少年の日々

はじめて考えるときのように

どんより

2011年07月09日 | Weblog


自分の職階が上がれば、それだけ発言力(影響力)が増すのだろうけど、

まだその拡大範囲というものがわかっていなくて、

とりあえずいままで続けてきたスタンスを保ち続けている。


思い出すのは入社2年目。

弊社に提案賞というものがあって、

まあ、よくある業務の改善コンクールなんだけど、

その新人賞と最多提案賞を受賞したので、

人事部から「課長研修でどうやって受賞に至ったかを話してくれ」という

オファーを受けた。


もちろん、課長クラスの人たちに若手を活性化するための

起爆剤として僕を投入したのだろうが、僕はその場で課長のみなさんに

「提案コンクールなんていらない」という話をしました。


7年前のことなんで、詳細までは覚えていないけど、

形骸化したコンクールでいくら賞を取ったところで、

受賞者はうれしくもないし、会社が変わるとも思えない、

という理由だった気がする。


まあ、入社2年目の社員がそんなことを言っても

「若いなあ」という目で見られてちゃんちゃんと終わるんだけど、

入社8年目の係長がまったく同じスタンスで各会議で

縦横無尽に発言している。


はっきり言って、それなりに筋が通っていることを、

言われる方は結構つらい。

つらいのも分かる。

でも、なあなあな感覚で続けるくらいなら、

止めたほうがいいことはあるし、

アイデアが必要ならばいくらでもいっしょに考える。


そんな気持ちもありつつ、

それでも、言われるほうはつらいだろうな。


もうちょっと自粛しよう。