MBAで教える「交渉術」

MBA留学先での「交渉」の授業内容を配信。といっても最近はもっぱら刺激を受けた本やMBAについて。

いつも「いいこと」が起きる人の習慣

2008-07-10 | 雑記
掲題の本を読みました。
(トマス・レナード、三笠書房)
以前に一度読んだことがあり、再読してみました。

原書は「Portable coach」という、アメリカではこの手の本の草分けとして相当有名な本で、ビジネススクールでもおススメの本として紹介されていた記憶があります。
(考えてみたら留学当時既に和訳版を持っていたので、買わなくて良かったわけですが)
内容は、自分を画期的に改善し充実した人生を送るためのコツを、21の法則にまとめたもの。

-"一点集中主義"で生きると不安は吹っ飛ぶ
-"直球勝負"の人ほど打率が高い

など。
良書だと思います。

とはいえ今回興味深かったのは、前回読んだときに感じた感動や「なるほどそうだ!」という気持ちが湧かなかったこと。
勿論一度読んだことがあるから、という面はあるかもしれませんが、前に読んだのはもう5年も前で、細かいことは覚えていませんでした。

何が違ったのかというと、

-21の法則の半分位まではもう実践してるかも

と思えたからでしょう。
5年前はこういう自己啓発系の本自体ほとんど読んだ事もなかったし、下っ端サラリーマンとして追い使われて目の前の現実が結構暗かったので、

-そうだ、そうしなければ駄目なんだ!

と「目から鱗」感があったのですが。
こういう本をただ読むだけでは現実は何も変わらないと思いがちですが、さすがに同種の本を累積して読んでいくと、そのうち効果があるということなのかもしれません。

いずれにしても、こういう本の正しい使い方は一種の自己啓発計測器であり、書いてあることがどの位自分にとって

-当たり前だし、既に実践していること

なのか、をチェックするために読むくらいが健全な読み方なのかもしれない、と思います。


コメントを投稿