京都八幡高校レスリング部・京都八幡ジュニアレスリングクラブを指導する監督・浅井 努の日記

剛毅果敢(ごうきかかん)をキャッチフレーズに全国優勝を目指す。

やる気

2011-11-22 | 考える
レスリングのみならず、どんな種目であれ、スポーツでなくとも勉強、仕事でも「やる気」がなければ上達しないし、力をつけることはできません。
「やる気」がないと「行動」に移せない・「行動」できない。「やる気」が先で「行動」が後という感覚があります。
しかし、最近、そうとうは言えないと感じています。「やる気は、体を動かしたり環境からも生まれる」ような気がします。

私事ですが、選手たちが毎日練習に取り組む姿勢を見て、私も自分なりに何かに挑戦したく、レスリングではありませんが、12月に奈良マラソンに出場します。
いままでハーフは4回出場した経験はありますが、42歳になって初めて42.195㎞の未知の世界に挑戦します。
目標は4時間切りで、この10月31日からの1週間は軽めに走り、11月7日から本格的に毎朝、練習を続けています。
練習といっても、毎朝、学校の外周820㍍×10周=8.2㎞を走ること。このコースを1週間月~土の6日間走り、60周・48㎞を走りきること。をノルマにしていますが、このコースは、正門前の約200㍍の坂に、下りが約200㍍と、半分以上、上り・下りが入り交じるコースで、普通の平坦コースとは違い、毎日10周とはいえ、やる気があっても、走る前はかなり苦痛です。しかも、朝7時~の選手の朝練習と一緒に走るため、朝早く起きて、学校に着いたら即走るという感じなので、走る前のモチベーションは低く、しかも、正門前の上り坂を見ると「このきついコースをこれから10周も走らなければいけないのか…」と最初はいつもそう思ってスタートしています。しかし、3周程度走って身体が温まってくると、気分が乗ってきて身体も楽に感じ、「よしっ」という気持ちになり、正門前の坂道もリズム良く駆け上がれ、10周後は気持ち良い汗を多くかき充実感でいっぱいです。ゴール後はスタート前とは偉い違いです。

いまのは私の経験から感じたことですが、他には、毎日朝起きるのが苦手な人。しっかり目が覚めるまで待って、それから起き上がるというのはあり得ません。そんなことしていたら昼になってしまいます。たいがい、時間に切羽詰まって、どんなに眠くても、とにかく布団から出る。トイレに行って洗面で顔を洗う。それでようやく頭が冴えてくる。
勉強でも同じです。最初は面倒に思っても、始めて5分、10分も経過してくると気分が乗ってくる。受験生が、合格したい大学の下見をするのも、これと似たところがあると思います。大学の教室とか講堂に入って、自分がそこで授業を受けている様子を想像してみると、「よし、やってやろう」という気分になる。こういう風に、目的の場所に体ごと持っていくのは、やる気を引き出すと思います。

「やる気」が先で「行動」というのが、本来の筋だと考えますが、その逆の「行動」が先で「やる気」が後からついてくることもあるように感じます。こう思うのは私だけでしょうか?

ようは、選手たちには、あれこれ思ったり・考えたり・悩んだりしようが、「とにかく動け」「とにかく練習しろ」「とにかくやってみろ」「とにかくとことんやれ」と言いたいです。








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