | 公演

 4月15日、肌寒いとはいえ桜が満開の大慶寺本堂で「平家女護島」二段目を上演しました。平家打倒を企て鬼界が島に流された流人3人に待ち侘びた赦免が下されますが、丹波少将と夫婦の契りを交わした島の海女・千鳥を帰還の船に乗せようと、俊寛は上使を斬り、新たな罪を負って一人島に残ります。島内の座でも度々上演される演目ですが、能登守教経の計らいで2人の赦免に俊寛を加える前場も上演した為か、表現が細やかで解り易かったと好評をいただきました。