いつものように朝5時半頃目が覚め、おもむろに手元のラジオのスイッチをONにしました。年のせいでしょうか、何時に寝ても早朝3時から5時の間に1回は目が覚めてしまいます。それはもう仕方のないことと諦めていますが、目が覚めると音が欲しくなります。恋しくなります。耳元にあるラジオをかけます。妻はうるさいからやめてくれといいます。だから極力低い音にして聴いています。私は夜中音楽をかけていても一向に構わない、その方がいいのですが・・・。
聴いているのは、NHKの「ラジオ深夜便」ですか、これはしっとりと聞くことができていいです。やけに張り切ってうるさいこともないし、大人の感覚でしっとり、時にしんみり聞かせてくれます。音楽も眠気を覚ますものということもないですし。聴いているうちにまた寝てしまうというのが日課といってもいいのですが、今日は朝遅かった(5時半頃)し、話しの内容が16年前の阪神淡路大震災のことでしたのでズーと聴いていました。
そうなのですね、今日1月17日は、16年前神戸や淡路島を中心として大きな地震が起きた日です。巨大な地震が発生したのが午前5時46分ということで、番組では男女のアナウンサーが交互に被災した人たちのメッセージを丁寧に読んでいました。
新婚の息子夫婦を亡くしたお母さんの話しとか、生まれたばかりの赤ちゃんを亡くした人とか、・・・。
16年といえばその年に生まれた子どもは高校生です。少ない金額でしたが、足長育英会だったかに寄付させてもらいました。その昔サラリーマンとして阪神甲子園に住み、阪神電車と地下鉄御堂筋線で大阪北区本町(御堂筋沿い)の会社に通っていたことがありますが、その時の同僚や先輩が住んでいましたので大変心配しました。すぐには連絡がつかなかった。大いに気をもんだことがありました。幸いにも全員無事でしたのでほっとしましたが。
そういうことがありましたので、わたしにとっても他人事ではなかったのです。6千人以上の人が一度に亡くなってしまうなんて、未だに信じられないくらいです。
大きな地震は何回も経験していますが、だからといって慣れるということはありません。逆にかえってますます怖くなっています。死が恐いからなのでしょうか、年をとるとともに死が怖くなってくるのかもしれません。
改めて阪神淡路大震災で亡くなられた方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
合掌
※ タイトルとは関係のない内容となってしまいましたことをお詫びします。