桧木内川がそこそこ釣れているという情報をもとに釣り友と行って来ました。 東北自動車道から秋田道に入って秋田県角館市へ。途中見えたのが鳥海山でした。目にはもっと大きくきれいに見えたのですが、写真に撮ると大したことはないように見えたのが残念です。 小国川から見える月山が雪を残しているのと同じく、鳥海山も残雪が見えます。
数年ぶりに見た桧木内川はやはり渇水でした。 「秋田県一の放流数と最高の釣り場」と漁協のチラシにうたわれています。
上下の写真はオトリを買った漁協の売り場から見た桧木内川の上下です。日釣り券は1,700円、オトリ2匹で1,200円でした。 上の写真の釣り人は10匹くらいは掛けているのではないかと、組合員が言っていました。 下の写真の波立ちのところは岩盤で、真っ白になっていました。苔はついていないということです。
ここで日釣り券とオトリを購入して、上流部へ向かいました。 この川は45キロの範囲でアユ釣りが可能といっています。
向かう先は松原周辺です。
上の3枚の写真のところで竿を出しました。かなり渇水していることが分かります。でも、いい瀬が続きます。オトリを入れればすぐにでも野アユがアタックしてくるのではないかとワクワクするところです。
本当に水がきれいです。透き通っています。瀬の上、鏡の部分はどこまでも川底の石が見られます。まあ川幅が狭いのですが。 あまりに綺麗過ぎて、水清ければ魚住まずとならなければいいなあとさえ思いました。
最初に竿を出したのは1枚目の写真の右側(上流部)です。オトリアユは感心にも?よく泳いでくれました。対岸、上流と泳いでくれます。 でも、よく泳いでくれる割には掛かりません。野アユが追ってくれません。減水のためでしょうか、アユはどこかに避難しているのかも。
そうこうする内、待望の1匹が掛かりました。ハリ掛りして魚体をくねらせるのが見えます。掛かった瞬間が見えるというのは嬉しいものです。時間は掛かりましたが、ポツポツと掛かりました。といっても3匹だけですが。 そうそうタックルは、水中糸はフロロの0.125号です。(ダイワの時のもの。)
その下に対岸は崖で、荒瀬、急瀬から早瀬、平瀬に移るところがありました。その平瀬で泳がせていると、その日一番大きいアユが掛かりました。これも掛かったのが見えるのです。 この川のオトリは17センチくらいですか、最初に掛かった3匹もそのサイズでしたが、18,9センチはありました。その後15センチくらいのチビアユが掛かりました。10時から午後1時までで5匹のみ。
その後が掛かりませんし、お昼も過ぎたので、この場所はやめて、昼食後下流の玉川へ行くことにしました。
以下の写真は玉川です。 桧木内川は玉川に合流します。その玉川は雄物川に注ぎます。
場所は下延橋の下流域でしょうか(と思います)。 一気に大河川、まるで最上川に来たみたいな感じでした。 濁りはないのですが、素晴らしい水量、川幅です。 橋下右岸に一人釣り人がいましたが、我々はもっと下流の左岸から竿を出しました。
うっとりするような川です。 これでいい型のアユが掛かってくれたら、もう申し分ありません。腰下まで入っても川の中央にはまだまだで、左岸の半分も行っていません。 一見するとトロ場のようですが、押しが強いのです。川底は小粒の石が中心です。だから足元は動きます、足がとられます。
でも、気持ちいいものです。こんな広い川で伸び伸びと、どこにでも自分の好きなところで竿を出せる喜び。 釣り人を全く気にすることはありません。 体力に自信があればどこまでも入っていけますし、自分の好きなように竿を操れます。
しかしながら残念なことは、アユがいない、少ないことと型が小さいことでした。 私はここを500メートル以上も釣り下りましたが、掛かったのは2回のみ。それも急瀬で掛かったもので、何とかのされないように注意して左岸に寄せようとしたものの、バラシです。がっかり。 もう1回は確かにハリ掛りしたのに、サカバリが外れただけで、掛かりアユはついてきませんでした。
釣り友が5匹掛けましたが、小さい、桧木内川のアユよりもかわいいのです。 こんなに広く大きい川で、早瀬で大きなアユが掛かったらもう堪りません。堪えられないでしょう。 そうなのです、まだ早い、この川の盛期は8月以降でしょう。
結果として釣果0でしたが、何百メートルにもわたって竿を出せたので満足です。釣れなくても爽快でした。気分は良かったです。 本当にここで大きなアユが一杯掛かってくれたら、もう身体はクタクタでしょう。 これぞアユ釣りでしょう。 楽しみはとっておきましょう。
というような桧木内川・玉川での釣行でした。