カリタス小学生殺傷事件と異端者狩り

２０１９年５月２８日午前午前７時４０分ごろ
川崎市多摩区登戸新町の小田急線登戸駅周辺で
スクールバスを待っていた私立カリタス小学校の
児童ら１９人が男に次々と刺された事件を受けて


柴山昌彦文部科学相が「通学路の安全点検とともに、
不審者情報をしっかりと共有、周知をしていくことなど
政府をあげてしっかりとした対策をとっていく必要がある」
と会見で語ったそうだ。


文部科学相が「不審者情報をしっかりと共有、周知をしていく」
と異端者狩りを公言していいのか?
差別を助長しているとしか思えない。

不審者と犯罪者が違うのは
未確認飛行物体と敵機が違うのと同じ。

不審者のレッテルを貼って差別をするのはやめよう。
どんなに不審者を排除したところで
「まさか、あの人が」という犯罪はなくならない。

いろいろな裁判を傍聴した経験から言って
犯罪者が必ず悪人面しているわけではない。
人相悪いから悪人だと決め付けるのも差別だ。

「子供を守ろう」という名目で異端者狩りをするな。
そうゆうファッショ的な流れが怖い。
東京五輪で来日した外国人を不審者だと
攘夷するんか?
尊王攘夷が令和の時代に復活だ。


2019年3月に茨城県に行ったら
「街かどで　見知らぬ顔に　要注意」
という警察署の看板を見かけたけれど
これも、よそ者に対する差別だ。

この国には同和問題とは別に
不審者という名の差別が厳然とまかり通っている。


「行ってらっしゃいと伝えたばかり」バス停の娘に切り傷 朝日新聞



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