MBAで教える「交渉術」

MBA留学先での「交渉」の授業内容を配信。といっても最近はもっぱら刺激を受けた本やMBAについて。

あらしのよるに

2007-01-22 | 雑記
掲題の映画をDVDで見ました。
数年前公開のアニメ映画です。

羊と狼が嵐の夜に相手をそれと知らずに友達になってしまう。
友情が生まれるが、周囲の環境がそんな友情を許さず、互いに自分の仲間から追い詰められた二匹は思いがけない行動に出る…

という話。

絵が美しく、前半~中盤は人生のアイロニー(仲良くなることが許されない社会の掟)もうまく描かれていてけっこう引き込まれたのですが、後半はちょっと…

一言で言うと、ストーリーとして「蛇足」な感がぬぐえませんでした。

やはりちょうど良いところで切り上げる、結末は見る人の想像に任せる、といういさぎよさも重要かなと思いました。
素晴らしい結末のアイデアが先にあれば別ですが、親切心で長々と描きすぎると、折角の良い話もどうしても無理が出てくる気がします。

見世物全般にそうだと思うのですが、

-やられた…!

という良い意味での期待の裏切られ感が欲しいし、そのためにはあっさり短く終わるのも手かな、と。
自分も説明資料などついこれでもかと書きすぎてしまう方なので、注意したいところです。