世の中はいよいよこれから咲く桜花で話しは持ちきり?ですが、綺麗な話しではなく、汚い話しで恐縮です。
写真は全て5日(月)5時過ぎに撮影したものです。午前中は霧雨から小雨でしたが、その後はやや本降りに近くなりました。テレビで映画を見てから、デジカメを持って傘を差して川に行きました。小雨に煙る広瀬川、分流を撮るのも悪くないなと思ったのですが、その気分に水を差したのが写真の下水口です。
明らかにこの流れは雨水ではなく、汚水、下水です。このくらいの雨でここの下水口から汚水が流れてくるとは・・・。ガッカリです。今更ガッカリしてもしょうがないことなのですが。
この汚水が流れ込んでいるのは、このブログで何度も紹介している広瀬川の分流です。そうなのです、この分流にはサケが一杯遡上して、産卵するようになったのです。そこに雨が降ると汚水が、雨水だけではなく汚水が流れてくるのです。残念です。
この下水口ができたのは、私が子どもの頃のことで、できたばかりのころは悪がきどもと中に入って遊んだりしたものです。こどもは優に立って入れるし、大人でも屈めば入れます。できてから50年は経つと思います。
その後仙台市は健康都市宣言をしたり、広瀬川の清流を守る条例を制定したりして広瀬川の環境の整備をしてきたのですが、この下水口はそのままでした。変わったのは頑丈な鉄の扉が設置されたことです。だから一気に流れ出すことはなく、一旦扉で止められてから扉の下から流れ出すという風になってきました。でも流れ出す水の中味は変わらないということです。雨水とともに流れ出てくる水には汚水がかなりの割合で(大量にといいたいのですが)流れ出すということです。
清流”広瀬川”という形容が本当に相応しいのか、恥ずかしくないのか個人的には極めて、残念至極です、まだまだ清流と言うには程遠いとまでは言いませんがおこがましいと感じます。
この3枚の写真は、少しか流域にある雨水吐露口ですか。この設備は後から作られたものです。説明板があり、基本的には雨水が流れるが、汚水も少し混じって流れることもあると説明されています。
ここもできた頃は、子どもたちでくぐって遊んだものです。四つんばいになってかなりの奥まで入っていきました。最初は雨水も流れていないのかと思いましたが、よくみると流れ出していました。下の写真の中央部分です。
ここも最初は中に入るのを遮るものはなかったのですが、後からこんなに立派な立入禁止の鉄の柵が設置されました。
ここのような排水ならいいのですが・・・。