「トマトマニア!それは、南部カルフォニアの夏の家庭菜園シーズン開始を意味します。」―そんな表題の記事が3月23日付のLA Daily Newsに載っていました。アメリカでの盛んなトマト家庭園芸の一端を覗かせる記事です。一寸内容を紹介させて頂きます。
―マニアを惹きつける多彩なトマトの色と形―
取材した記者は、「入手できる数百種にも及ぶトマト品種について学ぶ事の出来る偉大な方法はそれらを自宅で自ら育てる事。」と言います。
Fourth of July tomatoes(アメリカ独立記念日トマト)
家庭菜園の作物栽培と言えば、「トマト」ぐらい、心躍らせられるものは他には在りません。エアルーム種であれ、ハイブリット種であれ、其の豊かな特有の香りから、今やアメリカで好まれている園芸栽培と言えば、先ずはトマトです。「それは、自分で育てたものと店から買って来たものとでは、その味が全く異なると言う事であり、誰もが、其のはっきりした違いに反応した結果と思われる。」とこのエベントのチームリーダー、Scott Daigre氏は言います。
記者が見て廻ったエベント、「トマトマニア!」のトマト種苗販売スタンドは、Encinoの300種にも及ぶ品種を並べたTapia Brothers Farm StandとVA Greater Los Angeles Healthcare system gardenであり、それから、Decanso Gardenです。そこに並ぶのは、全てが大玉の夏トマトの「Beef Steaks」タイプだけではありません。今では、園芸家に求められるトマト品種と言えば、色の違い、サイズの違い、外形の違い、ひだの形の違いであり、それに加えて、収穫期が6月から11月までの栽培時期が異なるトマトです。
その栽培ポイントは、早生種、中生、奥手の3品種を混ぜて菜園に植えこむ事です。去年の「トマトマニア!」のトップ販売品種と言えば、ブラック ビーフステーキタイプのエアルーム種の“Verlon” と甘いチェリー種の”Green Doctors” でした。
―話題のトマト種―Brown derby tomato―
今年の紹介品種と言えば、チョコレートストライプの大きなビーフステーキタイプのエアールーム種やダークレッドにグリーンの縞模様の入る品種に若干のハイブリット種です。ハイブリット育種家は、何年にも亘って5種、8種、10種と様々のサイズの赤いトマトを提供して来ましたが、今では、色の違いや変わった形に注意を払うようになったとDaigre氏は言います。
「トマトマニア!」は、南部カルフォニアを基地とするワイルドボアーファームのトマト展示場であり、クリームイエローにグリーンの縞模様の「パインアップルピッグ」のビーフステーキタイプ、中玉の黄色にグリーンの縞模様が熟すと金色になる「ポークチョップ」、それに加えて、作ってみれば分かる好みの味の「スチュパイス」と「サイべリアン」の両方が小菜園やコンテナー栽培向けの最適な品種です。もし、スペースが問題であれば、良く成ると知られている3種類のトマトを育てる事ですと言う。
―人気の高いチョコレートストライプトマトー
Daigres氏が言う、「栽培戦略の全て」は、色の多彩なチェリートマトのオレンジハイブリットの「サンゴールド」或いは「サンシュガー」に、早生の赤色のハイブリット種の「チャンピョイン」又は「フォースオブジュライ」、黄色の中玉の「スライサー」にハイブリット種の「タクシー」又は「レモンボーイ」が興味を引くと言います。 チェリー種は早生種であり、どんなトマトより良く成り、もし、3本だけ育てるなら、お薦め品種と云います。
もし、場所もあって生産量を上げるなら、奔放になる事です。オンラインで種苗販売するローレルエアルームトマトの栽培家のLaurel Garza女史は、一寸、変わった品種を提供していて、トップセリング品種を含め、「Brown Derby」は、甘く、ピリッとした味で、ブラウンオレンジにグリーンの斑の入るハイブリット種で、Yucapia のElsers Country Farmが育成した品種と言います。
そのGarza女史は、全米で95種のトマト種苗を出荷していて、其の育苗場も時には一般に公開していますが、初めてそのトマトを味わった時には、我を忘れる程でしたと言っています。そして、私の20年来の気に入り種は、「Paul Robenson」で、美しいロシアの黒いトマトと言います。
―グリーンドクタートマトー
Elsers Country Farmが「Aunt Ruby,s German Green」と交配したもので、最も優れた最高の味の熟してもグリーンのトマトと共に現れたのが「Brown Derby」です。これこそ求められていた品種であり、展示場でやっとの事で手に入れた最後の1本であり、それでやっと種を取ることが出来たと言い、年間で1000本の「Brown Derby」の苗を販売していると言います。
―パイナップルピッグ トマトー
Garza女史は、今年は濃い紫色のチェリー種で、ピンクブランデーワイン、チェロキーパーブル、ブラックチェリーと交配した「Foxy Lady」を発表すると言っています。それは、ダークチョコレートにラズベリーソースをかけたような、一寸驚きの姿ですが、味が素晴らしく、誰もが育てたくなると言います。
Information: www.tomatomania.com
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