[ドラマ]『フルスイング』
ずっとかじりつきで見ていた『フルスイング』が終わってしまいました。最終回は嗚咽が出そうなぐらいダダ泣き。タカさんの笑顔は反則過ぎるよ。もうドラマを見れないかと思うと寂しい。まるで本当に高林先生と別れてしまったかのような切ない気持ちで、これを打ってる今も泣きそうです。(涙)あーもうタカさんには会えないんだって。いいドラマでした。本当にいいドラマでした。見逃した人は再放送なりDVDなりで是非観て欲しい。これは観て損しないよ。胸張って言える。とても真っ当な、直球というか正にフルスイングなドラマでした。ドラマ自体が高林先生そのものを象徴してたかのよう。
最近、タレントのプロモーションの場と化している連ドラ界。年々それが顕著になってきて、最早、作品の良し悪しは二の次になっていて面白いドラマがどんどん減ってるという寂しい現状です。ただのプロモーションに付き合うほど視聴者もそんなに馬鹿じゃない。ここの所、更にドラマ離れが進んでいるように思います。そんな傾向のある中で、NHKでは今でも良質なドラマが沢山排出されています。特にここ最近で印象的だったのは『ハゲタカ』かな。あれはCMが流れないNHKだからこそ作れる息つく間がない重厚なドラマでした。NHKならではのドラマと言っていいかも。ただ、この『フルスイング』はNHKでなければ、という事は無かったように思います。あ、高橋克美が主役って時点からNHKなのか。(笑)いやいや・・・・今は小日向文世だって民放の連ドラの主役ですからね。確かにキャストは渋いっつーのか民放のドラマと比較すると極端に地味だけども、NHKならでは!ってほどでもなかったかなー。だからさ、民放だって全然こういうドラマ作れると思うんだよなぁ。きっちりと筋立て出来ている脚本に、魅力的なキャラクター、そのキャラクターの為に役者がキャスティングされて、それに役者がきっちりと応えるって、そんな難しい事じゃない筈なんだけど。こんな当たり前の事が稀少になりつつあるのが日本のメディアの寂しい現状ですわ。この当たり前を真っ当にフルスイングして場外ホームランをかっ飛ばしてくれたのがこのドラマ。作品自体から「良い作品を作ろう」という意気込み・・・・・タカさんの言葉を借りるなら『氣力』が漲ってる感じがしました。高林導宏という人の生き様を描く事が全てだった。脚本や演出、スタッフ、キャストも皆、高林先生が大好きなんだろうなって。
この作品の一番の成功は高橋克実が高林先生をストレートに演じたおかげだろうなって。ホント高橋克実が素晴らしかった。ドラマの中ではタカさんそのもので、まるで本物が動いてるかのような錯覚をするほど。このドラマの中では何回も実際の高林さんの写真が出て来るんですが、そこの違和感が全然ないんですよ。決して本物の高林先生に高橋克実がソックリって訳ではないのに、本物の写真が出て来てもドラマの中の高橋克実のタカさんが本物に感じるくらい。で、バラエティーの司会や他のドラマで見る高橋克実にはタカさんを微塵も感じないんですよね。そこが凄いなって。ドラマの中で生きてるんだって。だから、ややもすると臭くなってしまいそうな直球の言葉も素直に受け入れられるんですよね。高橋克実が喋ってるんではなくタカさんが本当にそう思って喋ってるように感じるから。このドラマの脚本、とても丁寧でキャラクターの心情表現もお見事でしたが、それでもあまりに直球の学園ドラマだったので、下手すると偽善的になったりクサくなったりしたかもしんない。でもそのストレートさを出演者がそのキャラクターになってストレートに表現してくれたので心にズバンと響いてくるんですよ。やっぱストレートに勝るものはないなって。