鮎と戯れて・・・魚族に感謝

東北地方を中心とした短い夏のあまり多くない鮎釣りの記録。家族に感謝して。近くの広瀬川の環境等にも拘るも、オフは時事問題も

こんなことが・・・

2008-09-08 18:08:57 | 広瀬川

 毎週月曜日は、午前中と午後一番の日程がほぼ決まっていて、川に入れるのは午後3時過ぎからとなります。

 

 昨日は雨の中地元の、それもすぐ近くの広瀬川に午後から入り一応7引きは釣れました。 それで明日の分として、養殖鮎1匹、掛けたアユのうち小さいのと大きくて元気なアユの3匹を活けて来ました。 昨日のブログのとおりです。

 

 午後3時過ぎに戻ってきて、準備をして川に向かいました。 そしたら嫌なものを見てしまいました。 今年は初めてですが、投網です。もう解禁になっているのですが、これまでは見たことがなかったです。 もっとも平日の日中やられていればわからないわけですが。

 一人だけだったのでまだましです。これが3人くらいがグループになって、連携して投網を投げ入れられたりしたら、それこそ一網打尽です。 規則では集団での投網は、たしか禁止となっていると思いましたが。

 

 投網はあまり波立ちのない、深くはない平瀬を狙いますが、これでは平瀬の泳がせは無理で、深いところを攻めるより他はないと思いながら、昨日活けたタモ缶へ。 3匹とも無事生きていることを願って・・・。

 

 しかし、現実は厳しい。中には2匹のみ。しかも1匹は死んでいる。元気な大アユは逃亡したらしく、中には養殖アユと小さい掛かりアユの2匹のみ。死んでいたのは養殖アユ。このアユは昨日は1回も使わなかったのに。

 どちらかというと、養殖の方が強いと思っていたのに、現実は違っていた。

 

 でも、まあ1匹は元気に生きていたので、これを使って釣りはじめるより他はないと、思い直し、投網の人よりも早く下流の昨日よく釣れた岩盤の瀬に向かいました。

 いちおう場所は確保(既に投網を打たれているかもしれませんが、それはそれとして)。川の中の大きな岩に渡って釣りの準備開始。

 今日の水量は最高潮といっていいかも。澄んでいるし、水量も落ち着いている。これで釣れないはずはないと思わずにはいられません。

 いわばワクワクしながら竿を伸ばし、水中糸を出します。タックルは、竿はオリンピックの引抜急瀬90、水中糸は昨日と同じ複合メタルの尺鮎0.3号です。 

 竿も糸も準備完了し、ハナカン周りを調整して、8号の3本イカリをセットしました。そして、しゃがみこんで引き船から貴重なオトリアユを取り出します。 いつもはタモに、水を減らした引き船を入れて使用するアユを取り出すのですが、今日は1匹しかいないということで、引き船からタモにジャーとあけました。 確かにオトリアユは1匹タモの中に入りました。

 

 ハナカン周りを再調整していると、ピョンという音が聞こえました。パシャというほうが現実には近いかも。

 

 何気なくタモの中を見たら、いない、いないのです、アユが。 居た筈のアユの姿が見えません。 さっきのピョンorパシャという音は、なんとナント何と貴重なオトリアユがタモから逃げ出した音だったのです!!!

 

 こんなことがあっていいのでしょうか!!今からいざ勝負というときに、肝心のオトリアユがハイ、サヨウナラです。オサラバです。ガーン、GAAA~NNNです。

 

 今までになかったこと。ハナカンを通そうとして滑ったりしてアユに逃げられたことはありますが、タモの中から逃げられたのは初めてです。

 ショックです、大ショックです。

 

 しばし呆然、呆然自失。天を仰ぎ、水面を睨みます。

 悔しい、絶好の川の状態なのにィ~・・・・嗚呼~ああ~アア~

 

 オトリを買いに行くか??ルアーを持ってくるか??何分くらい岩の上に立っていたことでしょうか。

 仕方なく竿を畳みます。水中糸を巻き戻します。ハリをケースに戻します。

 

 意地?を張って長くいたような、少なくとも投網の人には来てもらいたくないので、友釣りをしているような格好を続けたわけです。彼の姿が上流に消えてから、竿等を戻しました。

 

 

 何という日でしょうか。 こんなこともあるのですね。悔しいけどこれも現実。今日はすっかり諦めようと思いました。気を取り直して?帰宅の途へ。

 

 惨めですねえ~。

 

 帰りながら思いました。今度ガラガケ(コロガシ)をしてみよう。ガラガケでオトリをとって、それから友釣りをしようかなと。 

 今年ガラガケの竿を買ったものの、北上川や最上川で使う出番がありませんでした。 今度広瀬川で使ってみよう。昔の感を取り戻そう。そんなことを考えながら、藪をこいで戻ってきました。

コメント (2)
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