鮎と戯れて・・・魚族に感謝

東北地方を中心とした短い夏のあまり多くない鮎釣りの記録。家族に感謝して。近くの広瀬川の環境等にも拘るも、オフは時事問題も

何とも痛ましい、指導死

2017-10-20 14:12:20 | 思いつくまま

 雨です。昨夜からです。午前中よりも午後になってからの方が強く降っているような感じです。この分なら広瀬川の水量は増えることでしょう。 午前中は全くと言っていいほど水量に変化はなかったですが。  気温も上がりません。

  

 来週になれば台風も接近してきてさらに雨は強く降ることでしょうから、サケの遡上には好都合となるのではないかと思います。 でもこの雨、町内の事業としては非常に困ってしまう雨なのです。 22日は町内会主催の芋煮会があるからです。 

              

 恒例で河原で実施しています。記憶している限りでは雨で流れたりとかはなかったような。最悪の場合は澱橋の下で実施することになるかもしれません。子どもと高齢者(自分もですが)の参加が多いので、果たしてどうなるか。町内会長はどう判断するか?悩ましいところです。

 

 

 それにしてもやり切れません、この痛ましい事件は。 福井県池田町の池田中学校での先生によるいじめ事件、先生方による継続的な陰湿な生徒のいじめが生徒を死に至らしめた事件です。男子生徒が自殺したのは今年の3月14日のことですが、池田町教育委員会は4月に調査委員会を設置して調査していました。

 いろいろと呆れかえるようなことが判明して来ていますが、知れば知るほど救いが無いような気がします。教育の現場で、しかも担任(男)と副担任(女)から継続してのいじめを受けるなんて、今でも信じられません。  朝日新聞の見出しです。

 (16日)担任ら叱責 中2自殺   福井・池田町 教育長が謝罪

 (17日)副担任交代 対応せず   中2自殺 家族の要望に学校側

 (18日)「トラブルない」発言を撤回  福井・中2自殺  校長、遺族の抗議受け

 (19日)「指導死」  教師に厳しく叱られ自殺  動く遺族 広がる認識

 最初は生徒からのいじめによる自殺かなと思っていたら、そうではなく担任・副担任という学校の先生による度を超えたいじめ、こうなればいじめとかいうものではなく、パワハラなんてものでもなく”暴力そのもの”としかいいようがありません。

 学校現場における先生と生徒の立場は決定的に先生が実権を握っており、それだけでも生徒は弱い立場にあるというのに。こういうところに大学を出てすぐに学校現場に入った先生の人間性というか社会経験のなさ、少なさが子どもへの対応に大きな違いをもたらします。

 若くして一国一城の主みたいになってしまうのですから。まあいまは何かというと文句を言ったり、自己中心的な父母の増加という問題も顕著となって、先生が対応に四苦八苦している学校も多いようですが。何でも福井県は秋田県と学力テストで1位2位を競い合っていて、そのために敢えて学級に副担任を置いているようなのですが、それが今回の場合はいい方向には向かわなかったようです。

 いつも思うのですが、同僚の先生方や教頭・校長という管理職の対応のまずさですね。いい意味で他の先生方を巻き込んで、管理職の協力も得て解決すべき努力するという姿勢体制が採られないのは残念です。お互いに口を挟まないようにするというような不文律みたいなものがあるのでしょうね、多分。 生徒の生徒によるいじめの報道を読んでもそう思います。

 でも今回の池田中学校は、小さい学校ですし、子どもたちは小学校からの持ち上がりのような感じです。副担任は小学校では家庭科の先生もしていたようですし、子どもたち同士はみな知り合いのようなものでしょう。

 であるならば、中学生だし、2年生なんだし、自分たちの仲間が先生にいじめられている、先生に言葉による暴力を受けているという現実を何度も見てきているはずで、そういう仲間たちの間で何とかしようという動きが生まれなかったのか、そういう動きが全くなかったのであれば何故仲間を守ろうというような動きが生まれなかったのか、そのことに注目することはできないのでしょうか。

 これももしかして学力テスト至上主義の弊害なのでしょうか。生徒同士でも見てみぬふりをするという雰囲気が蔓延していたのか、常態となっていたのかどうか。そうであれば残念なことです。

 19日の「指導死」という新聞の見出しを見て、私はこう思ってしまいました。「指導死」ではなく、『死導師』の間違いではないかと。  何ともやり切れません。

 

 

      

 

       

 


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