オカ姉のためいき日記

人生色々、ためいき色々。今日はどんなためいきつくのやら・・・?

カラオケ好き嫌い

2008-12-10 09:16:36 | 暮らし
忙しい12月に入って、不覚にも風邪をひいてしまった。
あっちやこっちやと遊び廻っていたツケか
はたまた「隆也源内」終了で気がぬけたか
何はともあれ、そんな訳で弱音は吐けない。
「自力で治すぞ!」と5日がかりで何とか脱出成功。

早く治さないと〝お外〟に堂々と出られない。子供か?
買い物にも、映画にも、ぼちぼち予定の入ってる忘年会にもね。
一番早かった先日の忘年会には〝無事〟参加できた。

この年まで生きていると、親しい友人達のグループが何組もある。
グループによって、その面々のカラーが違って面白い。
今回のメンバーの特徴は「カラオケ大嫌い
しかし、集まった場所がメンバーの一人がママとして雇われている
カラオケスナック」だ。
この時点では〝今日は唄うよ~〟と内心はりきっていたワタシだったが・・・

貸切ではなかったので当然お客さんが来た。
今、流行の「昼カラ」だ。
どんどん来る。ほとんど毎日くる常連さんらしい。
それまで食べて喋って、食べて喋ってで大盛り上がりだった
我らグループは一気にシーンとなって壁の花、いや枯花?(笑)

お客さん達は皆、60過ぎと思われるオジサマ&オバサマ。
次から次へと唄うは、唄うは・・・そしてお上手!
私はいた~く感心して拍手するも、「壁花」軍団は完全にしらけている。
〝オイオイ、こういう場面でその雰囲気はダメよ~〟とヒヤヒヤするが
仕方ないのかもしれない。
そもそもカラオケに興味ないのだから、スナックとかも縁がない。
だから唄っている人を「盛り上げる」という気使いは無理かも・・・ね。

ママである友人は私に「Nちゃん、歌いなよ」と云うが
イヤ、イヤとても歌えないよ~
このドヨヨ~ンとした空気の中では居心地、いや唄い心地が悪すぎるわ
結局、前半は盛り上がり、後半は盛り下がりのボー年会となった。
今度は集まる時は、絶~対カラオケのない所でないとイカンな、こりゃ。

なんか、あっちにこっちに気ぃ使って、とーても疲れた~
私は唄うのも好きだし、人の歌を聴くのも好きだけどな~
唄う、唄わないに関わらず
やっぱりカラオケには「我先に!」とマイクを取り合うくらいの
面々といった方が楽ちんかもしれないな
でもオトンのように「マイク・ドックセン」みたいな人も困るけどね


表裏源内蛙合戦その5

2008-12-05 14:42:36 | 上川さん
隆也のお部屋

二人の源内・・・タイトル通り人間の中の「表」と「裏」の合戦。
私達も事あるたびに、自問自答を繰り返しながら暮らしている。
それが心の表裏の合戦ということだね

「裏」の勝村さん。幕が上がる前から彼の存在が怖かった。
「強敵」だと。隆也さんでさえ脅かされそうな・・・・
いざ、やはり強敵だった!
しかし私の俗っぽい杞憂とはまるで次元の違う強さだ。
それは「表の源内」に、4時間の舞台空間のすべてに作用する
プラスのオーラ
二幕目の志道軒の講釈は、観客の頭の中にうかぶ脚本、台詞の活字、
それらを封印させ、完璧に自分の言葉となっていた。
押し付けがましさのない、それでいて圧倒的な存在感にぶっとびました!

「表源内」の隆也さん。
今回はほとんどオペラグラスのお世話に!
源内ベイビィも、与方吉も、15年後も、(ちびQさんいわく)女殺しの目線も
しっかりと目に焼き付けたもんね!

二幕・4場  裏源内から「山師」ということばを投げつけられ
源内の心中の激高が、隆也さんの〝〟に表れる。
この時の目をみて、まさに「一代記」を演じきっている隆也さんに感じ入る。

そしてひと時、観客の笑い声。この日はやってくれました!
水中の源内!シンクロ〟だ
おまけに魚の口先で勝村さんをツンツン。痛いじゃん!

この場を境に客席は水を打ったように静まりかえる。
6場・「腑分け」 ここでの音楽が否応なしに高揚させる。
二人の源内の高揚感も確実にたかまっていた。
惜しむべきは、この場面の余韻に浸る為の「5秒」がほしかった。

7場の秋田への転換が少ーし早くて・・・・ちょっと残念。
凄まじい「表裏」の決裂のあと、筆をうごかしつつ呻くような唄にも
やりきれない「虚無感」が深みを増していた。

8場の「イエイエ!」は本来なら大声で笑いたい。
でも、すでに源内に対しての世間の目も変わりつつあり
坂をそろそろと転げ落ちる序章を感じとった観客は
感情移入状態となり〝笑えない〟のだ。

劇場全体がピーンとはりつめている快感。
芝居の醍醐味ってこういう瞬間なのかな?

