きのうは失礼しました。眠くて眠くて。お陰さまで熟睡できました。5時まで目が覚めませんでした。
第25回ダイワ鮎マスターズ 南東北大会の参加報告です。 きのうはプロローグと思ってください。
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オトリアユを2匹受けとって下流域を目指しました。すぐ近場にしようかな、その方が楽だからというサボりたい心の声に、もう釣り人が入ってしまい、どこも入れるところがない、こうなったら最下流部まで行け!!当たって砕けろ!!というもう一つの声。この声が勝ち、歩きました。地元の人らしい人と歩きながら雑談、そのうち顔見知りの人とも合流し、3人でどこの場所がいいとか話し合いながら下流を目指し歩きました。(いいことを聞きましたが、それは秘密にします。個人的に試してみたいので。)
(下流域には月山が見えます。雪が残っています。)
歩くうちひとりふたりと入川したので、私一人とりあえずR13号線を目指します。50メートルくらい先の先行者は5,6人ですか。後をついていく格好でR13の手前で川に入り、中洲を下流に向かいました。
いいかなと思ったところには既に先行者が入っていましたが、1ッ箇所だけまだひとり入れるような場所がありましたので、とりあえず入りました。まず場所の確保、次は野アユの確保です。川幅は10メートルあるかないかと狭く、そのため水量がある急瀬から早瀬となっています。川底の大きな石も黒く見えて、もしかしてこれはいい場所かもと思いながら釣りの準備。
もう既に7時15分。ほかの人たちはとうに竿を出して釣りを開始しています。約25分歩きました。よくぞ歩いた、この歳で、褒めて遣わすと言い聞かせ、オトリを送り出します。 5分前後して流芯の右岸側で小気味いい当りが手元に伝わってきました。 大いに喜びながらも慎重にためて引き抜きます。オトリと同じくらいの、ということは今頃の小国川の鮎としてはかなり大きい野アユがタモに収まりました。
やったあー!幸先いいゲット、これは何とかなるかもと喜びながらベルトにタモを指、し浅いところで膝をつき引き船を引き寄せていたところ、”ポチャン”という音が聞こえました。アッもしかしてと思ったのも後の祭り。そうなのです、幸先よく掛かった野アユが逃げてしまったのです。 『野アユ逃亡!』 こんなことがあっていいのでしょうか?!去年はシマノの大会の時、深かったために鮎に逃げられ、今回は浅かったために逃げられました、・・・。
このショック、衝撃、実感できるでしょうか。ガッカリ、傷心、何でこんな目に合わなければならないのか、曇り空を見上げて恨みました。その間もカーブしている上流側の人は鮎を掛けています。瀬の開きというか、鏡状のところでよくか掛かっているようです。 悔しさと情けなさに満たされつつも、何とかしないとと自分に言い聞かせ、再起を図ります。
また、根掛り外しで流芯を渡った時です。思ったよりも流れが早く、深いのです。あと一歩のところで身体を保たれなくなり下流側に倒されましたが、右手の竿はきちんと持ち左手で態勢を立て直そうとしました。しかし、足が底の石に埋まったテトラに挟まりそうになり、慌てました。ついていません。
25分くらい経ったでしょうか、急瀬から早瀬の開き近くでようやく二度目の当たり。慎重に引き抜きました。今度は逃亡されないように十分注意してオトリ交換。 でもその後がなかなかやって来ない。その間も上流の人は面白いように竿を曲げている。また20分位して3回目の当たり。これも無事キャッチ。でもその後掛からないので思い切って移動することにしました。最下流部へです。ここの小石そこの浅いトロで泳がせで勝負に出ることにしました。
JRの鉄橋のすぐ上流部です。鮎もはねています。それまでは水中糸はホクエツの複合メタル「乱0.06号」でしたが、ここではフロロカーボンの0.125号としました。 オトリはよく泳いでくれましたが、野アユは追ってくれません。追ってくれないと掛かりません。焦ります。鉄橋を在来線の電車やときに山形新幹線のはやぶさ?も走ります。すぐ目の前を走るのを下から見るとかなり迫力があるものです。
なかなか釣れませんでしたが、そのうち目印がグイット引き込まれるのが見えました。このシーンはいいですよね、何回でも見たいものです。そうなのです、掛かったのです。見事な背掛り。でもいくらいいオトリをとっても次が続きません。鉄橋下のテトラポット周りを攻めてようやく1匹追加したのみ。 残り時間も少なくなってきました。
フロロで瀬を釣ってみようと思い、R13下の瀬に向かいました。ここにも最初は釣り人がいましたが、そのときは空いていました。この下には最初から釣れまくっている人がまだいたのですが。 9.5メートルの竿ではR13号の国道にぶつかってしまいます。竿操作を慎重にしながらオトリを瀬に沈めなければなりません。掛かってもすぐに竿を立てるわけにはいきません。
釣りにくいところだったので鮎が残っていたのでしょうか。風も出てきて釣りにくくなってきました。9時50分から10時10分くらいの20分でなんと何とナント4匹も掛かってくれたのです。最初の2匹は腹掛かり、後の2匹は背掛りでした。いやあ嬉しかったです、喜びの絶頂にいました。これでオトリ込み10匹となりました。今夏初の二ケタ台の釣果となります。
鮎のサイズですが、10日と比べるとかなり大きくなってきました。木の葉あゆは掛りませんでした。養殖オトリと同じ大きさの野アユが掛かってきました。 0,125号のフロロでも十分過ぎるくらいの大きさです。
10時半まで竿を出し、11時までに本部テント前に戻ればいいとなっていましたが、帰りのことを考えて10時15分頃には納竿し、20分頃帰途に着きました。行きと異なり帰りは足が重い。辛いワインディングロードとなりましたが、少しだけもしかして決勝に残れるかもしれないという淡い望みがあり、励みともなりました。
帰りは約30分かかりましたが、途中の分流で小学校の先生と生徒が川遊びをしているのを見かけました。いい風景です。ここ舟形町の人々にとって小国川はとっても身近な川で、みんなで大切にしています。河川敷には障害者用のトイレまで設置しています。
検量の結果は10匹。既に数十人が検量済みでしたが、その時点ではナント私がトップだったのです。そのため本部テント前で待機しておいて欲しいといわれました。そんなに釣果は厳しかったのか、可能性はあるかもと内心嬉しかったです。
(一関大橋から上流の様子)
でも、現実はとっても厳しく、B地区の最低ラインは11匹でした。あとで分かりましたが、11匹は2人、10匹は4人もいました。そうそうA、Bブロックとも各13人ずつが決勝戦に進めることになっていました。 これでは無理ですよね。 ダイワの試合では、同数の場合はゼッケン番号の若い方(少ない数字の方)が残ります。B179番では10匹だとしても無理な話しでした。
(ほぼ橋直下の様子)
ということで、今夏3回目の大会も予選落ちとなった次第です。だらだらしたブログをここまで読んでくださいましてありがとうございます。
(橋下流の様子)
今年の大会もこれで終了です。正直ホッとしました。これでもうチビ鮎とお別れできる、釣れない川に行かなくてもいい、と思うと嬉しくなります。
ついていなかったのは、オトリに逃げられたこと、危うく足に怪我をする所だったこと、ウエットスーツの下に着用するアンダータイツですが、先割れと思っていたら先丸だったことですが、ついていたことは、最後の抽選会で13リットルのクーラーが当たったことです。
ダイワの抽選会では本当にクーラーがよく当たります。これで3個か4個です。内大きいクーラーと今日のクーラーは釣り友に差し上げました。