例年のごとくJRA賞の部門に沿って個人的に受賞に値する馬を選んでみた。今年度は昨年に比べて簡単には結論を出せない部門が多く、ウオッカ・ダイワスカーレットが牡馬相手に強い走りを見せた副産物として4歳以上牡馬での各馬の比較が特に難解だった。実際のJRA賞の記者投票でも票が割れるのではないだろうか。
【年度代表馬】/ウオッカ
牡牝混合G1の安田記念・天皇賞(秋)を2勝。3歳のディープスカイはウオッカとの直接対決では1勝1敗だがJpn1での2勝も3歳限定戦で逆転には至らず。
【2歳牡】/セイウンワンダー
通算4戦3勝、フューチュリティS・新潟2歳Sを制覇。ロジユニヴァースはNIKKEI杯2歳S・札幌2歳S、スーニは全日本2歳優駿・兵庫ゴールドTを制しており各馬とも遜色ないが、最終的に2歳最高賞金のフューチュリティSを制したことを評価。
【2歳牝】/ブエナビスタ
阪神JF優勝。
【3歳牡】/ディープスカイ
NHKマイルC・東京優駿の3歳Jpn1を2勝に加え、天皇賞(秋)・ジャパンCでも上位馬に迫りレーティング121の高評価。
【3歳牝】/リトルアマポーラ
3歳限定戦での重賞勝ちはクイーンCのみで牝馬三冠での最高着順は5着だったものの、エリザベス女王杯で古馬牝馬を破ったことを評価。レジネッタは桜花賞1着・優駿牝馬3着など重賞で幾度も好走を重ねて健闘。
【4歳上牡】/カネヒキリ
アドマイヤジュピタ・エイシンデピュティ・スクリーンヒーローの芝中長距離G1を制した3頭は他の重賞勝ちもあり決してフロックではない実力馬。しかしこの3頭の直接対戦もないため比較が難解。また各馬とも故障による不可抗力とはいえ年間を通しての活躍はできず。また中長距離G1の5鞍のうち2つを牝馬が制しており、この部門は例年に比べ受賞へのハードルは低い。ならば屈腱炎による長期休養から復帰し、JCダート・東京大賞典のダートG1を連勝。JCダートでのレーティングも117と他の芝G1馬とそれほど遜色のない評価を受けているカネヒキリを選ぶ。
【4歳上牝】/ウオッカ
牡牝混合G1の安田記念・天皇賞(秋)を2勝して高いパフォーマンスを見せた。ダイワスカーレットも天皇賞(秋)では微差の2着、有馬記念を制す快挙を果たすなど、勝るとも劣らない活躍。
【短距離】/スリープレスナイト
1200mにのみ出走しOP・重賞で6戦5勝二着1回と連を外さず。その内容もG3級2勝に加え、秋にはG1のスプリンターズSを制覇。レーティングだけならウオッカが安田記念を制して120の高評価を受けているが、年間を通して1600m以下で活躍した点に重きを置く。
【ダート】/カネヒキリ
長期休養から復帰しJCダート・東京大賞典のG1級を連勝。同世代のヴァーミリアンもフェブラリーS・JBCクラシックのダートG1級を2勝しているが、直接対決で休養前の実績に匹敵する実力でヴァーミリアンを下したカネヒキリを評価。
【障害】/マルカラスカル
中山グランドジャンプで2着のメルシーエイタイムに2秒2の大差をつけて他馬を圧倒し、他にOP特別で2勝。キングジョイも中山大障害を制しJG2も1勝しているものの、JG1間での評価でマルカラスカルに軍配。
【次点】
年度/ディープスカイ(B)
2歳牡/ロジユニヴァース(A)・スーニ(B)
2歳牝/-
3歳牡/-
3歳牝/レジネッタ(B)
4歳上牡/エイシンデピュティ(A)・スクリーンヒーロー(A)・アドマイヤジュピタ(A)
4歳上牝/ダイワスカーレット(A)
短距離/ウオッカ(A)
ダート/ヴァーミリアン(B)
障害/キングジョイ(B)
馬名は次点順 (A)=選定馬と互角 (B)=選定馬に比べやや劣る
福島競馬限定
【年度代表馬】マンハッタンスカイ (福島記念)
【2歳牡】オメガユリシス (福島2歳S)
【2歳牝】該当馬なし
【3歳牡】アポロドルチェ (バーデンバーデンC)
【3歳牝】該当馬なし
【4歳上牡】マンハッタンスカイ (福島記念)
【4歳上牝】マイネカンナ (福島牝馬ステークス)
【短距離】アイルラヴァゲイン (福島民友カップ)
【ダート】フリートアドミラル (東北S)
【障害】ローレルハンバーバ (福島ジャンプS)