(笑)変化球も良いけどもストレートはダイレクトに響くんだわ。高橋克実以外の役者も素晴らしかったなぁ。伊藤蘭も吹石一恵も小林克也も本田博太郎も萩原聖人も生徒一人一人も凄く良かった。里見浩太朗の重厚さがビシッとドラマを締めてましたね。正に漬物石。彼の言葉に重みがあるから高林先生の存在にぐんと説得力が増したんだろうなあ。それと塚本晋也!前にも書いたけどこの人もっと俳優やったらいいのに。監督として高く評価されてるけど、俳優だけでもやっていけそうなぐらい自然で良い演技するんですよね。もっと色んな作品で塚本晋也の演技が見たいわ。生徒役の子も皆良かった。カメラマン志望の男の子がいいアクセントになってたなぁ。それぞれのキャラクターの言葉にちゃんと気持ちが乗ってるから嘘臭くない。役者も脚本が良かったから感情移入し易かったのでは?脚本が良いから役者が良い演技が出来て、役者が良いから脚本が更に良く感じる。良い相互関係が成り立ってました。そこを信頼した抑え目の演出も良かった。
最終回、先に書いたように私は号泣してしまいました。中盤から終わりにかけてずっと泣きっぱなし。でも、タカさんが死ぬ事が悲しいのは勿論あったけど、決して悲しいだけじゃなく後味の良い爽やかな気持ちになれたんですよね。色んな温かさが沁みて来たなぁ。単純で恥ずかしいけど、「人間っていいな」と思いましたよ。タカさんは死んでしまったけど、色んな大切な物を残してくれた。最終回、タカさんの死を幾らでもドラマチックに描けるだろうにこのドラマは最後までタカさんが生きている姿、死んだ後に残したものにピントを絞って描いていました。タカさんの死をサラリと描いていたのが余計に余韻が残るんだよね。しかしあれだね、泣けるのって泣き顔よりも笑顔の方が泣けるんだね。このドラマ見て痛感したわ。タカさんの笑顔が今でも心に焼き付いてます。本当に良いドラマでした。
先週から「刑事の現場」が始まりました。これも第1話からチェックしようと思ってたんですが、先週はsyrup16gのラストライブで留守にしてたら録画されてなかった・・・・・・・・2話からチェックでも大丈夫かしら?
(某氏のブログより)
同じ気持ちです。12/23~25、再放送決定。ドラマ主人公のモデルとなった高畠さんのドキュメンタリーも放送。http://www.nhk.or.jp/dodra/fullswing/
内容紹介
59歳の新米高校教師。
伝説の打撃コーチ・高畠導宏― 「氣力・信じる心」の大切さを教えてくれた先生
「感動の実話に基づく人間ドラマ!」
【特典ディスク内容】
●記者発表会・出演者インタビュー(約11分)
●プロ野球関係者インタビュー(約10分)
●高畠さん生前の映像集(約14分)
●主演・高橋克実さんインタビュー(約15分)
●未放送シーン集(約14分)
●各話30秒PR(全6回分)
●プレマップ映像(5分)
●ノンクレジットオープニング、エンディングタイトル
【スタッフ】
原案:門田隆将「甲子園への遺言~伝説の打撃コーチ 高畠導宏の生涯」/脚本:森下直・関えり香・さわだみきお/
テーマ音楽:おかもとだいすけ/主題歌:夏川りみ「あの花のように」
【キャスト】
高橋克実、伊藤蘭、吹石一恵、萩原聖人、塚本晋也、斎藤工、本田博太郎、小林克也、里見浩太朗 ほか
【本編収録内容】
福岡の高校に59歳の新米教師が赴任してきた。
彼は、30年にわたって多くの名選手を育ててきた、プロ野球の打撃コーチという経歴を持つ。
かたやぶりで、すべての事に、真正面からぶつかっていく彼の“本気”を受け止めて、生徒が、そして教師が変わっていく。
伝説の打撃コーチ、高畠導宏をモデルに描く感動の人間ドラマ。
第1話の放送直後から、各方面で大反響を呼んだ話題作!
