鮎と戯れて・・・魚族に感謝

東北地方を中心とした短い夏のあまり多くない鮎釣りの記録。家族に感謝して。近くの広瀬川の環境等にも拘るも、オフは時事問題も

2011年シマノジャパンカップ東北大会

2011-07-10 20:52:47 | 小国川

 昭和20年7月10日仙台空襲にて亡くなった1,000余人の皆様のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

 

 行って来ました。 闘ってきました。 負けてしまいました。 厳しい釣りでした。 アユの小ささにびっくりです。

 ゼッケン番号91番。Bグループで下流域での釣り。

 きょうの参加者は合計で160人。当初の予定では180人とかで、その半分は90。つまり私の引いた番号91はBグループの一番、一番先にオトリをもらえ、一番先に好きな場所に入れる、ということです。でも、個人的には上流のAグループに入りたかったのです。上流域の方が何となくポイントが分かっていて釣り易いのです。全てがうまくはいかないものです。

 タックルは、竿はシマノの珪石90-95、シャツはがまかつ、ベストはダイワ、ウエットタイツはシマノで、タビはマミヤ、引き船はダイワ、水中糸はホクエツの複合メタル「乱0.06号」、ハリは??というもの。

 タビを消毒してから、オトリを2匹受け取り、下流に向かいました。といっても楽をしてABの境界線から50メートルほど下流の右岸に陣取りました。写真の丁度中心あたりです。水深深いところで膝上10センチくらい。

 きょうの小国川はくもりで暑くも寒くもなく、水量は平水、濁りなし。水温20度。ただし、苔はほとんどない状態で、石は滑らない。

        

 試合の開始は7時。7時から10時までの3時間です。陣取ったのは6時35分。25分は長い。頭を出している石があればそこに座るのですが、そのような石はありません。 糸をつけて竿を伸ばし、サカバリにハリをセットしてスタートを待ちます。右岸へチまで約10メートル。へチ際で小さいアユが跳ねている。よし!小さくてもアユはいる!何とかして掛けてやろうと燃えてきます。

 ブウオーという何か気の抜けたようなサイレンの合図。さっそくアユを取り出し、ハナカンをセットします。オトリとしては16センチくらいのいいサイズ。初めからごくらく背バリを使用しました。 

 嬉しいことにこの養殖オトリはよく泳いでくれるのです。右岸へチを泳がせながら引いていきます。元気についてきます。私のエリアの下流を泳がせていた時、何か重い感じがして、流されていきます。うん?!もしかして?掛かったかもと思いながら竿を立てると、掛かっていました、チビアユが。チビでも1匹は1匹、丁寧に慎重に引き抜き無事キャッチ。時は7時4分。開始早々の1匹。いいスタートです。これはもしかして、もしかするかもと早々と思ってしまったりして、・・・。

 12センチくらいかなあ、あまりに小さいのでオトリにはしませんでした。引き続き養殖オトリに頑張ってもらいます。しかし、ご多分に漏れず、後が続きません。いくらへチ際やへチと手前の流れの境界筋を引き釣りするのですが、追ってくれません。

 でも何とかかんとか、7時24分前と同じところで掛かった感触。上下の人とは竿1本分も空いていないので、下がるわけにはいかず、半ば強引に引き抜きます。といっても掛かってくるアユは養殖オトリよりもみな小さいのですが。2匹目は14,5センチあり、これはオトリとして十分通用するので、早速オトリ交換。

 それからが地獄でした。掛かりません。どんなに泳がせても。アユは跳ねているのですが。このアユは群アユですので追い気はなく、掛かりませんが、憎たらしいですね。私を嘲笑っているようです。場所移動しようと思っても、移動する場所はありません。 何しろ右岸へチ狙いの人、中央に立ち込んでいる人、左岸から竿を出している人と”3列”になっているのですから。

 ようやく掛かったのは8時10分です。この頃下流側の人にも掛かりましたが、上流側の人は掛かりません。これでもこの付近では私が一番掛かっているんのです。 3匹目の小さいこと。驚き桃の木山椒の木です。11センチくらいか。本当なら大会でなかったらすぐにリリースしますが大会ゆえどんなに小さくても1匹は1匹、員数に入ります。木の葉”アユ”という呼称がぴったりです。

 そのごまた当りがなくなったので、まだ1回も使っていない養殖オトリに出番をつくりました。これもよく泳ぐのです。8時30分4匹目が掛かりました。が、これもオトリにするにはあまりに小さく、引き船で保管です。

 ここまでお読みになれば、後はお察しがつくでしょう。そうなのです、その後は土壷にはまって、身動き取れないまま試合終了となってしまいました。長い3時間の戦いはかくして終わりました。

 掛け4匹+オトリ2匹=6匹 が今日の釣果でした。 検量の結果Bブロックは予選通過は8匹につき、見事落選でした。10匹以上釣る人もいるのです。これは腕の差でしょうか、場所の問題でしょうか、それとも両方でしょうか。

 

 この2枚の写真は一関大橋のすぐ上流の様子です。朽ち果てたヤナ場が右岸にあります。いい流れなのですが、如何せんアユが小さい。

 オトリ販売している名人に聞くと、いい型のアユは一通り釣り切られたため、今は小さいのしかいないのだと。 まあ、なんにしてもこれから、8月からが楽しみとなることでしょう。

 

 かくして、ジャパンカップは終了。来週はがまかつとダイワが待っています。どんな仕掛けで攻めればいいのか悩むところです。人と同じでは負けてしまいます。人と違う仕掛けで挑戦したいものです。

コメント (4)
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