京都八幡高校レスリング部・京都八幡ジュニアレスリングクラブを指導する監督・浅井 努の日記

剛毅果敢(ごうきかかん)をキャッチフレーズに全国優勝を目指す。

裏での努力

2014-04-13 | 教訓
全国選抜大会の時に、森垣がお世話になっている八角部屋の長谷川さんと飲んだ時に、横綱・輪島の話しが出ました。
その長谷川さんから、いままで実績を残してきた強い多くの学生出身の力士がいましたが、意外にも横綱まで登り詰めたのは、輪島ただ一人だけしかいないということを聞かされてビックリしました。
その輪島に関わる話しです。

昔、輪島という横綱がいた。
強い横綱だったけれど、マスコミ受けは悪かった。
不真面目で、稽古嫌いということになっていた。
俺が、部屋に遊びに行ったときも、たいてい遊んでいた。
「輪島さん、稽古しないの?」
俺がそう言ったら、輪島が笑った。
「だってよ、記者とかいっぱい来ているときに、稽古なんかしてたら格好悪いじゃん。
俺さ、そういうの大嫌いなんだ」
練習なんかしないでいつもぶらぶら遊んでいるくせに、本場所になったらやたらと強い。
それが輪島の、言うなればスタイルだった。
そのスタイルを通すために、実際には人に隠れてトレーニングを重ねていたというわけだ。
マラソンまでしているという噂を聞いて、
輪島に「ほんとなの」と聞いたら、
人には言うなと口止めされた。
「相撲の稽古だけしたって、駄目なんだよ。
走って足腰鍛えなきゃ勝てないの。
だけど、そんな話しを人に知られたら、格好悪いだろう」

北野武さんの著書 「超思考」幻冬舎より

結果が出ている人の裏に、努力あり!
誰にも負けないくらいの努力を陰でしていたということです。
このぐらいやらないと頂点には立てないということですね。
京都八幡の選手の努力なんて、まだまだですね。


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