内容(「GAGAデータベース」より)
プロ野球の打撃コーチから高校の社会科教諭となった高畠導宏の生涯を綴った門田隆将原作「甲子園への遺言~高畠導宏の生涯」を元にしたドラマのBOX。プロ野球の打撃コーチだった高林は引退後、高校の教育実習を受け教諭として働き出すが…。全6話を収録。
ずっとかじりつきで見ていた『フルスイング』が終わってしまいました。最終回は嗚咽が出そうなぐらいダダ泣き。タカさんの笑顔は反則過ぎるよ。もうドラマを見れないかと思うと寂しい。まるで本当に高林先生と別れてしまったかのような切ない気持ちで、これを打ってる今も泣きそうです。(涙)あーもうタカさんには会えないんだって。いいドラマでした。本当にいいドラマでした。見逃した人は再放送なりDVDなりで是非観て欲しい。これは観て損しないよ。胸張って言える。とても真っ当な、直球というか正にフルスイングなドラマでした。ドラマ自体が高林先生そのものを象徴してたかのよう。
最近、タレントのプロモーションの場と化している連ドラ界。年々それが顕著になってきて、最早、作品の良し悪しは二の次になっていて面白いドラマがどんどん減ってるという寂しい現状です。ただのプロモーションに付き合うほど視聴者もそんなに馬鹿じゃない。ここの所、更にドラマ離れが進んでいるように思います。そんな傾向のある中で、NHKでは今でも良質なドラマが沢山排出されています。特にここ最近で印象的だったのは『ハゲタカ』かな。あれはCMが流れないNHKだからこそ作れる息つく間がない重厚なドラマでした。NHKならではのドラマと言っていいかも。ただ、この『フルスイング』はNHKでなければ、という事は無かったように思います。あ、高橋克美が主役って時点からNHKなのか。(笑)いやいや・・・・今は小日向文世だって民放の連ドラの主役ですからね。確かにキャストは渋いっつーのか民放のドラマと比較すると極端に地味だけども、NHKならでは!ってほどでもなかったかなー。だからさ、民放だって全然こういうドラマ作れると思うんだよなぁ。きっちりと筋立て出来ている脚本に、魅力的なキャラクター、そのキャラクターの為に役者がキャスティングされて、それに役者がきっちりと応えるって、そんな難しい事じゃない筈なんだけど。こんな当たり前の事が稀少になりつつあるのが日本のメディアの寂しい現状ですわ。この当たり前を真っ当にフルスイングして場外ホームランをかっ飛ばしてくれたのがこのドラマ。作品自体から「良い作品を作ろう」という意気込み・・・・・タカさんの言葉を借りるなら『氣力』が漲ってる感じがしました。高林導宏という人の生き様を描く事が全てだった。脚本や演出、スタッフ、キャストも皆、高林先生が大好きなんだろうなって。
この作品の一番の成功は高橋克実が高林先生をストレートに演じたおかげだろうなって。ホント高橋克実が素晴らしかった。ドラマの中ではタカさんそのもので、まるで本物が動いてるかのような錯覚をするほど。このドラマの中では何回も実際の高林さんの写真が出て来るんですが、そこの違和感が全然ないんですよ。決して本物の高林先生に高橋克実がソックリって訳ではないのに、本物の写真が出て来てもドラマの中の高橋克実のタカさんが本物に感じるくらい。で、バラエティーの司会や他のドラマで見る高橋克実にはタカさんを微塵も感じないんですよね。そこが凄いなって。ドラマの中で生きてるんだって。だから、ややもすると臭くなってしまいそうな直球の言葉も素直に受け入れられるんですよね。高橋克実が喋ってるんではなくタカさんが本当にそう思って喋ってるように感じるから。このドラマの脚本、とても丁寧でキャラクターの心情表現もお見事でしたが、それでもあまりに直球の学園ドラマだったので、下手すると偽善的になったりクサくなったりしたかもしんない。でもそのストレートさを出演者がそのキャラクターになってストレートに表現してくれたので心にズバンと響いてくるんですよ。やっぱストレートに勝るものはないなって。(笑)変化球も良いけどもストレートはダイレクトに響くんだわ。高橋克実以外の役者も素晴らしかったなぁ。