鮎と戯れて・・・魚族に感謝

東北地方を中心とした短い夏のあまり多くない鮎釣りの記録。家族に感謝して。近くの広瀬川の環境等にも拘るも、オフは時事問題も

ご存知ですか、チャカポコ。

2006-10-09 21:39:12 | お知らせ

 9月30日と10月1日の二日間、町内の縛り不動尊のお祭りがありました。このことは既にお知らせしております。30日のお祭りの前夜祭・イベントにて私は造作コーナーの担当として長年にわたり活躍してきたことも。造作コーナーのメインは竹でのものづくりで、いろんな物を作ってきました。

 

  写真は、チャカポコという、いわば竹の剣玉(けんだま)です。他の地方にもこれと似たようなものがあるのではないでしょうか?あるのであれば、是非ともこのブログにコメントをお願いします。

 考えてみると、このチャカポコなるものは私が子どもの頃からありました。木製の剣玉はとても手にすることはできませんでしたが、昔なら当然のこととして、できるものは何でも作る、自分で作って遊んだものでした。 

 チャカポコの他に、弓と矢、そり(雪と接する部分に火であぶって曲げた竹を使う)、刀、バットの代わり(三角ベースの野球がありました。ゴムのボールでしたが)、釣り竿、糸電話、ぶんぶんこま、竹馬、竹やりはないな、物干し竿、竹での柿取り、足踏み竹、・・・。

 

 このチャカポコは、よく考えられていると思います。節をうまく使っています。写真は糸、水糸がついていますが、別に糸は付けなくても構いません。なくならないためにも、首からかけられるように糸があったほうが何かと便利ですし、硬いところに落として壊れてしまうということも防ぐことができます。

 遊び方を説明するのはかなり困難です。節のあるほうを、細くした竹で受けるというのが基本ですが、その受け方は何種類もあります。基本は節のないほうの竹を手に持ちます。けれど、その逆もやってみるとおもしろいものです。その分面白くなります。

 このいわば昔からの伝統的な?遊び方を子どもたちに伝えていこうと努力しています。単に遊ぶだけではなく、自分で作らせて、自分の遊ぶものは自分で作らせるという方針で臨んでいます。

 作るためには、のこぎりを使いますし、ナイフも使います。鉈(なた)も使います。使わせるほうとしては、常にはらはらどきどきしていますが。幸いにも怪我がないのが救いです。

 

  「松の事は松に習え、竹の事は竹に習え」(松尾芭蕉) 

 「竹に上下の節あり。しなやかに生きるには人生においても節目を作っていくことが大切」(龍源寺・松原和尚)


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