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競馬の話題を中心にしつつも、日常の出来事などを切り取り書いていきたいブログ

63年前の名ジョッキー

2006-07-06 00:22:14 | horseracing
→伝説の騎手、遺骨戻る シベリアから60年ぶり 八戸 (Yahoo!ニュース・河北新報)

前田長吉といえば、競馬の歴史に興味があるならば必ず目にするに違いない名前。1943年にクリフジで東京優駿・阪神優駿牝馬(現 オークス)・京都農賞(現 菊花賞)を制し俗にいう変形三冠を達成した騎手。その年度はデビュー2年目でまだ20歳だったそうだ。

戦争で亡くなったとは何かで読んだことはあったが、終戦後にシベリアで抑留されその地で死去したとは今回の記事で初めて知った。もし戦争で中断することなく競馬が続いていたら、「悲運」「伝説」といったフレーズの無い、名騎手として活躍し語り継がれていたかもしれない。

そういえば、昨年秋に訪れた靖国神社には戦没慰霊馬像というのがあったのを思い出した。1944年の東京優駿優勝馬カイソウも戦時中のドサクサで行方不明になったというが、もしかしたらそこに眠っているのかもしれない。

まあ戦争に関しては人それぞれの考え方もあってなかなか難しい問題だが、競馬好きの立場としては、中央競馬が開催される日常の週末(もしくは毎日日本のどこかで地方競馬が開催される日々)が、当たり前のように続けばそれだけでいいのだけど。


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