鮎と戯れて・・・魚族に感謝

東北地方を中心とした短い夏のあまり多くない鮎釣りの記録。家族に感謝して。近くの広瀬川の環境等にも拘るも、オフは時事問題も

可音とあゆと

2011-01-04 21:29:19 | お知らせ

 池宮彰一郎原作の映画「最後の忠臣蔵」、ご覧になりましたか。2日に観てきました。結論をいえば、子どもの感想と言われようが、とってもよかった、いいものはいい!!と。大人の恋愛映画といったら怒られるでしょうか。お互いに抑えに抑えた恋愛、日本の場合は「恋愛」ではなく「恋」であると誰かが言っていたように記憶しますが、それはそれとして日本の慎み深い、忍ぶ恋、耐え忍ぶ恋の映画と思うのですが。

 それは年の差はありますよ、可音(かね)は16歳、孫左衛門は父親(それ以上)といってもいい年齢、0歳から男手で育ててきたわけで、元花魁だったゆうの協力がなければ不可能だったでしょう。

 成長していく中で孫左衛門の存在が、可音の中では保護者から愛情へ昇華されていく。うすうすそれを感じ取っていながら、武士としての使命を果そうとして、主従関係を前面に出してそれを押し殺していく孫左衛門。可音役の桜庭ななみ、とっても可愛い。初々しく可憐です。

 そして、ゆう役の安田成美、素晴らしい。着物姿も決まっているし、細い身体で表わす抑制された熱い思い、それを隠しながら孫左衛門を支えいく姿、まさに大和撫子なんていったら笑われるか。

 可音とゆう、と孫左衛門との間で交わされる日常の言葉、何気ない言葉にも深い思いやりと愛情が感じられます。そのため私にはこの映画は、とっても日本らしい恋の映画と感じられたわけです。

 それにしても人形浄瑠璃の効果的な使われ方、憎いとしか言いようがありません。≪曽根崎心中≫、女郎はつと手代徳兵衛の心中物語、浄瑠璃の世界で魅せる生きているかのような人形の動き、それと同時進行で進む物語。そして京都の竹林、竹林も何度も効果的に使われています。カラーではあってもまるで全編白黒映画かと思わせるような、抑えられた色調。こう見てくると何もかもが抑えられ、耐え忍ぶかのようにつくられた映画です。

 涙なくしては観られない映画ですが、心が洗われる映画です。是非とも一度はご覧になって欲しいと思わざるを得ません。その価値が十分にあります。俳優という者の凄さを改めて認識させられました

 ただ、個人的には最後の切腹のシーンはなくてもよかったのではないかと思うのですが。なぜあそこまでリアルに腹切り、そして頚動脈切りを見せなければならないのか。凄惨この上ないシーンです。武士の非情さを際立たせようとしているのでしょうが、そこまでしなくても・・・と思ってしまいます。実際の赤穂浪士の切腹も、苦しまないように、刀を腹に突き立てた時に介錯したようですし。血に弱い(貧血を起こしやすい)私としてはなおのことそう思うわけです。そういえば、「十三人の刺客」の最初の場面は切腹の場面でしたが、ここまでリアルではなかった。

 それはそれとして、可音は嫁ぎました。

                       

            ( 仙台にある寺坂吉衛門のお墓です )

 そしたら、ナントなんと何と私の大好きな歌手「浜崎あゆみ」も結婚しました。こちらは衝撃でした。ショックでした。相手がオーストリア人だったこともあります。何ということでしょう!!

 海外情報によると、シュワルツという夫は、あゆを利用しているのではないかと。毎日食べて飲んで遊んでいるような男とか。なんでこんな男と結婚したのか。がっかり、残念です。とはいってもこんごともファンとして、あゆを応援・支援してはいきますが。

 

 可音もあゆも結婚して新しい命を生むかもしれません。新しい生命が誕生する一方で亡くなっていく方もおります。今日釣り友の父上が83歳で亡くなり、お通夜がありました。亡くなる二日前の写真はひ孫を抱いて元気そうに見えました。生者必滅ではありますが、やはり人が亡くなるというのはこの上もなく寂しいものです。 合掌

 


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