掲題の本を読みました。
(岡田斗司夫著、新潮社)
体重117キロあった著者が独自のダイエットで体重を一年で50キロ落とした、その方法論の紹介本です。
といっても純粋なダイエット本というよりは、自己管理の手法全般につながる考え方を面白おかしく書いた本だと思います。
(そういえば大学時代に同著者の講義があり、聴講した記憶があります)
自分は太っていないので、体重を落とすダイエットには興味がありませんでしたが、読んでいて「なるほど」と思わせることがいくつか。
1.「ダイエット」は、万人に通じる話題
著者も書いてますが、「ダイエット」と言われると(程度の差はあれ)誰でもちょっと興味があります。
まして劇的な成果があった実例と言われると、確かにこれは最強の話題かもしれません。
しかもそれが我慢や怪しい手法を一切使わずに実現したとなると。
2.「徹底記録」と「自分の弱さを認める」ことが行動変革のカギ
著者のダイエット法の肝は、(特にダイエット初期は)
+毎日体重(できれば体脂肪も)を計測する
+自分が口に入れたモノを全て毎日メモに取る
+無理に食生活を変えず、あるがままの実態を見る
+すると、不要な間食やメニューの偏りを痛感し少しずつ自制が効いて食生活が直っていく
というあたりですが、
-実態をデータで正確に捉えて解決策を見つけ、
-無理な我慢をせずとにかく続けられることを重視し、
-自らちょっとだけ変えようと自然に思うように仕向ける
といった、変革の基本をおさえている点が企業変革にも通じるものがあると思います。
自分の日常の行動記録と言うと、日記が一番典型的だと思いますが、日記だと毎日何となく思ったことを書いてしまいがちなもの。
項目を決めて機械的にとにかく記録することは重要だと思います。
筆者も毎日就寝・起床・仕事開始・仕事終了時間は記録して、自分が一週間で何に何時間使っているか把握しています。
おかげで仕事を無駄に長くやらないようにする抑制は働いている気がします。
また逃げ道を用意することも長続きの要諦。
ハウツー手法を考える際に、こういう「べき」論で追い詰める方向と逆の、心が許された感じになる方法論は、結構大事な気がします。
何でも自己批判、反省ばかりしているとそれ自体が強烈なストレスになりますし。
「楽しく無理せず習慣にして頑張る」
のがポイント、と言う感じでしょうか。
(岡田斗司夫著、新潮社)
体重117キロあった著者が独自のダイエットで体重を一年で50キロ落とした、その方法論の紹介本です。
といっても純粋なダイエット本というよりは、自己管理の手法全般につながる考え方を面白おかしく書いた本だと思います。
(そういえば大学時代に同著者の講義があり、聴講した記憶があります)
自分は太っていないので、体重を落とすダイエットには興味がありませんでしたが、読んでいて「なるほど」と思わせることがいくつか。
1.「ダイエット」は、万人に通じる話題
著者も書いてますが、「ダイエット」と言われると(程度の差はあれ)誰でもちょっと興味があります。
まして劇的な成果があった実例と言われると、確かにこれは最強の話題かもしれません。
しかもそれが我慢や怪しい手法を一切使わずに実現したとなると。
2.「徹底記録」と「自分の弱さを認める」ことが行動変革のカギ
著者のダイエット法の肝は、(特にダイエット初期は)
+毎日体重(できれば体脂肪も)を計測する
+自分が口に入れたモノを全て毎日メモに取る
+無理に食生活を変えず、あるがままの実態を見る
+すると、不要な間食やメニューの偏りを痛感し少しずつ自制が効いて食生活が直っていく
というあたりですが、
-実態をデータで正確に捉えて解決策を見つけ、
-無理な我慢をせずとにかく続けられることを重視し、
-自らちょっとだけ変えようと自然に思うように仕向ける
といった、変革の基本をおさえている点が企業変革にも通じるものがあると思います。
自分の日常の行動記録と言うと、日記が一番典型的だと思いますが、日記だと毎日何となく思ったことを書いてしまいがちなもの。
項目を決めて機械的にとにかく記録することは重要だと思います。
筆者も毎日就寝・起床・仕事開始・仕事終了時間は記録して、自分が一週間で何に何時間使っているか把握しています。
おかげで仕事を無駄に長くやらないようにする抑制は働いている気がします。
また逃げ道を用意することも長続きの要諦。
ハウツー手法を考える際に、こういう「べき」論で追い詰める方向と逆の、心が許された感じになる方法論は、結構大事な気がします。
何でも自己批判、反省ばかりしているとそれ自体が強烈なストレスになりますし。
「楽しく無理せず習慣にして頑張る」
のがポイント、と言う感じでしょうか。