10場 初回観た時引っかかっていた。何か物足りなさを感じていた。
が、鳥肌がたつような素晴らしいものになっていた。
人を殺めてもなお「・・・おれは神だ・・」と墜ちていく。
鬼気せまる源内を観て、思わず(エラソーに)「これよ!!」

いつも冷静に、贔屓目にならないようにと思っているが
感動でウルッときて我ながら慌ててしまったわ
そして・・・
あわや涎垂という隆也さんの表情は、崩れ落ちる身体とともに消え
ラストの「牢死」へとつながる。 いや~すごい、すごいぞ!

チェックしました!息をひきとり板の上に横たわる源内。
いくらなんでも、どっか動くでしょ?息するでしょ?と全身くまなく凝視!
動かないよ~目も鼻も口も、肩も胸も足も手も!
ありえない・・(ちょっと!動きなさいよ)と根くらべだ(誰とだちゅーの(笑))
出演者全員が登場し歌が終わり、幕が引かれるまで
「微動だ」すらこの目でとらえることができなかった!何かくやしー
ウーッ、恐るべし上川隆也

2008年を素晴らしい隆也さんで締めくくる幸せ!
やっぱり〝板〟の上の隆也さんは最高
役者として、隆也さんは「無色透明」でありたいと云う。
まさに錦絵の如く見事な「源内色」に染めあげ、私達に〝魅〟せてくれた。

カテコではもちろん立ちました!だって私にとっての千秋楽だもの

脂ののったお魚のような、熟した旨み満載の蜷川ワールドは
11月の東京から12月の大阪へ。
関西の隆友さんからのメールには
「しっかり送りだしてください。私達が引き継ぎます」とステキなエール。

関西の皆さん、声援よろしく




表裏源内蛙合戦その4

2008-12-04 23:44:40 | 上川さん
隆也のお部屋

3日、3回目の観劇。そして見納め私の2008年は終わった~
楽日、とっておけばよかった!と幕が降りたとたん後悔よ。
しかし遠方のファンの方々のことを思えば、3回も観ることができ幸せだわ。

2回目は23日。姉と一緒だった。蜷川作品をよく観ている姉の
客観的な感想にビクビクものだったが
「面白いわ。これで9500円はお安いわよ」にホッとした。
猥雑さも「蜷川作品では珍しくもない」とアッサリだ。
でもこの日、小学生くらいの〝お子ちゃま〟数人を見かけ
さすがに、大丈夫かね~?と驚き&心配していた。
姉は某劇場に勤務していたので、今回の暗転なし、装置のアイデァ
スピード感のある進行に「裏方さんも凄い」と感心しきり。

2回目にして、やっと全体の流れや細部に目がいきとどき
この作品の面白さをしっかり受け止めることができた。

そして3回目。その流れは1回目とほとんど変わりがない。
それは初日の幕が上がった瞬間から「完成度の高い」ものを
観客に提供してくれているということだ。
関わるすべての人々の自信と、観客に対する責任感、意気込みが
あのとてつもない「パワー」となって伝わってくるんだと解った。ワカルのが遅いよね!
初回で感じた、いくつかのも消化して
一幕は楽しく笑い、二幕は感動しての最後の観劇となった。

1月12日にはwowowにて放送される。全国のファンへのお年玉ね。
源内ベィビィもリピートで、いやというほど見られるんだ

今回は六平さんが〝笑い〟のツボにはまっちゃった!
家重&忠光コンビがお姫様抱っこで去ろうとした時、何かを落としたのか
それを拾ったあたりから六平さんの田沼の台詞がアヤシクなっちゃった(笑)
家冶の横でずーーっとおじぎしたまんま!肩が震えてましたよ!
豊原さんの「・・・もーして・・おりました」の声に
なぜか〝坂東英二さん〟の顔がうかんでしまうぅ。〝春信〟が粋でステキ!
高岡早紀さんは発声が良いのが意外だった。源内との色恋は二幕での
〝疎まれる〟印象の方が強く、これも意外だった。
シノラーこと篠原ちゃんは〝フツーにしゃべれるんだ〟みたいな・・・(笑)

今日の千秋楽に行った〝隆・友〟さんから「無事終わりました」と!
隆也さんが蜷川さんを引っ張りだして!の東京千秋楽ということだ。

皆さん、お疲れさまでした。