【特別賞】オウケンブルースリ(菊花賞←'08[2着] 未勝利)
【〃】スクリーンヒーロー(ジャパンC←'07[2着] ラジオNIKKEI賞)
【年度代表馬】/ウオッカ
牡牝混合G1の安田記念・天皇賞(秋)を2勝。3歳のディープスカイはウオッカとの直接対決では1勝1敗だがJpn1での2勝も3歳限定戦で逆転には至らず。
【2歳牡】/セイウンワンダー
通算4戦3勝、フューチュリティS・新潟2歳Sを制覇。ロジユニヴァースはNIKKEI杯2歳S・札幌2歳S、スーニは全日本2歳優駿・兵庫ゴールドTを制しており各馬とも遜色ないが、最終的に2歳最高賞金のフューチュリティSを制したことを評価。
【2歳牝】/ブエナビスタ
阪神JF優勝。
【3歳牡】/ディープスカイ
NHKマイルC・東京優駿の3歳Jpn1を2勝に加え、天皇賞(秋)・ジャパンCでも上位馬に迫りレーティング121の高評価。
【3歳牝】/リトルアマポーラ
3歳限定戦での重賞勝ちはクイーンCのみで牝馬三冠での最高着順は5着だったものの、エリザベス女王杯で古馬牝馬を破ったことを評価。レジネッタは桜花賞1着・優駿牝馬3着など重賞で幾度も好走を重ねて健闘。
【4歳上牡】/カネヒキリ
アドマイヤジュピタ・エイシンデピュティ・スクリーンヒーローの芝中長距離G1を制した3頭は他の重賞勝ちもあり決してフロックではない実力馬。しかしこの3頭の直接対戦もないため比較が難解。また各馬とも故障による不可抗力とはいえ年間を通しての活躍はできず。また中長距離G1の5鞍のうち2つを牝馬が制しており、この部門は例年に比べ受賞へのハードルは低い。ならば屈腱炎による長期休養から復帰し、JCダート・東京大賞典のダートG1を連勝。JCダートでのレーティングも117と他の芝G1馬とそれほど遜色のない評価を受けているカネヒキリを選ぶ。
【4歳上牝】/ウオッカ
牡牝混合G1の安田記念・天皇賞(秋)を2勝して高いパフォーマンスを見せた。ダイワスカーレットも天皇賞(秋)では微差の2着、有馬記念を制す快挙を果たすなど、勝るとも劣らない活躍。
【短距離】/スリープレスナイト
1200mにのみ出走しOP・重賞で6戦5勝二着1回と連を外さず。その内容もG3級2勝に加え、秋にはG1のスプリンターズSを制覇。レーティングだけならウオッカが安田記念を制して120の高評価を受けているが、年間を通して1600m以下で活躍した点に重きを置く。
【ダート】/カネヒキリ
長期休養から復帰しJCダート・東京大賞典のG1級を連勝。同世代のヴァーミリアンもフェブラリーS・JBCクラシックのダートG1級を2勝しているが、直接対決で休養前の実績に匹敵する実力でヴァーミリアンを下したカネヒキリを評価。
【障害】/マルカラスカル
中山グランドジャンプで2着のメルシーエイタイムに2秒2の大差をつけて他馬を圧倒し、他にOP特別で2勝。キングジョイも中山大障害を制しJG2も1勝しているものの、JG1間での評価でマルカラスカルに軍配。
【次点】
年度/ディープスカイ(B)
2歳牡/ロジユニヴァース(A)・スーニ(B)
2歳牝/-
3歳牡/-
3歳牝/レジネッタ(B)
4歳上牡/エイシンデピュティ(A)・スクリーンヒーロー(A)・アドマイヤジュピタ(A)
4歳上牝/ダイワスカーレット(A)
短距離/ウオッカ(A)
ダート/ヴァーミリアン(B)
障害/キングジョイ(B)
馬名は次点順 (A)=選定馬と互角 (B)=選定馬に比べやや劣る
福島競馬限定
【年度代表馬】マンハッタンスカイ (福島記念)
【2歳牡】オメガユリシス (福島2歳S)
【2歳牝】該当馬なし
【3歳牡】アポロドルチェ (バーデンバーデンC)
【3歳牝】該当馬なし
【4歳上牡】マンハッタンスカイ (福島記念)
【4歳上牝】マイネカンナ (福島牝馬ステークス)
【短距離】アイルラヴァゲイン (福島民友カップ)
【ダート】フリートアドミラル (東北S)
【障害】ローレルハンバーバ (福島ジャンプS)
【特別賞】オウケンブルースリ(菊花賞←'08[2着] 未勝利)
【〃】スクリーンヒーロー(ジャパンC←'07[2着] ラジオNIKKEI賞)