「アニメの殿堂」に意見387件 「トキワ荘再現」も
>文化庁は17日、アニメやマンガの「殿堂」国立メディア芸術総合センター(仮称)のあり方について、
>一般から募集した意見の概要を公表した。
>1週間の募集で387件の意見が寄せられ、センター建設への関心の高さを示した。
ってことらしいですね。
で、その意見とやらを見てみると……
>「コスプレ体験と記念撮影ができるコーナーを設ける」
センター設立の趣旨が大きく変わるのでは?
ただの観光地にしかならず、失敗する可能性も高い。
>「手塚治虫らがいた『トキワ荘』を再現」
>「アニメやマンガの名シーンを原寸で再現したテーマパークに」
せめて、トキワ荘の移築保存であればまだ理解できるのですが。
もう無理ですからね。
まぁ、このセンターがこういうテーマパークになる必要性が分からない。
テーマパークにして何になるのか?
>「希少書籍や絶版本の保存・データ化」
やりたいことはわかる。
が、せっかく著作権法も改正したのだから、国会図書館の機能拡張でやるべきでは?
もちろん、国会図書館に対する予算を増加しなければならないし、
100億とか200億では無理だろうと思いますが。
>「海外の研究者への資料提供や助成」など研究拠点としての要望
これは重要だと思います。このセンターでやるべきかは別にして。
言い方は悪いですが、海外での権威付けに成功すれば、市場の拡大も期待できるかもしれません。
まぁ、純粋に研究支援が必要だと思いますが。
>人材育成の一環として「センターでのアニメ作品の制作」
う~ん……。
文化庁メディア芸術祭受賞者のコラボレーションなどは、
「展示系」でいくなら人を呼ぶ目玉たり得るのかもしれませんが。
>「アニメーターのハローワーク的な事業の実施」
これはこの施設でやるべきことなのか?
アニメ業界の事情には詳しくありませんが、国家が支援する必要性があるのか疑問。
詳しい説明が欲しいところ。
***
国立メディア芸術総合センターで何をしたいのか?という大元の方針がぶれないようにする必要がある。
芸術祭受賞作品等の恒常的な展示なのか(展示系)、漫画等の生原稿の保存なのか(資料系)。
展示系であれば、お台場ではなく秋葉原に作った方がいいだろうし、
自前で建物を建設する必要性・緊急性もないように思う。
とりあえずは、オフィスを借りて実験的に行ってみてはどうか。(予算の体系として難しいのかもしれないが)
都心部の廃校等を利用するのも一つの方法だろうし。
資料系であれば、そもそもこんな低予算では必要なレベルのものは作れないだろう。
もっと本格的に取り組むのでなければ、無駄な予算を逐次投入するだけである。
サブカルチャー版国会図書館を作るくらいの覚悟が必要でしょう。
この場合、なによりも収容能力(と保存環境)が問題だから、
お台場なんかに作る必要はない。
もう少しましな条件の場所を探すべきでしょう。
なお、資料系であれば、「海外の研究者への資料提供や助成」などの研究拠点としての
役割の一部を担うことが可能だろうと思う。
***
その他、センターには関係ないが、是非ともやって欲しい施策としては……。
・海外作品の翻訳等の助成
・国内作品の海外販売の助成・支援
・違法著作物の流通抑制のための取り組み(著作権法も改正されますが、更に)
これは国外も含めて。
・民間の邪魔をしない
>文化庁は17日、アニメやマンガの「殿堂」国立メディア芸術総合センター(仮称)のあり方について、
>一般から募集した意見の概要を公表した。
>1週間の募集で387件の意見が寄せられ、センター建設への関心の高さを示した。
ってことらしいですね。
で、その意見とやらを見てみると……
>「コスプレ体験と記念撮影ができるコーナーを設ける」
センター設立の趣旨が大きく変わるのでは?
ただの観光地にしかならず、失敗する可能性も高い。
>「手塚治虫らがいた『トキワ荘』を再現」
>「アニメやマンガの名シーンを原寸で再現したテーマパークに」
せめて、トキワ荘の移築保存であればまだ理解できるのですが。
もう無理ですからね。
まぁ、このセンターがこういうテーマパークになる必要性が分からない。
テーマパークにして何になるのか?
>「希少書籍や絶版本の保存・データ化」
やりたいことはわかる。
が、せっかく著作権法も改正したのだから、国会図書館の機能拡張でやるべきでは?
もちろん、国会図書館に対する予算を増加しなければならないし、
100億とか200億では無理だろうと思いますが。
>「海外の研究者への資料提供や助成」など研究拠点としての要望
これは重要だと思います。このセンターでやるべきかは別にして。
言い方は悪いですが、海外での権威付けに成功すれば、市場の拡大も期待できるかもしれません。
まぁ、純粋に研究支援が必要だと思いますが。
>人材育成の一環として「センターでのアニメ作品の制作」
う~ん……。
文化庁メディア芸術祭受賞者のコラボレーションなどは、
「展示系」でいくなら人を呼ぶ目玉たり得るのかもしれませんが。
>「アニメーターのハローワーク的な事業の実施」
これはこの施設でやるべきことなのか?
アニメ業界の事情には詳しくありませんが、国家が支援する必要性があるのか疑問。
詳しい説明が欲しいところ。
***
国立メディア芸術総合センターで何をしたいのか?という大元の方針がぶれないようにする必要がある。
芸術祭受賞作品等の恒常的な展示なのか(展示系)、漫画等の生原稿の保存なのか(資料系)。
展示系であれば、お台場ではなく秋葉原に作った方がいいだろうし、
自前で建物を建設する必要性・緊急性もないように思う。
とりあえずは、オフィスを借りて実験的に行ってみてはどうか。(予算の体系として難しいのかもしれないが)
都心部の廃校等を利用するのも一つの方法だろうし。
資料系であれば、そもそもこんな低予算では必要なレベルのものは作れないだろう。
もっと本格的に取り組むのでなければ、無駄な予算を逐次投入するだけである。
サブカルチャー版国会図書館を作るくらいの覚悟が必要でしょう。
この場合、なによりも収容能力(と保存環境)が問題だから、
お台場なんかに作る必要はない。
もう少しましな条件の場所を探すべきでしょう。
なお、資料系であれば、「海外の研究者への資料提供や助成」などの研究拠点としての
役割の一部を担うことが可能だろうと思う。
***
その他、センターには関係ないが、是非ともやって欲しい施策としては……。
・海外作品の翻訳等の助成
・国内作品の海外販売の助成・支援
・違法著作物の流通抑制のための取り組み(著作権法も改正されますが、更に)
これは国外も含めて。
・民間の邪魔をしない