自分の職階が上がれば、それだけ発言力(影響力)が増すのだろうけど、
まだその拡大範囲というものがわかっていなくて、
とりあえずいままで続けてきたスタンスを保ち続けている。
思い出すのは入社2年目。
弊社に提案賞というものがあって、
まあ、よくある業務の改善コンクールなんだけど、
その新人賞と最多提案賞を受賞したので、
人事部から「課長研修でどうやって受賞に至ったかを話してくれ」という
オファーを受けた。
もちろん、課長クラスの人たちに若手を活性化するための
起爆剤として僕を投入したのだろうが、僕はその場で課長のみなさんに
「提案コンクールなんていらない」という話をしました。
7年前のことなんで、詳細までは覚えていないけど、
形骸化したコンクールでいくら賞を取ったところで、
受賞者はうれしくもないし、会社が変わるとも思えない、
という理由だった気がする。
まあ、入社2年目の社員がそんなことを言っても
「若いなあ」という目で見られてちゃんちゃんと終わるんだけど、
入社8年目の係長がまったく同じスタンスで各会議で
縦横無尽に発言している。
はっきり言って、それなりに筋が通っていることを、
言われる方は結構つらい。
つらいのも分かる。
でも、なあなあな感覚で続けるくらいなら、
止めたほうがいいことはあるし、
アイデアが必要ならばいくらでもいっしょに考える。
そんな気持ちもありつつ、
それでも、言われるほうはつらいだろうな。
もうちょっと自粛しよう。