例によって、朝日歌壇に掲載された短歌二首。
「最上川の明神淵に飛び込んでウナギを突きし少年の夏」 (山形県 高橋まさじ)
「多摩川のこの広大なる空間が蝉一匹の声に満たさる」 (昭島市 奥山公子)
川の名前が挿入されていた短歌です。
明神淵が何処にあるのかは分かりませんが、少なくともこの少年はいわゆる「ヤス」という魚を突く道具をもってウナギを取っていたようですが、たまたまウナギが穴倉(棲みか)から出てきたときをねらったということなのでしょうか。
普通川底を泳いでいるウナギを見ることは少ない、めったにないのではないかと思うのですが。
でも、私にも小さい頃の川でのウナギとの思い出があります。手には網を持っていたのか、持っていなかったのか分かりませんが、川に入っていた、膝上までも入っていたと思いますが、何と目の前ですが、もっと深くなっているところをウナギがゆっくり泳いでいるではありませんか。
興奮しました。うわあ!凄い!とりたい、でも深くて近づけない、じっと見ているより他はない。そのときの悔しさといらだち感、そして凄いという感動感、見とれてしまったようでもあります。かといって巨大なウナギということではなかったのですが・・・。
同じ魚でも、ウナギのあの泳ぎ方、蛇に似ているといえないこともないですが、あのゆったりと体をくねらせての泳ぎ方は納得させるものがあります。そういえば、私は蛇も好きです。子どもたちも好きで、触るのは平気です。
二首目も納得するものがあります。今年の蝉はどういうわけか、ミンミンゼミが圧倒的に多かったと思うのですが、どうでしょうか。ここまで多くなると、アブラゼミがとても懐かしく感じられます。 そういえば、もうセミの鳴き声が一気に、めっきり聞かれなくなったように感じます。淋しいです。
※カワセミ会員の皆様へ;
25日に小国川であったTTさんから電話がありました。ブログでは35匹と書きましたが、何とその後も入れ掛りで70匹となったそうです。午後は私と同じく長沢堰堤下に入ったのですが。凄いですね。凄すぎます。さすが名人級です。
さらに、28日は寒河江川に入ったそうです。慈恩寺橋の下流から下っていって、やはり70匹近くかけたそうです。絶句です。 寒河江川のほうが小国川よりも型は小さかったということです。
クラブでの大会では、金山川で最高の人は65匹だったそうです。あの真室川の左岸に流入してくる小さい川ですが。
ではどうやれば、そこまで釣れるか。 水中糸はナイロンの0.125号。場所はチャラ瀬かトロ場。上泳がせにしないと掛かりが悪い。静かにじっと動かずに鮎を泳がせること。忍耐と集中。入らないで済むのであれば、川には入らない。泳がせ・上泳がせにつきます。
9月4日に釣行する人は、そのつもりで仕掛け等を用意してください。