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木村拓哉主演「華麗なる一族」を観て・・・

2007年01月15日 | テレビ番組
ドラマの主演級の人達がたくさん出ていた。「人間の愛憎劇」になっていくのであろう。ただ、「白い巨塔」との違いは、「医者の世界」は視聴者に近いが、「財界・政界」は視聴者の日常から遠いところにある。キムタクのファンは観るだろうが、あれだけ、人間関係が複雑だと大胆に脚本の段階で整理しなければ、視聴者にとって、第二話以降、観続けるのが辛くなって来るのでは無いかと危惧を持った。ちなみに第一話のTBSの視聴率は27.7%。あれだけ、制作費をかけているのだから、30%は欲しかったのでは。

山崎豊子の小説自体、僕は大好きでかなりの数を読んでいる。やはり、近年の「沈まぬ太陽」を読んでいると、筆力が落ちていると思う。「白い巨塔」「華麗なる一族」の頃が最盛期。

「華麗なる一族」のモデルは、「太陽神戸銀行(現在、三井住友銀行)」と「神戸製鋼」と聞いたが本当だろうか?


華麗なる一族〈上〉

新潮社

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内容(「BOOK」データベースより)
業界ランク第10位の阪神銀行頭取、万俵大介は、都市銀行再編の動きを前にして、上位銀行への吸収合併を阻止するため必死である。長女一子の夫である大蔵省主計局次長を通じ、上位銀行の経営内容を極秘裏に入手、小が大を喰う企みを画策するが、その裏で、阪神特殊鋼の専務である長男鉄平からの融資依頼をなぜか冷たく拒否する。不気味で巨大な権力機構「銀行」を徹底的に取材した力作。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
山崎 豊子
1924(大正13)年、大阪市生れ。京都女子大国文科卒。毎日新聞社学芸部に勤務。当時、学芸部副部長であった井上靖のもとで記者としての訓練を受ける。勤務のかたわら小説を書きはじめ、’57(昭和32)年『暖簾』を刊行。翌年、『花のれん』により直木賞を受賞。新聞社を退社して作家生活に入る。’63年より連載をはじめた『白い巨塔』は鋭い社会性で話題を呼んだ。『不毛地帯』『二つの祖国』『大地の子』の戦争3部作の後、大作『沈まぬ太陽』を発表。’91(平成3)年、菊池寛賞受賞)


華麗なる一族〈中〉

新潮社

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内容(「BOOK」データベースより)
阪神特殊鋼の専務万俵鉄平は、米国企業からの増注契約をキャンセルされて危機に陥る。旧友である大同銀行の三雲頭取が多額の融資を了承してくれるが、その矢先、熱風炉が爆発するという事故が出来―。一方、万俵家の次女二子は、総理の縁戚と見合いをしながらも、鉄平の部下である一之瀬に惹かれていく。万俵家に同居する大介の愛人・高須相子が企む華麗な閨閥づくりの行方は…。

華麗なる一族〈下〉

新潮社

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内容(「BOOK」データベースより)
万俵大介は、大同銀行の専務と結託して、鉄平の阪神特殊鋼が不渡手形を出し、倒産へと追いやらされるさ中、上位の大同銀行との合併をはかる。鉄平は、大同銀行の頭取を出し抜いた専務と父親大介の関係を知るに及び、丹波篠山で猟銃自殺をとげる。帝国ホテルで挙行された新銀行披露パーティの舞台裏では、新たな銀行再編成がはじまっていた―。聖域「銀行」に挑戦した熾烈な人間ドラマ。

華麗なる一族

東宝

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関西金融界の雄、万俵大介(佐分利信)は厳然たる家父長制で一族を取り仕切り、その勢力を広げようと腐心し続けている。しかし、長男の鉄平(仲代達矢)に対してだけは、その出生の疑惑にこだわりを持ち続けていた。ある日、その鉄平が経営者として致命的なミスを冒してしまう…。
虚飾に彩られた大財閥の実像を赤裸々に描いた社会派巨匠・山本薩夫監督の堂々211分におよぶ超大作。見かけの華やかさとは裏腹のどす黒い人間たちの愛憎と確執が、悠々たる流れとエネルギッシュな演出の力わざによって壮大に繰り広げられていく。当時のオールスターキャストも魅力的で、ある種パターンとも思える人物描写なども、彼ら彼女らの深みある存在感によって大いにカバーされている。佐藤勝の優雅な音楽などスタッフワークも素晴らしく、当時こうした日本映画が普通に製作されていたという事実には、驚きすら覚えてしまうほどである。同年度キネマ旬報ベスト・テン第3位。(的田也寸志)

華麗なる一族 (出演 木村拓哉)



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