藤をめぐる随想 ~太巖寺、子安地蔵寺
「花めぐり」を連載していると、この季節は忙しい。
桜の後を追うように春の花たちが次から次へと競うように咲き始めるからだ。
特に藤の花は桜に似て、一瞬にして、旬の時期を迎え、そして去っていくから、シャッターチャンスは難しい。
今年は地元、奈良には春日大社という藤の名所があるにも拘わらず、少し、足を伸ばして、三重県亀山市の太巖寺に行ってみた。
太巖寺は、樹齢数百年と推測される藤の大木が境内一面にあることから、別名「ふじの寺」と言われている。
ところが、雨のせいか、花つきの悪い年なのか、お寺の人が恐縮するくらい、みすぼらしい藤であった。
でも、なんとか、気を取り直して、ムラサキのシャワーを表現しようと頑張ってみた。
数百年の樹齢ともなれば、藤にも、魂が宿るのだろうか。
古木になればなるほど、風にそよぐ藤の花に何かを語りかけられているような錯覚に陥る。
ストック画像から、和歌山県橋本市の子安地蔵寺の藤をプレイバック。
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