伊藤蘭も吹石一恵も小林克也も本田博太郎も萩原聖人も生徒一人一人も凄く良かった。里見浩太朗の重厚さがビシッとドラマを締めてましたね。正に漬物石。彼の言葉に重みがあるから高林先生の存在にぐんと説得力が増したんだろうなあ。それと塚本晋也!前にも書いたけどこの人もっと俳優やったらいいのに。監督として高く評価されてるけど、俳優だけでもやっていけそうなぐらい自然で良い演技するんですよね。もっと色んな作品で塚本晋也の演技が見たいわ。生徒役の子も皆良かった。カメラマン志望の男の子がいいアクセントになってたなぁ。それぞれのキャラクターの言葉にちゃんと気持ちが乗ってるから嘘臭くない。役者も脚本が良かったから感情移入し易かったのでは?脚本が良いから役者が良い演技が出来て、役者が良いから脚本が更に良く感じる。良い相互関係が成り立ってました。そこを信頼した抑え目の演出も良かった。
最終回、先に書いたように私は号泣してしまいました。中盤から終わりにかけてずっと泣きっぱなし。でも、タカさんが死ぬ事が悲しいのは勿論あったけど、決して悲しいだけじゃなく後味の良い爽やかな気持ちになれたんですよね。色んな温かさが沁みて来たなぁ。単純で恥ずかしいけど、「人間っていいな」と思いましたよ。タカさんは死んでしまったけど、色んな大切な物を残してくれた。最終回、タカさんの死を幾らでもドラマチックに描けるだろうにこのドラマは最後までタカさんが生きている姿、死んだ後に残したものにピントを絞って描いていました。タカさんの死をサラリと描いていたのが余計に余韻が残るんだよね。しかしあれだね、泣けるのって泣き顔よりも笑顔の方が泣けるんだね。このドラマ見て痛感したわ。タカさんの笑顔が今でも心に焼き付いてます。本当に良いドラマでした。
先週から「刑事の現場」が始まりました。これも第1話からチェックしようと思ってたんですが、先週はsyrup16gのラストライブで留守にしてたら録画されてなかった・・・・・・・・2話からチェックでも大丈夫かしら?
(某氏のブログより)
同じ気持ちです。12/23~25、再放送決定。ドラマ主人公のモデルとなった高畠さんのドキュメンタリーも放送。http://www.nhk.or.jp/dodra/fullswing/
NHK フルスイング DVD-BOXジェネオン エンタテインメントこのアイテムの詳細を見る |
内容紹介
59歳の新米高校教師。
伝説の打撃コーチ・高畠導宏― 「氣力・信じる心」の大切さを教えてくれた先生
「感動の実話に基づく人間ドラマ!」
【特典ディスク内容】
●記者発表会・出演者インタビュー(約11分)
●プロ野球関係者インタビュー(約10分)
●高畠さん生前の映像集(約14分)
●主演・高橋克実さんインタビュー(約15分)
●未放送シーン集(約14分)
●各話30秒PR(全6回分)
●プレマップ映像(5分)
●ノンクレジットオープニング、エンディングタイトル
【スタッフ】
原案:門田隆将「甲子園への遺言~伝説の打撃コーチ 高畠導宏の生涯」/脚本:森下直・関えり香・さわだみきお/
テーマ音楽:おかもとだいすけ/主題歌:夏川りみ「あの花のように」
【キャスト】
高橋克実、伊藤蘭、吹石一恵、萩原聖人、塚本晋也、斎藤工、本田博太郎、小林克也、里見浩太朗 ほか
【本編収録内容】
福岡の高校に59歳の新米教師が赴任してきた。
彼は、30年にわたって多くの名選手を育ててきた、プロ野球の打撃コーチという経歴を持つ。
かたやぶりで、すべての事に、真正面からぶつかっていく彼の“本気”を受け止めて、生徒が、そして教師が変わっていく。
伝説の打撃コーチ、高畠導宏をモデルに描く感動の人間ドラマ。
第1話の放送直後から、各方面で大反響を呼んだ話題作!
内容(「GAGAデータベース」より)
プロ野球の打撃コーチから高校の社会科教諭となった高畠導宏の生涯を綴った門田隆将原作「甲子園への遺言~高畠導宏の生涯」を元にしたドラマのBOX。プロ野球の打撃コーチだった高林は引退後、高校の教育実習を受け教諭として働き出すが…。全6話を収録。