鮎と戯れて・・・魚族に感謝

東北地方を中心とした短い夏のあまり多くない鮎釣りの記録。家族に感謝して。近くの広瀬川の環境等にも拘るも、オフは時事問題も

見ましたか?

2006-10-17 23:17:27 | お知らせ

 日本テレビの「恍惚の人」をみましたか?

 三国連太郎の迫真の演技、凄いの一言、さすがプロ中のプロ。有吉佐和子原作ですが、それを現代版にアレンジしたドラマですが、・・・。

 

 昨日の約束は明日にします。

 9時過ぎからの途中から見ましたが、身につまされるドラマで、見たくないと思いつつも見続けてしまいました。

 三国連太郎扮する呆け老人と自分の母親とがダブってしまって、ああそうだった、全く同じだ、いや現実はもっとひどかったとか、母が元気な、暴れるは暴言を吐くはという徘徊老人から次第次第に衰えていき、車椅子生活になり、脳梗塞になり、喋ることもできなくなり、あまつさえ自分で食べることもできなくなってしまった、自分の母親。どうしても重ねて見てしまいました。

 

 私の母親は今は元気です。でも、特別養護老人ホームに入っています。

 思い起こせば、平成12年頃からです。母の様子がおかしくなったのは。ジワジワと症状は悪化し、アルツハイマーの痴呆症と診断され、それからは本当に家族全員が翻弄され、一日たりとも心が休まることがありませんでした。 テレビドラマのように、夜になると家中を徘徊し、我々を寝かせてはくれませんでした。

 テレビでは家族は全員立派過ぎるくらい立派な家族です、現実はそんなに甘くはないです。私は、これが自分の実の母親かと思うと、あまりの情けなさに(いいわけにはなりませんが)、今大きな社会問題となっている老人虐待に該当するようなことをしてしまいました。今でも大きなトラウマとなっています。

 

 このことは、これからじっくりと書いていきたい、痴呆性老人を抱えて苦しんでいる家族にあて、そのような団体向けのホームページとかで実例を紹介し、少しでも励みというか、苦しんでいるのは自分だけではないのだとすこしでも気持ちが楽になってくれればいいかなと思っています。ドラマを見て、改めてそう思いました。

 

 「いろいろお世話かけましたねえ」というドラマの最後の言葉。母がこのような言葉を私の妻に言ってくれれば、言えるようになってくれれば最高に嬉しいなあと心から願っていますが。なんのかんのといっても、一番親身になって世話をしてくれたのは妻ですから。

 

 ドラマを見ていて、涙が出てきました。

コメント (1)
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